【読書⑨】〜『「上一色」の(秘)育成法<プロをも輩出する中学野球チーム>』を読んで〜
今回の投稿では、今年の夏休みの間に読んだ本を短めに紹介します。

上一色中元監督・西尾弘幸先生
東京都にあります江戸川区立上一色中学校で野球部の監督を務めておられた、西尾弘幸先生の書籍です。
西尾先生のプロフィールは、こちらをご参照ください。
中学野球界では、非常に有名な先生です。
毎週のように、全国各地から教えを請いにさまざまな方が上一色中にいらしており、西尾先生も快く受け入れてくださっていたようです。
私も直接お会いしていろいろなお話を伺ってみたかったのですが、残念ながら西尾先生が4月末にご逝去されたと報道で知りました。
西尾先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
本書を読んで
本当なら直接お会いしてお話を伺いたいと思っておりましたが、残念ながらその機会は叶いませんでした。
しかし、本書が発売されていることを知り、少しでも西尾先生の考え方を吸収したいと思い、購入して読んでみました。
本書の中で、私が最も深く共感したのは、第3章「強いチームを作る考え方」と、第4章「高校につながる技術の習得」の中の「さまざまな変化をつけて選手に刺激を与える」という節です。
第3章「強いチームを作る考え方」では、練習試合の中での指導、選手起用、戦術など、私の指導観・野球観とほぼほぼ共通しており、驚きました。笑
特に、「チームの基本は『打ち勝つ野球』 足も絡めて積極的攻撃を仕掛ける」の節では、走者1塁時の攻撃について触れられていますが、まさしくこれは前任校で取り組んでいたことですし、私の取り組みたい野球です。
また、第4章「高校につながる技術の習得」のなかの、「さまざまな変化をつけて選手に刺激を与える」という節では、私の以前の投稿「【指導観③】〜“脳”に刺激を与える〜」で記したことと共通する点が読み取れます。
同じような考え方の先生だとは知りませんでしたので、ご存命の間に直接お会いして、西尾先生の指導観・野球観・指導経験をより深く教えを請いたかったです。
本当に残念です。
さいごに
本書は、中学野球の内容が中心ですが、日本一の中学野球部の指導方針・練習環境・練習方法・練習メニューなどが紹介されており、中学野球のみならず少年野球・高校野球などに関わるすべての野球指導者にとっては非常に参考になる一冊だと思います。
私の考える理想的な攻撃・戦術もバレてしまいますが、興味を持たれた方はぜひ本書を手に取り、読んでみてください。
一度でいいからお会いしてお話ししてみたかったですが、こうして本書を通して、西尾先生の指導哲学やチームづくりの思想に触れることができたことは、私にとって大きな財産となりました。
