少女小説 それから物語
またしても古い本について。
「少女小説 それから物語」サトウハチロー著(昭22)を入手しました。

昭和21年1月号~12月号の少女クラブに連載されていたようです。

まだ砂糖が貴重やったんやな
終戦から一年たたない時期の作品ですが、戦争の影もなく、真面目な優等生だけど、時にお茶目な照子ちゃん、がさつだけどなんだかんだやさしい兄、やんちゃでかわいい弟、彼らをあたたく見守る大人たちのほのぼのとした生活が描かれています。挿し絵の河目悌二との相性もいいですね。

モデル立ち
当時の少女たちはどんな思いで読んでいたのか。いや、余程余裕がある家庭でないと、こんな雑誌読めなかった?
タイトルの「それから」は、最終回のラストで伏線回収。未来へ希望を持たせる終わり方がとても素敵。

調べた限りでは、昭和22年1月以降の少女クラブの目次に「それから物語」の文字はありませんでした…
その後ハチローによって書かれた少年少女小説が全て広義の続編と言えなくもないですけど。
そういえば、ふくろう文庫の「トコちゃん・モコちゃん(昭47)」は、昭和24年発行「トコちゃん物語」がオリジナルのようです。初出不明。

