デス・ハンター扉絵集
今回入手したお宝は「デス・ハンター扉絵集 高橋蔵書編」です。
デス・ハンター。私の偏愛する漫画のひとつ。私がもっとも好きな頃の桑田次郎最高峰の絵柄に、平井和正の原作。50年以上前のマイナーな漫画であります。私が単行本を入手した頃はかなり入手困難でしたが、今では電子書籍化されて割と手軽に読むことができるようになりました。
そして、これは近年ハヤカワ文庫で復刊された死霊狩り(ゾンビー・ハンター)のプロトタイプであります。

至言
もともとこの小説を先に読み、容赦ない暴力描写と人間性を剥ぎ取られていく主人公の葛藤、裏にある「人類は生存に値する存在なのか」という深いテーマに衝撃を受け、それから平井和正の小説を読み漁りました。その流れでデスハンターも探したのですが、古いサンコミックスはどこの書店にもなく、ようやく古本屋で見つけたときは嬉しかったものです。しかし、その古書店には最終巻が無かったため、小説版にはない幻のエンディングを読むにはサンワイドコミックスで復刊されるまで、さらに数年待たなければなりませんでした。

一話完結ではない漫画は、話をスムーズに繋げるため単行本化の際、扉絵をカットすることがありますが、このデスハンターでも各回の扉絵はカットされています。時々ネット上に雑誌からのコピー画像があげられているのをみると、本編以上の完成度。

カラー扉絵は単行本の表紙に流用されたりしてますが、ほとんどが未収録のまま。実にもったいない。しかもときおりヤフオクやまんだらけに原画が出品されているところをみると、当時の原画は散逸してしまっている模様。三度目の刊行のマンガショップ版に期待したのですが、こちらでも扉絵は未収録でした。
で、今回入手のデスハンター扉絵集。私はまったく知りませんでしたが、一昨年のコミケで販売されていたらしい。今回、たまたまヤフオクで見かけて落札しました。ホントは原画集という形で見たいですが、前述の通り原画が散逸しているため叶わぬ夢。初出誌からのコピーの形ででも見ることができたのはラッキーでしょう。

そしてこの時期の桑田次郎のクオリティーを支えた《天才》アシスタント様がNOTEにクリエイター登録されておられます。そのことを偶然知り、コメントさせていただいたところリプライいただき、おまけにフォローまでしていただいたのは嬉しかった。
しかもその方が小池一夫のアイウエオボーイの最終巻(私も持ってた!)の作画を担当した方だったことが判明、さらにさらに、ゴルゴ13の1971年版アニメーション(録画して保存してた!)
☝️を手掛けられていたことを知り、奇妙な縁を感じたのでした。
ちなみに角川文庫版「死霊狩り」には1ヵ所デスハンター絡みの誤植があります。つい間違ってしまったのか、(漫画では削られたシーンの)元原稿を写したのかは不明。

おまけ
一番好きなシーン

暴力だけでなくこういうセンチメンタルなところがあるのが好き
