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【旅の設計術2】 海外旅行の宿はどう探す?私が使っている宿選びの基準

次は宿だ。

私は宿にあまりお金をかけない。

高級ホテルに泊まりたいという欲求はそれほどなく、部屋が広いことや、設備が新しいこともあまり重視していない。

一方で、単純に一番安い宿を選ぶわけでもない。

料金、場所、評価、口コミを見ながら、自分にとってバランスのよい宿を選ぶ。

これまで90カ国以上を旅してきたが、宿選びで大きく外したと感じることはそれほど多くない。

特別な方法があるわけではない。

Agoda、Booking.com、Airbnb、Googleマップを使いながら、自分なりの基準で候補を絞っている。

今回は、私が普段どのように宿を探しているのかを書いてみる。


1.最初に、宿に何を求めるかを決める

宿を探す前に、今回の旅で何を優先するかを考える。

すべての条件を満たそうとすると、料金は高くなり、候補も少なくなる。

私が重視するのは、主に次の三つだ。

  • 予算に合っていること

  • 移動しやすい場所にあること

  • 口コミに大きな違和感がないこと

逆に、部屋の広さ、新しさ、朝食、アメニティーなどは、それほど重視していない。

最近は妻と二人で旅行することが多いので、基本的には個室を選ぶ。

私自身がいびきをかくので、他の宿泊者への配慮という意味でも、ドミトリーより個室の方がよい。

ただし、専用のトイレやシャワーにはこだわらない。

個室であれば、バスルームが共同でも問題ない。

一人旅であればドミトリーも選択肢になるし、個室が極端に高ければ二人旅でも検討する。

宿選びでは、一般的によい宿を探すより、自分が何を必要としているかを決める方が重要だ。

2.AgodaとBooking.comを中心に探す

アジアでは、AgodaかBooking.comを使うことが多い。

価格だけで見ると、アジアはAgodaの方が安いことが多い。

同じ宿、同じ部屋でも、Booking.comよりAgodaの方が安く表示されることがある。

そのため、アジアではまずAgodaを見ることが多い。

一方で、アジア以外ではBooking.comを使うことが多い。

ヨーロッパ、アフリカ、中南米なども含め、世界的にはBooking.comの方が宿を探しやすい印象がある。

地方の宿や小規模なゲストハウスも見つけやすい。

私の中では、次のような使い分けになっている。

  • アジアではAgodaを中心に探す

  • それ以外ではBooking.comを中心に探す

  • 候補になった宿は両方で料金を確認する

大体は、この二つで十分に網羅できる。

他の予約サイトを一つずつ見て回ることは、ほとんどない。

Googleマップに表示された予約サイトが明らかに安い場合に、たまに使うくらいだ。

3.最初は評価で候補を絞る

私の場合、まず評価で絞る。

目安は次の通りだ。

  • Agodaは4.0以上

  • Booking.comは8.0以上

  • Googleマップは4.0以上

この数字を絶対条件にしているわけではない。

ただ、数が多い宿の中から候補を絞るには分かりやすい基準になる。

AgodaやBooking.comで評価の高い宿を見つけたら、料金、場所、口コミを見る。

良さそうだと思った宿は、次にGoogleマップの評価も確認する。

予約サイトとGoogleマップの評価に大きな差がなければ、そのまま候補に残す。

AgodaやBooking.comでは評価が高いのに、Googleマップの評価が明らかに低い場合は、避けることが多い。

反対に、Googleマップの評価は高いが、予約サイトの評価が少し低い場合は、口コミの内容を見ながら泊まることもある。

私の経験では、Googleマップの評価が高い宿の方が、実際に泊まったときの印象とのずれが少ない。

そのため、最終的にはGoogleマップの評価をやや重く見ている。

ただし、評価点だけでは決めない。

口コミ件数が極端に少ない場合は、4.5でもそのまま信用しない。

逆に、口コミが多く、同じような評価が続いている宿は判断しやすい。

点数と口コミ件数の両方を見る。

4.Airbnbは条件が合うときに使う

Airbnbも選択肢には入れる。

特に使いやすいのは、次のような場合だ。

  • 数日以上滞在する

  • キッチンや洗濯機が必要

  • ホテルの料金が高い

  • 一軒家やアパートに泊まりたい

長めに滞在する場合は、洗濯機やキッチンがあると便利だ。特に周遊で1週間以上の旅をしている場合は選択が必要になる。

一方で、一泊や二泊だけなら、Airbnbを優先することはあまりない。

清掃料金やサービス料を含めると、最初に見た金額より高くなることがある。

鍵の受け取りやホストとの連絡が必要になり、ホテルよりチェックインが複雑な場合もある。

Airbnbを見るときは、一泊あたりの表示金額ではなく、宿泊期間全体の総額を見る。

AgodaやBooking.comの代わりとして常に使うのではなく、滞在期間によって加える選択肢だ。

5.良さそうな宿はGoogleマップに保存する

良いと思った宿は、すぐに予約しない。

いったんGoogleマップに保存する。

宿の名前をメモするというより、地図上にピンを立てていく感覚だ。

最後は、そのピンの中から宿を選ぶ。

予約サイトでは、料金や評価は比較しやすい。

一方で、宿同士の位置関係は分かりにくい。

Googleマップに保存すると、次のことが一目で分かる。

  • 空港や駅から移動しやすいか

  • バス停やバスターミナルに近いか

  • 行きたい場所へ行きやすいか

  • 候補の宿がどの地域に集まっているか

  • 近くに飲食店や交通機関があるか

料金も評価も似た宿が三つあったとしても、地図上に並べると違いが見える。

一つは駅の近く、もう一つは観光したい場所の近く、残りは街の外れにあるかもしれない。

一覧では分かりにくかった差が、地図にすると分かりやすくなる。

6.到着と次の移動を考えて場所を決める

宿の場所は、その街で何をするかだけで決めない。

どう到着し、次にどこへ移動するかも考える。

飛行機で来るなら、空港からの移動手段に近い場所を選ぶ。

空港バスを使うならバス停の近く、鉄道を使うなら駅から移動しやすい場所だ。

周遊で移動が続く旅であれば、次の移動の起点に近い場所を選ぶことが多い。

翌日に長距離バスで移動するなら、バスターミナルの近くに泊まる。

これは、翌朝の移動を楽にするためだけではない。

出発が遅い時間でも、宿に荷物を預かってもらい、出発時間まで身軽に動けるからだ。

観光地の中心に近い方がよい人もいるし、静かな場所を好む人もいる。

ここは好みだろう。

私の場合は、観光地への近さだけでなく、その街への到着と、次の街への出発がしやすいかを重視している。

7.Googleマップから直接探すこともある

AgodaやBooking.comから探すだけでなく、Googleマップから直接宿を探すこともある。

泊まりたい地域を地図で開き、評価4.0以上のホテルやゲストハウスを見る。

この方法では、予約サイトの検索結果で目立たなかった宿や、小規模な宿が見つかることがある。

気になる宿があれば、Googleマップの口コミや写真を確認し、AgodaやBooking.comに掲載されているかを見る。

その上で料金を比較する。

ローカルな宿では、予約サイトに掲載されていないこともある。

その場合は、FacebookやWhatsAppから直接連絡することもある。

ただし、これは稀だ。

基本はAgodaとBooking.comで探し、Googleマップで評価と場所を確認する。

予約サイトに掲載されていない宿で、どうしても泊まりたいと思った場合だけ、直接連絡する。

8.口コミは点数より内容を見る

評価点は候補を絞るために使う。

最終的には、口コミの内容を見る。

私が確認するのは、主に次のような点だ。

  • 同じ問題が何度も書かれていないか

  • 最近の口コミが急に悪くなっていないか

  • 騒音や清掃について同じ指摘が続いていないか

  • 掲載写真と実際の部屋が大きく違わないか

  • 宿や周辺について気になる内容がないか

悪い口コミが一件あるだけでは、候補から外さない。

どの宿にも、否定的な口コミはある。

重要なのは、同じ内容が繰り返されているかだ。

「うるさかった」という口コミが一件だけなら、その日に騒がしい宿泊者がいた可能性もある。

一方で、「道路の音で眠れない」と複数の人が書いているなら、立地や建物そのものの問題かもしれない。

古い口コミより、最近の口コミを優先する。

宿は、スタッフや管理者が変わると状態も変わる。

総合評価がよくても、最近の口コミが悪化していれば注意する。

9.自分と近い旅をしている人の口コミを見る

日本人の口コミがあれば、私は比較的よく見る。

特に、自分が普段泊まる価格帯の宿では、日本人の口コミと実際に泊まったときの印象が大きくずれないことが多い。

例えば、次のような口コミだ。

「設備は古いが清潔だった」

「共同シャワーだが問題なく使えた」

「豪華ではないが、この料金なら十分」

こうした口コミは、宿の長所と短所を現実的に判断する上で参考になる。

一方で、価格の高いホテルでは、日本人の口コミをそれほど重く見ないこともある。

部屋の細かな傷、朝食の種類、アメニティー、接客のわずかな違和感など、私にはあまり重要ではない点まで厳しく評価されていることがあるからだ。

結局、国籍だけでなく、自分と近い価格帯や旅のスタイルで宿を選んでいる人の口コミかどうかが重要になる。

外国人の口コミでも、自分と近い感覚で旅をしている人の意見は参考になる。

10.悪い評価が、自分にも問題とは限らない

口コミに悪いことが書かれていても、それが自分にとって問題とは限らない。

例えば、次のような内容だ。

  • 部屋が狭い

  • 設備が古い

  • エレベーターがない

  • 朝食の種類が少ない

  • トイレやシャワーが共同

部屋で長く過ごす人には、広さが重要かもしれない。

大きなスーツケースを持っている人には、エレベーターの有無も重要だ。

専用バスルームが必要な人にとっては、共同設備は大きな欠点になる。

一方で、私の場合は、部屋が多少狭くても気にならない。

個室であれば、トイレやシャワーが共同でも問題ない。

設備が古くても、普通に使えるなら十分だ。

悪い口コミがない宿を探すのではなく、その欠点を自分が許容できるかを考える。

11.宿泊者の写真も確認する

候補が絞れたら、Googleマップや予約サイトに投稿された宿泊者の写真を見る。

宿が掲載している写真は、部屋が広く見えるように撮られていたり、状態のよい場所だけが使われていたりする。

宿泊者の写真を見ると、実際の雰囲気をつかみやすい。

特に見るのは、次のような場所だ。

  • 部屋

  • バスルーム

  • 共用スペース

  • 宿の入口

  • 建物の周辺

入口が分かりにくかったり、細い路地の奥にあったりする宿もある。

ストリートビューが使える場所では、駅やバス停から宿までの道を見ることもある。

地図上では近くても、急な坂道や階段があることがある。

距離だけでなく、実際にどのような道を歩くのかも見る。

12.最後は総額、場所、口コミで決める

候補がそろったら、最後に比較するのは主に三つだ。

  • 実際に支払う総額

  • 場所

  • 口コミの内容

料金を見るときは、最初に表示された金額だけでは決めない。

同じ宿でも、朝食、キャンセル条件、税金、部屋の種類によって総額は変わる。

Airbnbでは、清掃料金やサービス料も加わる。

Googleマップ経由で安く見えても、返金不可だったり、別の部屋だったりすることがある。

条件をそろえて比較する。

料金差が小さければ、場所がよい方を選ぶ。

場所に大きな違いがなければ、口コミの内容が安定している方を選ぶ。

どちらも変わらなければ、安い方でよい。

ここまで来たら、それ以上候補を増やさない。

宿探しは、調べようと思えばいつまでも続けられる。

完璧な宿を探すのではなく、保存した候補の中から、自分の条件に合う宿を決める。

まとめ

私の宿探しは、次の流れだ。

  1. 必要な条件と妥協できる条件を決める

  2. AgodaかBooking.comで候補を探す

  3. Agodaは4.0以上、Booking.comは8.0以上で絞る

  4. 条件によってAirbnbも見る

  5. 良さそうな宿をGoogleマップに保存する

  6. Googleマップは4.0以上を一つの目安にする

  7. 到着と次の移動を考えて場所を比較する

  8. 必要であればGoogleマップからも宿を探す

  9. 最近の口コミと宿泊者の写真を見る

  10. 総額、場所、口コミを比べて決める

私は宿に高級さを求めない。

その代わり、安いという理由だけでも選ばない。

旅程に合う場所にあり、口コミに大きな違和感がなく、価格に納得できれば十分だ。

宿選びで大切なのは、誰にとっても評価の高い宿を探すことではない。

自分が必要とする条件と、気にならない条件を分けることだ。

そこが決まれば、宿探しはかなり楽になる。


これまで旅先で出会った景色は、写真サイト「JOURNEY LENS」にまとめている。

宿を決めたその先で、どんな景色に出会えるのか。次に行ってみたい場所を探すきっかけになればうれしい。

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