月面着陸映像が真実なのか⁉️その疑念から誕生した映画「カプリコン・1」
映画(カプリコン・1)(ネタバレありです)
午前十時の映画祭16で観た映画で、実は前週の「マンハッタン」に続いて、2週連続で観たことになります。この映画は公開当時にそのストーリー展開の意外さで話題となり、私も観に行った記憶があります。
火星探査船カプリコン・1の発射シーンから始まるこの映画は、単なる宇宙がテーマのものではなく、むしろそれ以外の様々な要素を詰め込んだ第一級のサスペンスとアクションの作品に仕上がっています。この映画も多くの方が観られたと思いますので、ネタバレありは省略しようと思いましたが、以前「ネタバレ警察」がウザいとの指摘がありましたので、念のために表記するようにします。
発射直前で突然宇宙船から降ろされた宇宙飛行士の3人が車で連れてこられたのは、閉鎖された軍事基地で、その中にある火星表面のセットに案内されます。そこから火星に降り立ったような偽映像を送るように強要され、これだけでもかなり奇想天外の展開だと思いますが、これ以降も様々なスリリングな展開が待っています。
常識的に考えても地球から遠く離れた火星からの電波と、同じアメリカ国内からの電波とでは、明らかに差が分かるはずで、それに気づいたNASAの技術者が上司に進言しますが、真実を知ったその技術者は、跡形もなく存在自体を抹殺されてしまいます。
これはもはや国家レベルの隠ぺいであり、強力な国家組織の権力が介入していることになります。
終盤3人の宇宙飛行士は、国家から命を狙われることになり、必死の逃亡劇が繰り広げられることになりますが、ここでもプロペラの複葉機と、小型のジェットヘリとの壮絶な空中での追跡劇が展開されます。
そして唯一生き残った船長が、ラスト家族の元へ走り寄る印象的なシーンがストップモーションとなり、エンディングとなります。
この映画は国家権力の陰謀を暴きながらも、ブレーキが効かなくなった自動車の暴走など、多くのスリリングなアクションシーンを満載して、一級の娯楽映画に仕上がっていますが、題材自体はきわめてシリアスな面があると思います。
存在自体を完全に抹殺されたNASAの技術者、他の2人の宇宙飛行士も同様の運命になったのかと。
今回の事件は、大統領による宇宙開発費の削減を阻止するための捏造であり、失敗が許されない極限状態での組織の判断だったと推測します。国家権力による陰謀は、現代社会にも大いに相通じる懸念であり、エンタメ性の高いこの作品の別の側面をみる思いでした。
(写真は公式サイトより引用しました。)

