苦手を越えた先に、本当の楽しさがあった。
今日はSaka.先生のメンバーシップ企画の記事です。
小学校の頃、運動がとても苦手だった。
逆上がりはできない。跳び箱もほとんど跳べなかった。
体育の時間が近づくたびに、なんとなく気が重くなっていたのを今でも覚えています。
「自分は運動に向いてない」
「苦手だし、嫌い」
そんなふうに思い込みながら、ずっと距離を置いていた。
だけど、中学2年の終わり頃そんな自分に少しだけ変化が訪れた。
仲の良い友達が、休日に通っている器械体操クラブに誘ってくれました。
最初は「自分には無理」と思いながらも、友達が本当に楽しそうに話すので、ちょっと見てみようかなという気持ちで見学についていった。
その日、クラブでの練習を見たとき不思議と胸がざわついた。
楽しそうに鉄棒やマット運動に取り組む姿を見て、なぜかワクワクした。
できるかどうかなんて分からない。
でも「やってみたい」と思った。
自分でも驚いたが、そこからクラブに入ることを決めた。
活動は土日だけの、週末限定のクラブだったけど、その時間が毎週楽しみになった。
もちろん、最初は全然うまくいかなかった。
技の名前もわからないし、できないことだらけ。
でも、少しずつ体が覚えていく感覚が心地よくて、夢中になっていった。
やってみると、運動が「できる・できない」ではなく「楽しい・もっと上手くなりたい」に変わっていったんです。
その気持ちが、自分の中にしっかり根を下ろしていったのを今でもはっきり覚えています。
そして高校進学のとき。
自然と、器械体操部のある高校を選んでいた。
中学で誘われた友達と同じ道を選び、さらに本格的な活動がスタートした。
高校に入ると、練習は毎日のようにあった。
平日は高校のクラブ、休みの日は以前から通っていたクラブ。
放課後はすぐに体育館へ向かい、何時間も汗を流す日々。
できない技に何度も挑戦し、時にはケガもした。
それでも、技が決まったときの喜びは何にも代えがたかった。
高校2年の夏。
靭帯損傷+複雑骨折…。
入院生活は3週間ぐらいだったかな。
退院してリハビリ中も、みんなの練習を見てると体がウズウズしてた。
我慢できずに、動き出したのが早かったのを覚えています。
あんなに苦手だった運動が、自分の毎日を輝かせる存在になっていた。
そして、高校3年の春。
大阪の大会に出場。
大阪は、実力に応じて1部・2部・3部に分かれていて、1部には全国レベルの強豪選手が集まります。
一緒に器械体操を始めた友達は、個人で1部に出場。
自分は2部で、団体戦と個人戦の両方に挑んだ。
その大会で団体戦は3位。
そして個人では、鉄棒と平行棒でまさかの優勝した。
小学生の頃、逆上がりすらできなかった自分が、鉄棒で一番になるなんて思いもしなかった。
表彰台に立ったとき、ふと小学生の自分の姿が頭に浮かんだ。
「運動は無理」と決めつけていたあの頃の自分に、「大丈夫、君にもできるよ」と言ってあげたくなった。
僕は運動が苦手でした。
できないことばかりで、嫌いになっていました。
けど、友達の一言で一歩踏み出したことで見える景色が変わった。
やってみたら、楽しかった。
続けてみたら、上達した。
努力を重ねていけば、結果がついてきた。
「自分には無理だ」と思っていることの中には、自分の可能性を広げるヒントが隠れているのかもしれません。
「向いてない」「できない」と思い込む前に、少しだけやってみる。
たったそれだけで、人生が大きく動き出すこともあります。
苦手なことの中に、本当の楽しさが眠っていることだってある。
挑戦するかどうか。
その一歩が、すべてを変えます。
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