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人を育てる言葉 vs 人を傷つける言葉。その境界線はどこ?

「令和の虎」みたいな番組、見たことありますか?


志願者が自分の夢や事業計画を語って、投資家が厳しく意見をぶつける。


あれって、見ていてハラハラするけど同時にすごく意味がある場面やと思うんです。


なぜなら、志願者は自分の意思でその場に立ち、評価を望んでいるからです。


評価されることを前提に、自分のアイデアや覚悟を見せている。


だから、厳しい指摘であっても、それは次の一歩を踏み出すためのエネルギーになるんですね。


でも、日常の世界ではどうでしょう?


職場、友人関係、SNS。そこでは、多くの場合「評価を望んでいない人」に対して、突然のダメ出しや酷評が飛んでくることがあります。


しかも最近では、SNSのように多くの人が見える場所で、相手の欠点をさらけ出すようなコメントをするケースも見かけます。


これ、正直に言うと良くないんですよね。


評価やアドバイスって、タイミングと文脈を間違えると、簡単に攻撃に変わります。


本人が「意見ください」と言っていないときに、いきなり「ここがダメ」「こうすべき」って言われたら、ほとんどの人は防御本能が働きます。


「なんで今、それ言うんやろ?」

「別にアドバイス求めてないのに…」


そんな気持ちになりますよね。


特にSNSでは、その影響はもっと大きいんです。


なぜなら、そこは公開の場だから。


他の人が見ている中で酷評されると、恥をかいたような気持ちになってしまいます。


たとえ内容が正しくても、相手の自己肯定感を大きく傷つけるんです。


そしてその傷は、言った人が想像する以上に深いことがあります。


SNSって便利やけど、同時に怖いところがあります。


それは、複数の人が見える状況で、ひとつの意見が拡散していくことです。


たとえば、誰かが頑張って投稿したアイデアや作品に対して、「センスない」「意味がわからない」といったコメントを公開で書く。


すると、そのコメントを見た他の人も同調することがある。


気づけば、本人にとっては一方的な批判の嵐になってしまう。


これ、もう議論じゃないんですよね。


公開の場でやる以上、それは「意見」ではなく「攻撃」に近くなることが多い。


もしあなたが同じ立場になったら、どう感じますか?


「正しいことを言われたから感謝しよう」と思えるでしょうか?


多くの人は、「もう投稿したくない」「怖い」と感じてしまいますよね。


そして怖いのは、この状況が誰かの挑戦する気持ちを奪ってしまうこと。


SNSは本来、人とつながるための場やのに誰かの挑戦を折ってしまうなら本末転倒です。


ここで一番考えたいのは、「なぜその言葉を発するのか?」ということです。

・「正しいことを言って、自分の意見を示したい」
・「自分の方が知識があることを証明したい」
・「なんとなく気に入らないから指摘したい」


こんな気持ちで発言してないでしょうか?


もしそうなら、それは評価じゃなくて、ただの自己満足やと思います。


評価する目的は、本来「相手の成長を助けること」であるべきです。


そうじゃないなら、言わない方がいい。


じゃあ、言うべき場面はどんなときか?

・相手が「アドバイスをください」と求めているとき
・信頼関係があり、相手が安心して話を受け取れるとき
・その指摘が、相手の未来にプラスになると確信できるとき


この条件がそろってないなら、その場での指摘は控える勇気を持つことが、相手を守る優しさやと思います。


もしどうしても意見を伝えたいなら、方法を考えましょう。


大事なのは、相手に「やってよかった」と思ってもらえる言葉を選ぶことです。

・「ここがダメ」ではなく、「こうすればもっと良くなる」
・「全然センスない」ではなく、「ここを工夫するともっと素敵になる」


こういう言い方なら、同じ内容でも相手は前向きに受け止めやすいんです。


さらに言うなら、公開の場ではなく、クローズドな場で伝える


DMや直接のやりとりなら、相手は恥をかくこともありません。


これからの時代、誰もが発信者になれます。


でもその一方で、誰もが「評価する側」にもなれるんです。


そのときに意識したいのは、次の3つ。

1.相手が望んでいる評価かどうかを確認する
2.その評価は、相手の未来にプラスになるか考える
3.公開の場で酷評することが本当に必要か、一度立ち止まる


この3つを守るだけで、SNSや人間関係の空気はずいぶん変わるはずです。


評価は「武器」にもなるし、「ギフト」にもなる。


どうせなら、人を傷つけるより人を前に進めるために言葉を使いたいですよね。


「令和の虎」のように、望んで評価を受ける人に対してのダメ出しは意味があります。


でも、望んでいない人に、特にSNSのように多くの人が見える場所で酷評することは、相手を傷つけ挑戦する気持ちを奪ってしまいます。


言葉はただの文字や音ではなく、人の心に大きな影響を与えるもの。


「相手にプラスを届けるために言う」という意識をこれからも大切にしたいですね。


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