星達のおしゃべり

これは昔、昔
私がまだ船で生業を立てていた時
大海原に出ると
陸なんてもんは忘れてしまう
海は絶えず流れ、動き
時に私を飲み込もうとする
大袈裟ではなく
いつも死と隣り合わせだ
海が流れ動くからこそ
私は漁ができるんだがな
いつも星を見ていたよ
星たちはとてもおしゃべりなんだ
何より純粋でかわいい
眺めているとな
どんな星も
いちばんに輝こうとする
明るい星も
暗い星も
大きな星も
小さな星も
自分の精一杯で輝くよ
その美しさと
よろこばしさといったら
しばし死の恐怖を忘れるんだ
星の恵みがあったから
私は遠くまで行けたんだよ
あの純粋な輝きは
見てるだれもを勇気づける
