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パワーワード?とハンドパワー

数日前から頭から離れない言葉があって。それが、

「マジ郡司(ぐんじ)」

パワーワード?

2026年4月クール、フジテレビ系列で毎週火曜日に放送されているドラマ『夫婦別姓刑事』で主人公のモダさん(四方田誠)のセリフ。平成の世、女子中高生間で一時流行った(か?)「マジ卍(まんじ)」的な響き。ところがこの「マジ卍」って言葉に特に意味はないという。それこそ「マジ卍」や。

卍ならぬ郡司。刑事課強行犯係、いわゆる“四方田班”のメンバーの1人で齊藤京子さんが演じる。

「マジ郡司」郡司綾刑事 (ドラマ公式より)

なんだか、そんなことはぜんぜんないんやけど、「マジ郡司」もの凄いパワーワードな気がしてきたのはなぜなん?(知らんがな)

「マジ郡司」と放つ四方田誠を演じるのは(佐藤)二朗さん。第8話では遂に?「マジ明日香」というワードも出てきた。

秩父の郷土料理みそポテト得意なモダさん
(四方田誠係長 ドラマ公式より)

エモいんですけど(笑)

その明日香、公私共にモダさんのバディ。私生活ではモダさんと夫婦で、モダさんを“誠さん”と呼ぶ。明日香を演じるのは(橋本)愛ちゃんで、「誠さん、誠さん」って、なんか凄いエモないですか?(どこがやねん。オマエのことちゃうわ)

愛ちゃんは熊本出身やねんから、そりゃ応援するわ、ドラマ観るわ。
(鈴木明日香刑事 ドラマ公式より)


ハンドパワーです!

さて、ここからは『ハンドパワー』のターンですっ!(あのSEを脳内再生してください。来てます、来てます!)

といってもね、超魔術をお見せするわけではなくて。

悪かった、正直にいう。『パワーワード?』のターン、実は壮大な(?)前振り・・・

じゃあ、本題行こうか。ここからテイストがガラリと変わります。

「別に爆発しても〜」で、すっかりみなさんお馴染みの?二朗さん原作脚本主演の映画『名無し』。2025年の『爆弾』を鑑賞して以来、自分の中ではすっかり話題独占的な感じ。

元々実写映画用に二朗さんが原作を書いて、でも多くの映画プロデューサーから今の日本映画界の現状ではこれは映像化できないといわれ、じゃあ漫画でやればよくない?と声がかかったそう。なので、人気コミックの実写化というのは厳密にいうとどころか根本から違うんだよ、諸君。

今年最も危険な邦画

ハリウッドではホラーブーム?らしいんだけど、本作は二朗さん曰く「今年最も危険な邦画」。ホラーではないけれどバイオレンス、サイコノワール。

いよいよ公開になって、なんどか観に行くチャンスはあった。だけど、現在の自分の心身ともにコンディション的に昼間じゃないとヘヴィかなぁ?なんて。いや、昼間でもヘヴィなもんはヘヴィなんだよ・・・。なら早よ行かな。

ジョン・ドゥ

ジョン・ドゥ。英語圏での名前が分からない人物を呼ぶ時の仮名。日本だとそれは山田太郎。つまりは『名無し』。一般的な仮名が、今作主人公の実際の名前。そういう意図なのか?二朗さん。

「あ、Macoさん。いいとこ突きますねぇ」(妄想二朗さん談話)

ところが、山田太郎というのは実際の名前であるけども仮名。

ん?ん?ん?

って思ったら即劇場へ行くべし!

あらすじ

昼下がりのファミレスで、残忍な殺人事件が発生する。防犯カメラには、犯人と思われる坊主頭の中年男が映っていたが、男の手には凶器のようなものはない。男が近づき、軽く接触するだけで人が血を吹き出して倒れていくという異様な光景が記録されていた。捜査を進める警察は、坊主頭の男が11年前に万引きの疑いで調書を取られた「山田太郎」と同一人物であることを突き止める。山田の自宅住所に急行した捜査員が目にしたものは、腐敗した女性の遺体だった。

映画.comより

神様、俺と手を繋ごうよ

さて、いわゆるハンドパワー、山田が持つ特殊能力で右手に宿る。

スズキタゴサク(『爆弾』)は喋くりまくる。山田は喋らない。どころかほぼほぼ声を発しない。

山田は幼少期から時々空を見上げる。大人になってあることですべてに絶望し、行く先々で恐怖を撒き散らす現在も。

天向かって差し伸べる右手。そしてはじめて発する言葉。

暇してるなら神様、俺と手を繋ごうよ


山田を追う刑事国枝(佐々木蔵之介)は異様なほどに犯人の右手の指紋にこだわる。遂に山田と対峙し格闘の末、身柄確保。そして国枝がこだわった意味が明らかにされる。

担架で運ばれる山田の前に現れる少年。そして

「暇してるなら、神様一度だけ繋がらせてくれ」

少年と右手で握手する山田。

解釈は受け手の数だけある

途中、国枝が放つセリフ。

「いねえよ、神様なんて」

劇中で絶望から巻き起こる事件を含め現実の世界でも「神様どういうことなの?」
神様が居るなら、助けてよっていう思い。

そして、いいことも悪いこともすべては神様の思し召しというは人間の身勝手。

それだけじゃない、山田太郎はいろんなことに対するメタファー。“いろんなこと”とぼやかしたのは受け手の解釈の仕方が様々にあるゆえ。万人受けするようなエンタメ映画ではない。


二朗さん、凄えわ

山田太郎とスズキタゴサク。さらにはドラマ『夫婦別姓刑事』の四方田。二朗さん、凄えわ。



カヴァー:(C)佐藤二朗 永田諒 / ヒーローズ (C)2026 映画「名無し」製作委員会

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