判断OS #13 ボスマネジメントとリードマネジメント
社長の関わり方には、大きく2つのスタイルがあります。
それが、
「ボスマネジメント」
と
「リードマネジメント」
です。
どちらが良い、悪いの話ではありません。
しかし、会社が成長し続けるためには、
どこかのタイミングで変化が必要になります。
なぜなら、
社長一人の力には限界があるからです。
ボスマネジメントとは何か
ボスマネジメントとは、
社長が指示し、管理し、統制する経営スタイル
です。
例えば、
社長が全ての判断を行う
社長が細かく指示を出す
社長が進捗を管理する
社長が最終承認を行う
こうした状態です。
創業期には非常に有効です。
会社が小さいうちは、
社長が最も経験も知識も持っています。
そのため、
社長が引っ張った方が早い。
結果も出やすい。
だから多くの会社は、
まずボスマネジメントから始まります。
ボスマネジメントの限界
しかし、
会社が成長すると問題が起きます。
社員が増える。
案件が増える。
判断が増える。
すると、
社長の時間が足りなくなります。
誰も判断できない。
誰も決められない。
社員は指示待ちになる。
そして、
社長は毎日忙しい。
しかし会社は楽にならない。
これが
社長依存
です。
社長が頑張るほど、
会社の成長が止まり始めます。
リードマネジメントとは何か
一方で、
リードマネジメントは、
人を育て、判断を委譲し、自律型組織をつくる経営スタイル
です。
社長は指示を減らします。
その代わりに、
判断基準を共有します。
目的を共有します。
理念を共有します。
すると社員は、
自分で考え、
自分で判断し、
自分で動けるようになります。
リーダーの仕事は管理ではない
ここで重要なことがあります。
それは、
リーダーの仕事は、
管理することではない
ということです。
本当の仕事は、
人を育てること
です。
なぜなら、
会社の未来をつくるのは、
社長一人ではなく、
次世代のリーダーだからです。
Amazonは何を継承したのか
Amazonには、
有名な判断基準があります。
「顧客起点」
です。
創業者ジェフ・ベゾスは、
全ての意思決定をこの基準に結びつけました。
だから、
ベゾスが経営を離れても、
Amazonは動き続けます。
判断が継承されているからです。
トヨタは何を継承したのか
トヨタには、
「現地現物」
という考え方があります。
現場を見て、
現実を見て、
現物を見る。
この判断基準が組織に浸透しています。
だから、
特定のリーダーに依存しません。
組織全体が判断できるのです。
ボスは成果を出す
リーダーは成果を残す
ボスマネジメントでは、
社長が成果を出します。
しかし、
リードマネジメントでは、
組織が成果を出します。
社長がいなくなっても、
成果が続く。
人が育つ。
次世代へ継承される。
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次回予告
判断OS #14
「なぜ優秀な社員ほど辞めていくのか」
組織の問題は、
能力不足ではなく「判断不足」かもしれません。
