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私の“感情習慣”の原点は三面鏡の前にあった


こんにちは。
習慣化コンサルタントのマダムMOTOKOです。

子どもの頃、
叱られた記憶って、
誰の中にもあるのではないでしょうか。

いたずらをして叱られたこと。
約束を守れなくて叱られたこと。
よかれと思ってやったのに、
怒られてしまったこと。

子どもにとって
「叱られる」という出来事は、
きっと嬉しいものではありません。

私ももちろん、叱られるのは嫌でした。

悲しいし、悔しいし、
なんだかわかってもらえないような気持ちにもなる。

子どもながらに、
いろんな感情が入り混じっていたのだと思います。

でも、不思議なことに

「叱られたこと」そのものよりも、
私の中に強く残っている記憶があるんです。

それは、叱られた“その後”のことでした。

私は叱られると、
泣きながら、いつも二階へ上がっていきました。

誰に言われたわけでもなく。

「二階に行きなさい」
と言われた記憶もありません。

でも、気がつくと、
私は決まって二階へ向かっていたんです。

まるで、
それが自分の中の決まりごとだったかのように。

今思えば、
あれも一つの習慣だったのかもしれません。

二階は、私だけの“特別な場所”

二階には、私の部屋がありました。

そして、
そこには祖母が使っていた
三面鏡が置いてありました。

今でも、その姿をよく覚えています。

真ん中に大きな鏡。

左右にも鏡がついていて、
少し角度を変えると、
いろんな方向から自分の顔が映る。

子どもの私には、
それがなんだか
特別な世界の入り口みたいに見えていました。

泣きながら部屋に入る。

三面鏡の前に座る。

そして、
私は鏡に向かって話し始めるんです。

「なんで怒られたんだろう。」

「私は悪くなかったのに。」

「でも、こうだったのかもしれない。」

「大丈夫、大丈夫。」

そんなふうに、一人でずっと話していました。

誰かに聞かせるためではありません。

ただ、自分の中にある気持ちを、
言葉にして外に出していたんだと思います。

いろんな役になりながら、自分を励ましていた

今思い返すと、
ただ話していただけではありませんでした。

私は、その時々でいろんな役になっていた気がします。

時には、お母さんみたいに。
時には、先生みたいに。
時には、お姉さんみたいに。

そして時には、自分よりずっと大人になったような気持ちで。

「大丈夫だよ。」
「そんなこともあるよ。」
「次はこうしたらいいんじゃない?」
「よく頑張ったね。」

そんな言葉を、
自分で自分にかけていたんです。

今思うと、
ちょっと不思議な子どもですよね。

でも、
私にとってその時間は、とても大切な時間でした。

泣きながら二階へ上がっていったはずなのに。
気がつくと、心が少しずつ落ち着いていく。
気持ちが整理されていく。
そして最後には、
何事もなかったかのように、ケロッと一階へ降りていく。

またいつものように、
ご飯を食べたり、
家族と話したりしている。

そんなことを、私は何度も繰り返していました。

あの頃の私は、“感情を整える場所”を持っていた

大人になった今、
この記憶を思い出して、
はっとしたことがあります。

それは、子どもの私は、
もうすでに“感情を整える方法”を持っていたんだ、
ということです。

悲しい。
悔しい。
わかってほしい。
モヤモヤする。

そんな気持ちを、
そのまま抱え込むのではなく。
誰かにぶつけるでもなく。
一人になれる場所へ行って、
自分の気持ちを言葉にしていた。

そして、
自分で自分を落ち着かせていた。

もちろん、その頃の私は、
そんなことを意識していたわけではありません。

ただ自然にやっていただけ。

でも今振り返ると、
あれこそが、
私の“感情習慣”の原点
だったのかもしれません。

大人になった今も、私は変わっていません

おもしろいことに、
大人になった今の私にも、
その頃の名残があります。

何か悲しいことがあった時。
悔しいことがあった時。
気持ちがざわざわした時。

私は、すぐに誰かに話すというより、
まず一人になりたくなります。

少し静かな場所に行って、
自分の気持ちを整理したくなる。

頭の中で言葉にしたり、
紙に書いたり、
心の中で対話したりする。

そうしているうちに、
少しずつ気持ちが整っていく。

その姿は、もしかしたら、
あの三面鏡の前に座っていた小さな私と、
あまり変わっていないのかもしれません。

あなたには、“心が戻れる場所”がありましたか?

子どもの頃。
悲しかった時。
悔しかった時。
誰にも言えない気持ちがあった時。

あなたには、
自然と向かっていた場所がありましたか?

押し入れの中だったかもしれません。
机の下だったかもしれません。
公園のブランコだったかもしれません。
あるいは、おばあちゃんの隣だったかもしれません。

もしかしたら、
その場所こそが、
今のあなたを支えている
“感情習慣の原点”なのかもしれません。


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