ドン底からの逆転!登校拒否を受け入れるのに必要だった5つの感情
登校拒否をきっかけに息子の発達障害が発覚。
ASD(自閉症スペクトラム)子育て中のマエリンです。
わたしが描いていた未来予想図のなかに、子どもが登校拒否を始めるなんて計画はまったくありませんでした。
息子が登校拒否を始めたのは、小学1年生になったばかりの2019年の5月のことです。
文部科学省の資料によると、2019年度における小中学生の不登校数は18万人。内訳をみると小学生の不登校は5万人でした。
こんなに不登校になる子が多いのに、息子の周りには楽しそうに登校している子どもたちばかり…。
学校の中で極めて少数派になってしまったという事実は、当時のわたしにとって大きなショックでした。
学校に行きたくないだって?
一体どういうことなの?
行かなくてどうするの?
教育相談に行っても、ネットで検索しても、みんな口を揃えて「ありのままのお子さんを受け入れてあげましょう」ばかりです。
自分の器の小ささを責められているような気がしました。
「分かってる!分かってるんだ!でもそんなに簡単にはいかないんだよ」と心の中で反論するしかありませんでした。
物事を受け入れるのには、いくつか感情の段階があります。
精神科医のキューブラー・ロスという人は、『死』を受け入れるためには5つのプロセス(過程)があると提唱しました。
いきなり『死』と聞いてびっくりされる方もいらっしゃると思いますが、この5つのプロセスは『悲しみの5段階モデル』とも呼ばれ、失恋やつらいことを乗り越えることにも通じる話です。
え?何かの宗教?
いいえ、違います。私が看護師になる時に学校で教わった心理過程です。
患者さんやその家族が病気や死を受け入れる過程を知ることで、自分たち医療従事者がどのように寄り添ったらいいのかを考えることができます。
受容のプロセスについて簡単にご説明します。
【受容のプロセス】
第1段階:否認
第2段階:怒り
第3段階:取り引き
第4段階:抑うつ
第5段階:受容
第1段階:否認
自分の身に起こったことを認めたくない 「なにかの間違いだ」と思いたい時期
第2段階:怒り
自分の身に起こったことは理解できたけれど「どうして自分がこんな目に合うんだ」と反発する時期
第3段階:取り引き
神や仏に祈ったり、何とか回避する方法がないものかと考えたりする時期
第4段階:抑うつ
回避できないことを思い知り、悲観したり絶望したりする時期
第5段階:受容
避けられない現状を受け入れ、心が穏やかになる時期
うちの子が登校拒否をするなんて信じられない!と動揺しまくったわたしの感情も、まさにこの5段階を経てきました。
自分が今までどういうふうに悩んできたかを振り返ってみると、
・いつまでこの生活は続くのだろう
・他の人はどのように乗り越えたのだろう
・この対応で合ってるんだろうか
いつもこの3つが付きまとっていたような気がします。
先が見えなかったり、未知の世界に踏み込むことはとてもこわく感じました。
まるで地図を持たずに迷子になったような感覚と似ています。
・いつまで歩けば目的地に着くんだろう
・他の人はどのルートを通ったのだろう
・この方角で合ってるんだろうか
ここでいう『目的地』は子どもが学校に戻ることではありません。
登校拒否を受け入れることを指します。
もちろん感情には個人差がありますし、すべての人が『悲しみの5段階モデル』の通りに進むわけではありません。
ですが、ものごとを受け入れるためにはいくつか感情の段階を踏まないといけないんだと知ることができたら、登校拒否を受け入れられない自分はダメな親だと自分を責めてしまう気持ちから抜け出せるかもしれません。
そして、5段階の受容のプロセスのうち、自分がどの段階にいるのか大まかにでも知ることができたら、これから通るであろう感情について心の準備をすることもできます。
あくまで息子とわたしの場合ではありますが、5段階の受容のプロセスになぞらえながら、当時のエピソードについてご紹介いたします。
※長文を読むのが苦手な方は読み上げ機能がおすすめです。
私はiPhoneユーザーなのでiPhoneの手順しか説明ができませんが、パソコンだとマウスドラッグで文章を選択して「読み上げ」や「スピーチ」という項目を選択すると、画面の文字を読み上げることが可能ですのでお試しください。

第1段階:否認「幼稚園生までは優等生だったのに」
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