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旅するカメラ Nikon D2X Nikon D3 北海道 note 初心者


Nikon D2X + AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED + minicam GIANT + POCKETWIZARD
仕事では長年スポーツ選手を撮影していた。特にアクションスポーツがメインだった。自分もローラーブレードやスキー、スノーボードをやっていたので初めは趣味で撮影していた事が仕事になってしまった。
2006年5月14日。懇意にして頂いたスキー場が冬の営業終わりに何かやって欲しいと頼まれて撮影。雑誌がまだ細々と生きていた時代に雑誌用に撮影。

この時期はまだフィルムがメインでこれは貴重なデジタル撮影。当時のメイン機はNikonF5
ストロボを使った撮影が珍しかったのか良くライダー達から頼まれた。
ミニカムジャイアントにポケットウイザード(無線機)3機をつけて撮影
屋外でのストロボ撮影は1997年シドニーでカメラマンになった時から撮影していた。日本と違いオーストラリアは強烈な光なのでストロボで被写体を綺麗に照らして撮影。フィルム時代は皆そうやっていたと思う。
スタジオにあったラジオスレーブ(無線でカメラとストロボをリンクさせる) クワンタムとミニカムかNorman 400Bを持って撮影に出かけていた。
Norman はアメリカのストロボメーカー。知っている人は少ないだろう。
今デジカメで誰でも簡単に写真が撮れるのでストロボは必要ないだろうが
高感度撮影が良くてiso800の時代のフィルム撮影ではiso100のポジかネガとストロボで撮影してたね。今は本当便利だね。当時はフィルで撮影ドラムスキャナーでデジタル化。Photoshopで修正が一連の流れだった。





Pocket Wizard 無線機

余談だが僕はデジカメ歴が長い1997年から働いていたシドニーのスタジオで渡されたカメラはCanon EOS-1Nをベースとしたkodakとの共同開発したCanon DCS3
メモリーは170MBのマイクロドライブ。CCDのカメラで130万画素
Canonオーストラリアの仕事でテストカメラマンをやっていた。当時200万近いカメラ。とても難しいカメラだった記憶がある。マイクロドライブは直ぐに壊れる。衝撃に弱い。小さなHDDだ。知らない人が多いと思う。

Canon EOS DCS3


Nikon D3 + AI AF-S Zoom Nikkor ED 28~70mm F2.8D(IF)+ minicam GIANT + Nikon SB28 + POCKETWIZARD

2008年2月2日。販促用の撮影から戻る真っ暗な山の中で巨大なマッシュを発見。マッシュとは業界用語で雪面が盛り上がった地形、特にジャンプ台のように使える場所を指します。
マッシュは、スノーボーダーがジャンプやトリックをするのに常に探してます。車のライトを当てて機材をセッテイング。minicam GIantをメイン光源にしてサイドと雪のスプレー用にNikon SB28を後ろに置いてスキーヤーが出すスプレーに当てる。スプレーとは業界用語で雪飛沫の事でこれがデカイとカッコよい写真や動画になる。
ジャンプして来るかと思ったが完璧なハンドプラント。スプレーはライダーの手で出している。相当な技術がないと出来ない技だ。
当時フラッシュで連写はできないので、いつもワンショット。ピントもAFは速い被写体を追尾できないので置きピン。
置きピンとはマニュアルフォーカスでピントを決めてそこでフォーカスを固定する。
今では考えられないようなアナログな撮影方法。
ミニカムストロボはよくコンデンサーが爆発して何度も修理に出した。
雪の中、ましてや-20度で使う人なんていないと笑われた。


Nikon D3 + AI AF-S Zoom Nikkor ED 28~70mm F2.8D(IF)+ Elinchrom Ranger RX Speed AS 1100W +  POCKETWIZARD

昼間のうちに見つけた良い地形。ライダー達が夜に撮影したいと言い出したので、-23度の真っ暗な雪山を40分ハイクして撮影。見事なマッシュとジャンプしても安全なランディングがあった。機材の量は半端なく重いのでライダー達にも持って貰ったが現場に着いたら汗だくでみんなTシャツ。
ミニカムからスイスメイドのスーパー凄いストロボElinchrom Ranger RX Speed AS 1100W/s Kit with S HeadをB&Hで購入。ヘッドは2灯。防塵防滴で1100Wのバッテリー駆動の革新的なストロボだ。ただしジェネレーターなので半端なく重い。
真っ暗でジャンプしたランでイングが見えないのでHONDAの小型発電機を2台も担いでいったので機材運びだけで2往復。動画も撮影する為のライトも4灯。カメラマン辞めたいとつくづく思った。ロケハンも含めるとこの日は300Kmも走った。雪道の300kmは夏道の600kmくらいの感覚だ。


Ranger RX Speed AS

https://www.bhphotovideo.com/c/product/392228-REG/Elinchrom_EL_10282_Ranger_RX_AS_Kit_with.html


Nikon D3 + AI AF-S Zoom Nikkor ED 28~70mm F2.8D(IF)

2009年3月1日。春に近づく北海道では2月後半に恵の巨大低気圧がやってくる。新鮮なパウダースノーを落として去って行く。ドカ雪が降った次の日は晴れるのでキロロスキー場へ撮影に来た。日が沈み込む直前に知っているポイントGO
へスキーヤー達にこの時間しか撮れない光なので絶対失敗しないでねとお願いした。プロの方には失礼ないいかだが。良い写真を残したくて必死だった

カメラマンはいつどこでどんな光が刺してくる事を勝手に記憶している。自分はそうだから他のカメラマンもそうだろう。
雪が天然のレフ板の役目をしてくれるのでストロボは無し。
ライダー達からは僕は全く見えないので、距離と角度、何時の方向からターンしてと無線で伝える。
バックカントリーのスキーの世界大会で優勝している彼は無線を聞いて正確にトレースしてきた。
ポールの角度板の踏み方、スプレーの拭き具合。どれも完璧だった。彼からお褒めの言葉を頂き感無量の撮影だった。


Nikon D3 + AI AF-S Zoom Nikkor ED 80~200mm F2.8D(IF)

2010年2月4日。日没直前に馬鹿でかいマッシュを発見。日が沈む前には撮りたいので、カメラだけでハイク。ストロボを持ってハイクする余裕は無かった。NikonD3は当時の革命的なカメラで高感度耐性が強くNikon D2Xでは撮れなかった写真が撮れるようになりフィルムと併用の時代はD3の出現で終わった。プロスノーボーダーはメーカーロゴをはっきりと見えるように素晴らしいトゥイークを決めてくれた。
トゥイークとは、スノーボードのトリック(技)の一つで、グラブ(板をつかむ動作)をしながら、さらに体をひねったり、角度をつけたりして、より個性的なスタイルを表現するテクニックです。 1990年代初頭に巻き起こったニュースクール・ムーブメントを牽引したブライアン・イグチのトゥイークを見た時は衝撃的にカッコよかった。HPの王者でスノーボード会のキングテリエ・ハーコンセンのトゥイークも超絶カッコよかったな。
数年前スイスでの撮影でカフェで休憩していたらテリエから話しかけて貰ったのは光栄だった。日本のどこから来たと聞かれ、札幌だと答えると北海道の雪の状態を詳しく聞かれた。サイン欲しかったが話せただけで幸せだった

このレンズはNIKONの中で最後に鉛入りレンズを使用したレンズでフィルムのような描写をする。かなり使い込んだがメーカー修理不能になり知り合いにあげた。


Nikon D3 + AI AF-S Zoom Nikkor ED 28~70mm F2.8D(IF)+ Elinchrom Ranger RX Speed AS 1100W + Ranger Quadra400W + POCKETWIZARD

ドカ雪の中夜に撮影したいとライダー達に頼まれて雪道を走って着いたら古いピステンが置いてあった。この上をのジャンプしたいと言い出した。
ピステンとはゲレンデの雪面を均一にならし、滑走に適した状態にするための機械です。ドイツのメーカーピステンブーリー」から皆ピステンと呼んでいる。実は斜面がなく平地にポツンと置いてあるのでバンジーケーブルで加速してジャンプする。かなり重労働。特にバンジーケーブル重く。ゴムの反動でスノーボーダーをジャンプ台まで滑走させる。
機械式のケーブルもその後出てきたが、こんなスノーボードする人は稀だろう。当時のニュースクールのプロスキーヤーやプロスノーボーダーはストリート撮影を好んでよく引っ張り出された。エリンクロームはRanger Quadra400Wと言う小さなバッテリーストロボを出してきた。これも小さいと言ってもジェネレータ式。割と重い。TAKEで取り扱って他ので結局3台も購入した。長い事使ったね。Profotoのバッテリーストロボに小型なのが無かったのでスタジオではProfoto屋外ではエリンクロームと使い分けていた。
札幌の自宅に2台とも置いてあるので手元に写真がないがリングライトも持っている。こちらはビューテー系で多様した


Elinchrom Ranger Quadra


Nikon D2X + AI AF-S Zoom-Nikkor 17-35mm f/2.8D IF-ED +minicam GIANT + POCKETWIZARD
2007年4月14日撮影が終わり途中にフレッシュなパウダーが残っていたので
車からminicam giantのストロボを取りに戻って撮影。ライダーからカメラマンギリギリのラインで撮りたいと言われ19mmで撮影
このレンズは今でも現役で使っている優秀なレンズ。
新宿西口にあるファイブスターカメラさんには豊富な一眼デジタルカメラやレンズが多く。海外から買いに来る人たちが絶えない。
カメラ高いと思っている方。中古ではかなり安く一昔前のカメラやレンズが安く売ってますよ。高額になりすぎたミラーレスカメラを購入躊躇している方は中古のカメラもチェックしてみてください。


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