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# 高速道路、これだけやれば疲れない・煽られない・渋滞に巻き込まれない

# 高速道路、これだけやれば疲れない・煽られない・渋滞に巻き込まれない


車間を詰めるほど、渋滞は悪化する。

NEXCO東日本の調査によると、高速道路で起きる渋滞の約76%は「交通集中」が原因で、そのうち約63%は上り坂とサグ部(下り坂から上り坂に変わる凹地)に集中している。

お盆の帰省ラッシュも、9月のシルバーウィークも、この構造は変わらない。今日は、安全かつ効率よく走るための走り方を1本にまとめる。

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## 気をつけているのに、高速で疲れる人がやっていること


「安全運転してるつもりなのに、高速を降りるとどっと疲れる」——これ、実は運転の荒さじゃなく、速度のムラが原因だったりする。

アクセルを踏んだり離したりを繰り返すと、体は無意識に緊張と弛緩を繰り返し、疲労が積み重なっていく。

JAF本部広報が2019年6月に行った調査では、自動車教習所の指導員の61.2%が「車間距離が短い」ことを、生徒に最もおろそかにされているルールとして挙げている。車間が短いと、前の車が少し減速しただけでこちらもブレーキを踏まざるを得ない。これが速度のムラの正体だ。

今日からできることは、速度計の針を「固定するイメージ」で見ること。数字を動かさない意識を持つだけで、ブレーキを踏む回数がぐっと減る。

これは、この後に話す車間の取り方すべての土台になる。

## 合流は「アクセル全開」じゃない


高速の合流、思いっきり加速すればいいと思っていないだろうか。

実は大事なのは全開加速ではなく、「本線の規制速度まで、加速車線の末端で合流できるように速度を合わせるタイミング」。

本線より遅い速度で合流すると、後続車はブレーキを踏まざるを得ず、それが後ろへ連鎖していく。渋滞吸収運転と同じ「1台の減速が連鎖する」構造が、合流部でも起きているということだ。

今日からは、加速車線に入った瞬間に「本線の速度まで、末端までに合わせる」ことだけを意識する。全開でも中途半端でもなく、速やかに合わせる。

これができると、次の「キープレフト」がぐっと楽になる。

## 追い越し車線は「速い人の場所」じゃない


追い越し車線をずっと走っている人、実は少なくない。

でも、追い越し車線は「常にいる場所」ではなく「一時的に借りる場所」。前の車に追い付いたら追い越し、追い越したらすぐ走行車線へ——これがキープレフトの原則。

並走したまま走ると、後ろの車は追い越せず、車間もつぶれ、事故のリスクも渋滞のリスクも上がる。追い越し中は大抵、速度超過の車に煽られる場面に出くわすが、そこで反応せず、淡々と追い越しを終えて戻ればいい。同じように、蛇行や急な速度変化などおかしな動きをしている車を見つけたときも、無理に距離を詰めず離れておく。関わらないのが一番安全。

今日の一歩は、追い越しにかかる時間を「10秒以内」の感覚で意識すること。長く並走しない。

これができれば、あおり運転にも自然と巻き込まれにくくなる。

## “隠れ渋滞ポイント”サグ部で、無意識にアクセルを緩めている


上り坂で速度が落ちるのは、サボっているからじゃない。

体感的には平坦に見える上り坂やサグ部で、多くの人は無意識にアクセルを緩めてしまう。ここで生まれた小さな減速が、後続車のブレーキを呼ぶ。

先に触れた通り、NEXCO東日本の調査では、渋滞の約63%がこの上り坂・サグ部に集中している。たった1台の減速がきっかけで、後ろへ後ろへとブレーキが伝播し、渋滞に育っていく。

今日からの一歩は、上り坂に差し掛かったら「気持ちアクセルを踏み増す」こと。逆に下り坂では、速度が上がりすぎていないかを意識的にチェックする。

そして、これを踏まえた上で最後に効いてくるのが、渋滞そのものへの対処法だ。

## 車間を100m空けると、渋滞は減る


渋滞中、車間を詰めて少しでも前に出ようとする人は多い。

でも実際は逆で、車間を空けるほど渋滞は緩和される。これが「渋滞吸収運転」と呼ばれる走り方だ。

渋滞の多くは「1台の減速→後続のブレーキ→さらに後続のブレーキ」という連鎖で悪化していく。車間を大きく空けておけば、このブレーキの連鎖がそこで吸収され、後ろまで伝わらずに済む。NEXCO東日本が渋滞予防運転の一つとして呼びかけているのも、まさにこの車間確保だ。

目安は、時速100kmなら車間100m。渋滞中は「これでもか」というくらい空け、割り込まれたらまた空け直す。ただそれだけを繰り返せばいい。

これが、ここまで話した走り方すべての完成形。速度を一定に保ち、合流も坂道も車間で吸収し、渋滞そのものも車間で溶かす——結局、全部「車間」の話に集約される。

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高速道路の走り方は、結局のところ「速度を一定に保ち、車間で衝撃を吸収する」の1点に集約される。合流も、坂道も、渋滞も、根っこは同じ構造で起きている。今日書いた一歩を1つずつ試すだけで、お盆もシルバーウィークも、疲れず煽られず走れるようになる。

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