OSパッチの自動適用で深夜に再起動発生『運用・監視の話⑦』
夜間にサービス断が発生。
原因不明で調査をした。
ログを見ると サーバが再起動していた。
犯人は OS の自動パッチ適用。
“安全のため”の設定が、勝手メンテナンスを発生させる典型パターンだ。
冒頭の一言要約
自動更新は便利だが、勝手に止まる。
サーバはPCではない。
症状(あるある)
深夜にだけサービス停止
障害通知が単発で終わる
再起動履歴だけ残る
アプリに異常ログなし
月例で同時刻に発生
誰も作業していない
原因と仕組み(なぜ起きるか)
自動アップデート有効化
セキュリティパッチ後の自動再起動
再起動ポリシー未設定
メンテナンス時間未定義
検証せず本番適用
通知無しで実行
OS は
パッチ適用後の再起動を前提に動く。
制御しなければ、
業務時間を無視して実行される。
図:無計画な再起動
自動更新
↓
パッチ適用
↓
自動再起動
↓
サービス停止切り分け(最短コース)
再起動履歴確認
uptime / last reboot
更新履歴確認
パッケージログ
自動更新設定確認
有効/無効
スケジュール確認
実行時刻
再現確認
翌週同時刻に発生するか
今すぐ効く対処(テンプレ)
◆ 応急対応
自動再起動を無効化
手動メンテナンスへ変更
◆ 正しい運用
メンテナンス時間を決める
検証後に適用
再起動を通知
恒久対策/再発防止チェックリスト
自動更新ポリシーを定義
再起動を手動管理
メンテナンス時間を設定
事前通知を実施
冗長構成で順次適用
検証環境で確認
更新ログを監視
「安全だから自動」を禁止
落とし穴(やりがちミス)
初期設定のまま運用
深夜なら問題ないと思う
単一構成で実施
通知無しで更新
PCと同じ感覚で扱う
まとめ(行動指針)
パッチは必要。
だが 適用タイミングは管理するもの。
止める時間を決める → 通知する → 計画的に再起動。
この3点を守れば、
“勝手に落ちるサーバ”は無くなる。
