不要ポート(RDP / SSH)全世界公開『セキュリティの話④』
サーバは問題なく動いている。
外部からも普通に入れる。
その裏で 常に侵入リスクは最大。
原因は 不要ポート(RDP / SSH)を全世界に公開したまま運用していること。
初学者が「とりあえず開けたまま」で放置しがちな、危険設定だ。
冒頭の一言要約
インターネット公開ポートは“玄関”。
不要ポートを開けっぱなし=誰でも入れる状態。
症状(あるある)
22 / 3389 がどこからでも接続可能
失敗ログインが大量発生
見覚えのないIPから接続試行
侵入されてから気づく
何もしていないのに負荷が上がる
「FWあるから大丈夫」と思っている
原因と仕組み(なぜ起きるか)
RDP / SSH は世界中から常にスキャンされている
ポート番号は固定で見つけやすい
認証が突破された瞬間、即フル侵入
不要でも開いている限り攻撃対象
VPN や踏み台を使っていない
「一時的」のつもりが本番化
インターネットに公開された瞬間、
**そのポートは“全世界に配布された住所”**になる。
使っていなくても、
開いているだけで攻撃され続ける。
図:全世界公開ポートの危険性
[全世界]
│
├─ RDP 3389 → 攻撃対象
├─ SSH 22 → 攻撃対象
│
[サーバ]
└─ 常時スキャンされる
切り分け(最短コース)
公開ポート確認
ss -lntp
外部からの見え方確認
クラウドFW / セキュリティグループ
オンプレFW
RDP / SSH が本当に必要か確認
接続元IPの洗い出し
誰が、どこから使っているか
失敗ログインの有無確認
今すぐ効く対処(テンプレ)
◆ 原則
RDP / SSH はインターネット非公開
接続は VPN / 踏み台経由
◆ どうしても外部公開が必要な場合
接続元IPを限定
ポート番号変更(※根本対策ではない)
Fail2Ban 導入
鍵認証のみ許可
root ログイン無効
恒久対策/再発防止チェックリスト
不要ポートは閉じる
RDP / SSH は原則非公開
VPN / 踏み台を経由
セキュリティグループを最小化
失敗ログインを監視
定期的に公開ポートを棚卸し
初期構築手順に組み込む
「一時的公開」を禁止
落とし穴(やりがちミス)
作業後に閉じ忘れる
社内からも使っていないのに開けたまま
IP 制限せず公開
ポート変更だけで安心
VPN 構築が面倒で後回し
まとめ(行動指針)
不要ポートの全世界公開は、
「そのうち事故る」設定。
閉じる → 限定する → 経由させる。
この3点を徹底するだけで、
RDP / SSH 由来の侵入事故はほぼ防げる。
