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福祉が『ヒトの価値』を見失えば。


今回はこの記事を見ていきます。

【記事の概要】



・愛知県瀬戸市で保育園を運営する社会福祉法人「菱野団地子どもセンター」の前理事長、森田正明容疑者(64)が、法人が管理していた口座から1億8000万円余りを着服したとして業務上横領の疑いで逮捕。

・「マッチングアプリで出会った人物に投資話を持ちかけられて送金を続けた」などと説明し、着服の総額は2億5千万円余りにのぼるとみられる。

・法人によると、着服された金は余った運営費を積み立てていたもので、保育園の運営に影響はないということ。

【福祉が食いものにされる現実】



最近、福祉関連での不祥事が明るみにされています😰



福祉を食いものにして人に危害を加える様は非人道的であり、『痛み』や『苦しみ』への想像力を欠いています。

そのお金が適切に使われていればどれだけの人が救われたか」を思うたび、そうはならずに被害を生み出した現実がより悲惨で残酷に感じられます😢


しかも「お金を返せば良いんだろう?🥴」と言わんばかりに『全額返金』や『謝罪金』などが強調され、被害者の心情にフォーカスした対応や情報発信が少ないのも気掛かりです。


と言うのも、この「お金でなんでも解決できる」という思考の背景には「人のことは二の次」があるからで。

『生命の価値』について考える介護・福祉分野ですらこの有り様では、いよいよ『コト〉ヒトの社会』に浸かる世の中になってしまうのかと心配なのです😔

【コト〉ヒトの社会で】



世の中が便利になればなるほど、これまで人が行ってきた営みを『利便性』が肩代わりするようになり、「誰がやっても同じ結果」になる社会となります。


どんな『ヒト』よりも『コト』の方が結果を出せる訳ですから、相対的に

『コト〉ヒト』

という価値観の社会になり、便利な『コト』が満たされるほどその場に生きる『ヒト』の価値が下がり続けることになります😱


それを端的に表したのが今回の事件であり、


・被害者という『ヒト』

よりも

・着服された金額という『コト』


の方が「情報の関心度が高い」とみなされた結果生まれたのが今回の記事です。


今回の件で「信頼失墜した法人に勤める人々」の評価も落ちますし、そうした法人に子どもを預けるのも危ういと判断した親が保育園を移れば法人の存続にも関わってきます。

一人の欲によって多くの被害者が今後長い間大変な思いをすることになるのが予想される訳ですが、記事になったのは「どれだけ着服したか」です😨


金銭的に「保育園の運営に影響はない」と言っても、「(罪を犯した組織と)関わりたくない」という心理的な影響は無視できず、信頼回復の為に必要な情報こそ発信すべきではないかと思われます。


『信頼』を放置すれば「施設利用者」と「職員」の間の溝は埋まらず『不信感』は募るばかりとなります。

それは人材確保・人材教育に大きな影を落とし、


「過去に不祥事を起こした組織で働きたくない😓」

「ここで働いていても自分を誇りに思えない😧」


と、人が集まらずに離れていく遠因となりかねません😰


それはやがて組織の存亡にも関わってきますから、「こういう事件があった」と「今はこのように対策を取っている」はセットで発信すべきなのです。

【まとめ】福祉が『ヒトの価値』を見失えば



今回は社会福祉法人の不祥事から「福祉が食いものにされる現実」と、そこに潜む『コト〉ヒトの社会』について見てきました。


意識的・無意識的に関わらず「ヒトには価値がない」と感じ取っているからこそ、ヒトの価値を損ねてでも自分の欲を満たそうとする訳です。


それは「その人自身が『ヒト』として大切に扱われなかった感覚」があるのではないかと推測できますし、そうでなくとも欲を満たす手段として『コト』に頼る時点で『コト〉ヒト』という価値観がその人の中に植え付けられていることがうかがわれます😧

自分でできることを手放して便利さに任せきりになれば、それは『依存』となり中毒となって心身を蝕んでいくのです🥲


今回の件もわかりやすく『欲』によって刺激中毒となり、「ヒトを助けるためのお金」にまで手をつけてしまった訳です。

またその事件を「お金」にフォーカスして報道するくらいには社会全体もお金に関心があり、その背後で悲しみ苦しむことになる『ヒト』への想像を奪われているのです😭


そして何より、こうした『コト〉ヒトの社会』を露わにしたのが「人のしあわせ、ゆたかさ」を意味する『福祉』であったことを、人々はもう少し重く捉えた方が良いでしょう。


福祉においてですら『ヒトの価値』を見失いつつある。


その事実は


・今後全ての人が迎えざるを得ない「心身の『老い』


にとって危機的であり、


・今を生きる全ての人が向き合わざるを得ない「これからどう生きるかの『生命への問い』」


にとっても致命的です。


ですので今一度、「社会はそうだから」「皆がそうしているから」で考えを止めずに「自分がどうありたいか」を見極めていくとよいでしょう。



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今回の記事に共感してもらえたり、興味を持ってもらえたなら、ぜひご覧ください☺️


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