LINE-BOUND【ambivalent dancer】創作大賞感想『ケニィの心臓』
今日は。
真彦・OaZと申します。
身内なので手前味噌で恐縮ですが、私の双子の兄の作品を批評したく存じます。
一言で言えば、彼の好きなゲーム『MOTHER2』の英語タイトル『EARTH-BOUND』(Terraに囚われた)にかけて
LINE-BOUND【ambivalent dancer】
そして、
相反するイデア。
メキシコ ⇔ 日本
加害者 ⇔ 被害者
コスモス ⇔ カオス
虚像⇔実像
兄はこれらの境界線で終始ダンスを踊っています。
非常に危なっかしいくハラハラしますが、
どちらかに振り切れ・堕ちたまま、ということもない。
彼は、メキシコ人としては繊細すぎる。
日本人としてはカオスすぎる。
かといって
メキシコ人としてもカオスすぎるし、
日本人としても繊細すぎる、
…かもしれない。
「容姿と精神が一致しない。」
常にそう言われてきた。
だが、誰のなんの基準なのか。
一つの真実は、非常に多くの人に言われることです。
しかも、去られる口実として。
「ついていけない。人の心が、分かっていない」
だから、メタ的表現を好む。
自身の境界線を侵された。
それ故、若いうちから離脱して、高い視点を持つようになった。
それは、悲劇でもあるが救済でもある。
嘘も多いが真実が基礎。
だから、生生しいでしょう。
兄は本当に頻繁に、脳貧血を起こします。
去年も電車を止めました。
駅員室の長ソファの上で休んでいるところを迎えにいきました。
その日は、湿度が高くって。
他にも数人倒れてた。
だが彼が一番重症だった。
救急は不要と言い張った。
彼の方が年下な気分です。
現にそう間違えられてきた。
だが、数年前。
祖父が亡くなったとき、
病室へ皆でかけつけた際。
あの独特な匂いの中で
私が初めて倒れそうになった。
彼は、倒れませんでした。
ふらつく僕を抱き留めた。
初めて彼の強さを感じた。
僕らが子供の頃。
彼が僕を叩き起こし、トイレに同伴させたんです。
1階に降りて。
水も飲みたいと言うもんだから、台所へついてった。
もういいだろう、そう思って、彼を残して行こうとしたら。
彼は、握りしめていた、鉄の文鎮で僕を殴った。
数針縫う大けがです…。
随分経って、謝ってきた。
その後は暴力的な喧嘩をするでもなく。
私はすっかり、忘れていた。
noteの友人方がおっしゃるように「気にしすぎ」なんですよ。
私みたいに、スルーすればいいのにね。
不器用なヤツなんです。
この話を綴っているとき、随分葛藤があったようです。
彼の恋人や母が、おかしいから様子見てと、私に連絡してきたんです。
そういえば、最近LINEが大人しいなって、ちょうど感じてたところでした。
作成した文章を、AIに読み込ませてはどう思われるか検証していましたよ。先日書いた、カオス極まる話の直後にセンシティブすぎる母と自身の痛みの記憶。
これらは「ケニィの心臓」の話ではないですが。
AIは「いいから精神内科を受診しなさい」その一点張りになったそうだ。
「いや、支離滅裂ではないでしょう。しっかり文学しているでしょう…」
だが彼はここ数週間、あまり眠れていない。
本当に私が来て面倒見ていたんです。
生活もいちおうは、送っていましたが。
近所の西友が改装された。
お昼に彼一人で行かせてみたら、1時間帰ってこず、迎えにいきました。
料理も挑戦してるけれど、バーモントカレーすら、失敗するんです。
彼女は言います。
「手から毒が出ているんじゃない」
(これは愛あるイジリですが)
つい先日は、モバイルPASMOが切れてしまったが、チャージの仕方を忘れてしまい、結局切符を買ったそうです。
スマホで調べたが読み込まなくて。
よく、そういう夢も見るんだそう。
なんだか、処理がうまくいかない。
PC操作をしているが、目的までたどり着けない。
そして、手遅れになってしまう悪夢。
よく叫んで起床しますよ。
聞けば、父や母に裏切られ、激しく罵る悪夢だとか。
双子なのに。私はそんなこと、全然ない。
彼は、試験や面接などでは驚異的な力を発揮し、まさにOver-qualified。
ですが日常の会話では、むしろバカ扱いされるんです。
とんでもない遠いところから話始めたり、数段先の結論を言ったりして。
何の話をしてるのか。
よくイラつかれて辛いそうだ。
私だってイライラするよ。
「いったい何が言いたいの?」
「いや、そこまで聞いてない…」
noteのご友人方に良い評価も受けたそうな。
ですが日常とのギャップがあるので、嬉しい一方、ひどく戸惑うそうなのです。
「僕に価値があるのだろうか」
何かにトチると安心する。
「やっぱり僕なんてこんなもの」
ええ、驕り高ぶってはいけませんよ。
上には上がいるものだし。
読書量が物凄い、そうおっしゃってくださるが。
実はそんなに、読んでいない。
こじつけ力が強いだけ。
だが、本質を読み取る力…
その力は確実にあると思う。
彼はひどく厭世的。
ですが、人間の愛も信じています。
「口は激悪・人間賛歌」
それは非常に「ジョジョ的」です。
それ故、
愛のない批判、誰かを傷つける可能性のある表現はしないのです。
とはいっても初版では勢いあまって、誤解させることも多少書きましたが。
最終的には改訂いたしました。
そんな、感じです…。
皆様もそうだと思いますが、まさに魂を削って書いたのです。
よろしければお読み下さい。
一言でもいいので、ご感想をいただければ嬉しいです。
最期に、エピローグで入れるはずだった歌を入れましょう。
noteのご友人との交流を受け、違う曲を入れましたが。
こちらです。
ありがとうございました。
真彦・OaZ
