白猫ルネ その5《グリはお風呂が好き》
(この写真を見つけた時はドッキリしました。
グリにそっくりだからです。
ただ、目の色がもっと濃いグリーンでしたよ)
前のお話 ➡ 白猫ルネ その4
チロとグリは代わる代わる出産した。
不思議な事に2匹が同時期に出産する事は無かったので、
我が家は ほぼ絶えず子猫が居る
みたいな状況だったように記憶している。
こうも次々と子猫が産まれると
さすがに貰い手を探すのも大変だった。
当時白猫は近在に全く見たことが無かったから
家族皆で友人知人当たりまくり
なんとかなったものの・・・
~~~~~~~~~~~~~~
グリの「お節介」な母性愛
グリは母性愛が強いというのか世話好きというのか
はたまた「お節介」なのか (◎_◎;)
チロが産んで乳離れしたばかりの
まだ親に甘えたい子猫を
グリはいつもわが子のように抱き締め 舐めまわし、
大切に可愛がって育てるのだった。
(^_^;)

一方チロは猫にしては珍しくホントに不精で、
いつもなんとなく薄汚れた感じだった。
見かねてか、グリが時々舐めてやっていたっけ。
風呂場での「観察」
グリは姉と私が入浴しているのを見るのが好きで、
私たちがお風呂に入っていると
いつも入口の戸を両手で ガラガラガラ と自分で開けて
あの独特な
”グルルルルーーー” という鳴き声で
挨拶して入って来て、
(この〈ルルルル〉の文字を小さく変換できれば
もっと正確に伝わるんだろうにと残念です)
浴槽の端に重ねて置いてある
5枚の木の板の風呂蓋の上に跳び乗り
私たちの様子をただ黙って ジッと「観察」するのだった。
(;^ω^)
或る日、
いつものようにお風呂場で私たちの様子を
「観察」していた時のこと。
壁に薄茶色の蛾が止まっているのに気が付いて
風呂蓋の上で壁に向かって座り直し、
下げたしっぽをフリフリしたら
ちょうどお湯の水位が高くてしっぽが濡れた。
すると、
その感触が気に入ったらしく
後ろを振り向きながらしっぽをゆらゆらさせて
お湯の中でふわふわとしっぽが揺れるのを見て
しばらく楽しんでいたのだが、
ふいに壁に居た蛾が飛び立ったのに気を取られて
ポチャンと後ろ脚からお湯に落ちてしまった。
(◎_◎)💦
ところが、
グリは風呂蓋につかまったまま
姉に支えて貰い
慌てる様子も無く気持ちよさそうに
じっとしているのだった。
グリはやっぱりちょっと変わった猫だったと思う。
東京へ
やがて私は短大に進学し、
2年間家を離れることになった。
「卒業したら必ず家に帰って来るんだぞ」という
今思えば ”最高の親バカ” な父の条件を飲んで。
父は子煩悩が過ぎて、
娘は自分の眼の届くところに置かないと心配でならず、
5人の娘たちの4人迄は 嫁入り迄
自宅から学校なり勤め先なりに通わせていたのだが、
”ワガママ娘の末っ子” だけは
父の思うようにはならなかった。
( ´艸`)
【2番目の姉の婚家の傍にアパートを借りて住む 】
【 卒業したら必ず戻って来る 】
この2つの条件が父の苦肉の策だった。
2年だけでもいーや!
東京で独り暮らし。( ^ ^ ♪
ウキウキ 💓
猫ちゃん達にはホントに申し訳ないが、
私は短期大学という未知の環境と
都会での初めての一人暮らしへの期待に
すっかり心奪われ気もそぞろで、
チロもグリもその子供たちの事も
すっかり姉にお任せで、
猫ちゃん達とのお別れも、
今思えば呆れるほどなんという事も無く
「グリちゃん、行って来るね」と、
羽根が生えたように(コレ、実感)
あっけなくウキウキと家を出て行ってしまった。
そしてこの2年間は、
あれ程執着していた猫達がどうしていたか、
どんな子たちが産まれてどうなったか
なんて、
我ながら呆れるほど気にもならずに
すっかり自分だけの世界に浸りきっていたのだった
((+_+))
しかし、
初めての夏季休暇に
我が家の玄関にスーツケースを置いて
「ただいまー」と言った時、
すぐにグリが何処やらから走って来て、
あの ”グルルルルルーーー" という
胸を揺さぶるような強烈な鳴き声で迎えてくれたのだった。
(*^。^*) 💓
抱き上げた時の、
嬉しそうにグルグルと喉を鳴らした
あの メス猫にしてはがっしりした肢体の抱き心地!
いまでもしっかり脳裏に焼き付いていて、
思い出す度に胸がズキンとしてしまう。
つ づ く
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