ワーママになってから、できなくなったこと。
子どもが生まれてから、
ワーママになってから、
できなくなったことがある。
何もせず、ただぼーっとする。
たったそれだけ。
それだけのことが、私には難しい。
毎日、とにかく時間がない。
やることは常に山積み状態だ。
朝起きて、まだ疲れの残る身体をなんとか動かす。
朝食の準備をして、子どもたちを送り出す。
少し家事をしたら、すぐに仕事を開始する。
業務時間が終われば猛ダッシュでお迎えへ行き、帰宅したら夕飯の準備。
食べ終わったら片付け、お風呂、寝かしつけの怒涛のラッシュ。
これらがすべてサクサク進むわけでもない。
たいてい、子どもたちからの呼びかけや、遊ぼー!に手が止まり、
兄弟喧嘩がヒートアップしそうになったら止めに入る。
あれやこれやとしているうちに、
あっという間に1日が終わっている。
私はフルリモートで働いているから、通勤時間はない。
だから、時間はあるはず。
…あるはずなのに、結局いつもバタバタしている。
脳内もいつもフル稼働状態だ。
仕事のこと、
学校の用事のこと、
今日の夕飯の献立のこと、
やるべき家事のこと。
1つ片づけても、次から次にやらなければいけないことが湧いて出てくる。
まるで、エンドレスにもぐらたたきでもしている気分になってくる。
ぼーっとする時間なんて、ない。
そう思っていた。
でも最近、本当にそうなんだろうかと考えるようになった。
確かに、時間はない。
でも、余白の時間が全くないわけではない、とも思う。
子どもを送って自宅に戻った後、
子どもたちが寝た後、
ただソファーに座って、ぼーっとできる時間はあると思う。
でも、しない。
というか、できない。
ただ、何もせず時間を過ごすなんて、もったいない。
もったいないお化けと化した、心の中の私が叫ぶのだ。
MOTTAINAI!
貴重な時間を何もせずに使ってしまうなんて。
そんな心の声に、私はいつも動かされてしまう。
家事できるよね?
本読めるよね?
何か有効活用できるよね?
まさか、何もせずに過ごすつもり?って。
私はただぼーっとして過ごすことに、自分自身へ許可を出せずにいた。
そして、いつの間にか、余白の時間を何かで埋めないと気が済まないようになっていた。
実際、だらだらと過ごすと、時間を無駄にしてしまった、という、謎の罪悪感に苛まれたことも多々あった。
子どもが生まれてから、自分の時間がすごく貴重なものになった。
だから、自分の時間を有効活用しなければ、という思いが強くなったんだと思う。
でも、何もせず、ぼーっとする時間も大切なんだなって感じたことがあった。
この前、電車で移動しているとき。
いつものようにスマホを触ったり、音楽を聴いたりしようかなと思ったけど、なんとなく気分がのらなくて、ただぼーっと座っていた。
窓の外の景色を眺めたり、
電車の中の座っている人たちを何となく見たり(人間観察は好き)。
私の中のもったいないお化けが知ったら、激怒するだろう。
でも、なんだかそのゆっくり流れる時間が、とても心地よかった。
そして、ふと思った。
忙しい毎日を送っているからこそ、
何もしない、何も考えない時間もきっと必要なんじゃないかなって。
余白の時間を自分が思う「有意義」なことで埋めようとしなくてもいい。
何もせず過ごしたって、がっかりした気持ちにならなくてもいい。
日々、何とかまわしているワーママには、ぼーっとする時間も必要なんだと思う。
たまには、もったいないお化けが叫ぶ「MOTTAINAI!」には
聞こえないふりをして、ソファでぽけーっとしてみようと思う。
自分へのご褒美として、そして休息として、
何もしない時間を自分にあげたいな、と思う。
さて、皆さんの中にはもったいないお化けはいますか?
お化けの叫びを、たまには聞こえないフリをしてみてもいいかもしれません👻

