Chapter13:女流麻雀プロの夫がうちに秘めたドス黒い感情
競技麻雀決勝卓を見ている時の“人には言えない感情”
今回の記事はあまり乗り気ではない。なぜなら、少し私の人格を疑われるようなことを書くかもしれないからだ。
2025年も終わり各リーグ戦、主要タイトル戦の優勝者の多くが出そろったが、特に個人タイトル戦の決勝戦を見ているときの私の感情はどういったものか。妻が出場していない以上、どのプロも一切関係ないので、フラットに観戦できるはずで、ベテラン・人気者でも若手・無名でも優勝者は誰でもいいはず。ところが、実際の気持ち的には全く違う。ベテラン・人気者か若手・無名で選べるのなら、断然前者に獲ってもらいたい。
VIVA・下馬評通り! おいでませビッグネーム! 連覇大歓迎! と思っているし、
同時に、
アンチ新世代! ファッキューシンデレラストーリー! 地獄に落ちろニューウェーブ! とも思っている。
麻雀界隈もあらゆる競技と同じく、タイトル獲得がブレークのきっかけになることが大いにある。そうなると、まだ新人であったり無名で知名度が低かったりするプロがタイトルを獲ってしまうと、ブレイクされてしまうのである。
…別にされてもいいではないか、と思われるかもしれるが、麻雀プロの夫としては、妻が「置いてかれる」という焦燥感があるのだ。それならば、すでにブレイクしている人気、有名プロなど「タイトル効力」が低いプロに獲ってもらった方がいい、という心理が働くのである。
現在も放送されるTBSのコント大会『キングオブコント』がかつて、決勝のネタ審査を「準決勝敗退者100人」にさせていたことがある。するとどういう事が起きるかと言うと、決勝の舞台に立つ無名の若手たちとほぼ同じ境遇の審査員達の脳裏で「あいつに先に獲られる(≒ブレイクされる)くらいなら、もう売れている先輩◯◯さんに獲ってもらった方が…」と、ネタの良し悪し以外の意識が働いてもおかしくない。ベテランコント師の優勝が続いた時代には、そういううわさも囁かれていたこともあった。当時私は、「なんて浅ましい奴らだ、そんなセコいことする暇があったらネタ作りに精進しろ」と思っていたが、まさか自分が同じような心境になろうとは。
もし私が、転生したらブスでデブで雀力が低い連盟の女流だったら、おそらく「すべてのタイトルを魚谷侑未さんが獲りますよーに!」もしくは、「すべてのタイトルを二階堂亜樹さんが獲りますよーに!」と心の中で切に願うだろうし、もし私が転生したらブスでデブで雀力が低い最高位戦の女流だったら、「すべてのタイトルは瑞原明奈さんが…(以下略)」と願っていたことだろう。
要は、すべてのタイトルを自分以外の若くて無名のプロが獲ってほしくないと思うはずである。
妻に共感してもらえると思って話してみた
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チップありがとうございます。妻が好きなシラス買って帰ります!
