見出し画像

ごはんごはんごはんの日々

相変わらず点滴に通いながら、
食べたり食べなかったりに一喜一憂する日々。
1日4回ほどに分けて、
なるべくカロリーを摂れるよう工夫していた。

数値はぐっと下げることができて、
先生も
「思ったより下げられた!」
と言ってくれた。
それがとても嬉しかった。

ただ、食事が本当に難しかった。
あの手この手で試すうちに、
リルもどんどん賢くなっていく。
鼻でお皿をちゃぶ台返ししたり、上手にぺっぺ吐きだしたり、暴れたり…

ごはんの時間は毎食、床も服もぐちゃぐちゃ。
私のメンタルもボッコボコ。

いかんいかん、と
その都度気持ちを立て直しながら、
「楽しもう」と言い聞かせていた。

ドッグフードは棚いっぱいになり、
小さなペットフード屋さん状態。
でも、どれもほとんど食べない。

ドライフード食べれた方がいいのはわかってるけど、療法食のドライフードは完全に拒否。
リキッドに切り替え、それでもダメな時は強制給餌。

それも次第に気持ち悪くなるようで、
だんだん拒否が強くなっていった。

毎日のようにラグを洗い、床を拭き、
リルのおかげで、家は常に清潔だった笑。

5月の頭には食欲増進剤も試したけれど、
効果はなく、味も嫌いだったみたい。

お薬はとうとう8種類。
「覚えられない〜」なんて
言っていられない数になった。

奮闘しているうちに、
また食べられなくなり、
吐いてしまう。

吐けば、何も食べたくなくなる。

食べてくれないと点滴も減らせない。
体重も維持できないから弱っていく。

先生と相談して、
「腎臓には良くないけれど、
ささみでも、カステラでも、
何でもいいから食べれるものを食べさせましょう」
ということになった。

そこからは、ささみもちろん、
本当にいろいろなメーカーのカステラを取っ替え引っ替え。
手作りして、焼きたてのものも何度も試した。

すぐに飽きるので、
メーカーを変えるのも重要だった。

そしてリルは、とんでもなくグルメ。
だんだん高級なものしか食べなくなるという特徴があり、
デパ地下でも試し尽くして頭を抱えた。

そのほかにも甘酒やあんこやプリン…
ケンタッキーからステーキブームもあったな。
食べてないものを探す方が、むずかしいくらい手を尽くした。

キャットフードにも手を伸ばし、
ささみベースのものなら気に入って食べてくれた時期もあった。
「猫なのかな?」なんて思ったりして笑。

試行錯誤したけれど
調子がいいと思った翌日に、ガクッと悪くなる。
それがずっと続いていた。

数値を下げれた!と思ったら、また爆発的に上がったりね。

どうしたものかと悩みながらも、
なるべく愉快に過ごしてほしかった。

2023年6月5日
体調の波が頻繁に訪れるリルに、
私が生活の中で何かできないかと
自宅でお灸を始めてみた。

これがとても気持ちよさそうで、
マッサージが好きだったリルには合っていたみたい。続けることにした。
リルが幸せそうだと私も本当に嬉しい。


2023年7月21日
体調は一向に良くならないので
病院で血液検査、点滴、レントゲン、痛み止めの注射。

検査後、先生に
「きついことを言います……
かなり厳しいです」
と伝えられた。

毎日の点滴が必要だけど
撮影があると、毎日病院に通うのが難しい日もあり
、この日から、
とうとう覚悟を決めて
自宅で点滴をすることに。

やだな、やだなー!!!
でも、やるしかない。

先生にレクチャーしてもらい、
「お家が絶対的に安心な場所であってほしい。
もし自宅点滴で、リルちゃんのメンタルに支障が出るようなら、病院に通うスタイルに戻しましょう。
非日常が好きなリルちゃんだから、お家で安静もいいけど、リルちゃんが好きなカフェ巡りとかもどんどんしてあげたらいいと思います。喜ぶと思いますよ」

と私たちの日常に寄り添って話してくれた。

辛い宣告だったけれど、
不思議と、
優しい気持ちになれた日だった。

はぁ....お家点滴....こわいーー!

とまぁこれも今となれば、
この時は、まだまだ私もベイビーちゃんだったんだなぁと思いながら、綴っています。

いいなと思ったら応援しよう!