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新古今(101)はかなくて 過ぎにしかたを 数ふれば

百首歌に
                            式子内親王

はかなくて 過ぎにしかたを 数ふれば 花にもの思ふ 春ぞ経にける
                          (巻第二春百一)
特に何ということもなく、いつの間にか過ぎてしまった年月を思いおこすと、ただただ、桜の花に物を思う春ばかりを過ごしてきてしまった。

「過ぎにし方」は、想いを寄せた君が自分から離れ過ぎてしまった年月かもしれない。

とうとう想いは実らず
桜の花に、その君への想いを託す。
そんな春ばかりを送ってしまった。

桜が美しいだけに 忍ぶ想いは つらく、そして美しい。

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