パパイヤで心が折れた父親へ。まず見直すべきは子どもとの遊び方じゃなかった
「パパイヤ!」
娘が1歳半の頃でした。
その言葉を聞いた瞬間、
「え……?」
と固まったのを今でも覚えています。
その頃の僕は、家族のために必死でした。
毎日仕事をして、
帰宅後は家事も育児も手伝う。
休日はできるだけ家族との時間を作る。
自分なりに、
良い父親であろうとしていました。
だからこそ、
娘からのその一言は本当にショックでした。
正直、
「なんで?」
と思いました。
頑張っているつもりだったからです。
でも、その日を境に、
娘からの拒絶はどんどん増えていきました。
「パパとお風呂イヤ」「着替えもイヤ」「寝かしつけもイヤ」

最初は一時的なものだと思っていました。
でも違いました。
お風呂イヤ。
着替えイヤ。
寝かしつけイヤ。
絵本イヤ。
抱っこイヤ。
とにかく何をしてもイヤ。
僕が近づくだけで、
「ママがいい!」
と言われる日もありました。
正直、かなり堪えました。
思春期ならまだ分かります。
でも1歳半です。
まだ早すぎるだろ……。
そんなことを思っていました。
気づけば僕は、
「パパが嫌いなのかな」
「生理的に無理なのかな」
「父親失格なのかな」
そんなことまで考えるようになっていました。
そして当然ですが、
一番大変だったのは妻です。
娘が僕を拒否する。
すると育児負担はさらに妻へ集中する。
もともとワンオペ育児で疲弊していた妻は、
どんどん余裕を失っていきました。
家庭の空気は最悪。
会話も減る。
笑顔も減る。
家に帰るのが少し怖い。
そんな状態でした。
僕はずっと勘違いしていた
当時の僕は、
「娘との関係を改善しなきゃ」
と思っていました。
だから、
もっと遊ぼう。
もっと話そう。
もっと関わろう。
そう考えていました。
でも今振り返ると、
完全に順番を間違えていました。
娘との関係ばかり見ていたんです。
本当に見るべき場所は、
そこじゃありませんでした。
少しずつ変わり始めたフルーツゼリーの日

ある日。
仕事帰りにスーパーへ寄りました。
特別な理由はありません。
ただ、
「最近、家庭の空気も悪いし、
気分入れ替えたいな」
と思ったんです。
たまには家族をねぎらいたい。
そう思って、
フルーツゼリーを買って帰りました。
帰宅後、
妻が嬉しそうに言いました。
「パパがフルーツゼリー買ってきてくれたよ」
「パパ優しいね」
娘も嬉しそうでした。
それだけの話です。
本当に小さな出来事。
でも今思えば、
あの日が転機でした。
たった15分の公園

その日は、仕事も早く上がることができ、
珍しく早く帰宅していました。
すると娘が言いました。
「公園行きたい!」
いつもなら、
「また今度ね」
と言っていたかもしれません。
でも、
「こんな時間に帰れたのも珍しいから
少しだけでも」
と思い、
「じゃあ特別に少しだけ行こうか」
そう言って家の前の公園へ行きました。
時間にするとたったの15分くらい。
長くもありません。
特別な遊びをしたわけでもありません。
でも娘は本当に楽しそうでした。
笑っていました。
走り回っていました。
そして帰宅後。
いつもなら「ママがいい」と
お願いする絵本を、
娘は僕に持ってきました。
「パパ読んで」
その瞬間、少しだけ
関係性を変えられるかもしれない
というのを覚えています。
妻が「助けて欲しい」と弱音を吐き始めた

その夜、公園とフルーツゼリーで
満足をしたのか、
寝かしつけもスムーズに終わり、
久々に妻とゆっくり話す時間が
取れました。
当時の妻は、帰ってきては
気力もなく、
「疲れたから早く寝る」と
夫婦のほぼ会話もなくというのが
続いていました。
妻は、娘から「ママ!マーマ!」と
求められる毎日が、
想像以上に苦しかったそうです。
もちろん、
「娘に必要とされること」
自体は嬉しい。
でも、
それが24時間365日続くと話は別
です。
ご飯を作る時も。
トイレに行く時も。
少し座りたい時も。
常に娘から求められる。
しかも、
夜泣きで睡眠不足。
自分の時間はゼロ。
そんな状態でした。
一方で僕は、
仕事から帰宅すると、
「今日も疲れたー」
と言いながらソファに
座ることもありました。
今なら分かります。
妻から見れば、
「いいよね、仕事は終わりがあって」
そんな気持ちだったと思います。
実際に妻からは後になって、
「正直、あの頃はあなたに
優しくできなかった。
ムカついてたから(笑)」
と言われました。
「助けてほしい気持ちはあった。
でも話し合う余裕すらなかった」
とも言っていました。
「心の声」を聴いたことで掴んだきっかけ
妻は、僕に感謝していなかった
わけでもありません。
ただ、
余裕がなかった。
本当にそれだけだったんです。
心も。
体も。
限界だった。
だから僕に優しくできなかった。
だから娘の前でも、
自然と不機嫌な態度になってしまった。
そして子どもは、
その空気を敏感に感じ取っていたんです。
その夜は、
「いつも本当にありがとう」
そう素直に伝えました。
すると妻も少しだけ表情が和らいだんです。
妻と話す時間を作り始めた

その日以降。
毎晩少しだけ話す時間を作りました。
最初のころは、
ぶつかる日もありました。
イライラしてしまう日もありました。
でも続けました。
少しずつ。
本当に少しずつ。
妻が抱えていた苦しさを知りました。
孤独。
疲労。
不安。
プレッシャー。
僕は分かったつもりで、
全然分かっていなかったんです。
そして不思議なことが起き始めました。
まさかのきっかけ
「パパイヤ」が減っていった

妻の表情が穏やかになっていく。
すると、
娘も変わり始めました。
パパとお風呂イヤ。
パパと着替えイヤ。
パパと寝かしつけイヤ。
そういう言葉は、最初はまだあったものの、
【絶対無理】だったパパ対応が
少しずつできるようになりました。
もちろん一瞬で変わったわけではありません。
でも確実に変わりました。
気づけば、
「パパイヤ」
ではなく、
「パパでもいい」
になっていました。
そして、
やがて
「パパと行く」
「パパ読んで」
「パパ遊ぼう」
そんな言葉が増えていったんです。
パパイヤの正体に気づいた

ここで僕は大きな勘違いに気づきました。
パパイヤの原因は、
子どもとの遊び方ではなかった。
子どもとの接し方でもなかった。
本当の原因は、
夫婦関係でした。
子どもは想像以上に親を見ています。
特にママの感情を敏感に感じ取っています。
ママが苦しそう。
ママがイライラしている。
ママがパパに不満を持っている。
それを毎日見ている。
すると自然と、
「パパよりママ」
になりやすい。
もちろん全ての家庭に当てはまる
わけではありません。
でも少なくとも、
我が家はそうでした。
娘の問題だと思っていたものは、
実は夫婦の問題だったんです。
パパイヤに悩む父親へ伝えたいこと

もし今、
あなたが
「パパイヤ」
に傷ついているなら。
まず知ってほしいことがあります。
あなたは嫌われている
わけじゃありません。
父親失格でもありません。
人として否定されたわけでもありません。
もしかすると、
子どもではなく、
夫婦の空気を見直した方が
早いかもしれません。
妻は疲れていないか。
孤独になっていないか。
本音を話せているか。
感謝を伝えられているか。
そこを見直した時。
子どもの反応まで変わることがあります。
僕たちが家庭崩壊寸前から抜け出せた理由
正直、僕も最初は
「娘との接し方」
ばかりを考えていました。
でも本当に変わったのは、
妻との向き合い方、
そして
周りとの向き合い方
を変えてからでした。
解決策を探す前に、相手の話を聴く
ひとりで抱え込むのはやめる
家族をチームとして考える
会社や周りの親族や友人を巻き込む
今振り返ると、
僕たちが変われた理由は本当にシンプルです。
ただ、その「シンプルなこと」が一番難しかった。
そして実は、
この記事でお話しした内容は、
僕たちが家庭を立て直した
経験のほんの一部です。
実際には、
・妻との会話をどう改善したのか
・ギスギスした空気をどう変えたのか
・子どもとの信頼関係をどう取り戻したのか
・仕事と家庭を両立するために何を変えたのか
など、
1ヶ月で家庭の空気を変えるために
実践したことを別の記事にまとめています。
もし今、
・妻との関係がうまくいかない
・旦那との関係がうまくいかない
・子どもから拒否されて辛い
・家庭の空気が重い
・どうすれば状況を変えられるのか分からない
そんな悩みを抱えているなら、
きっと参考になると思います。
▼詳しくはこちら
【産後うつで家庭崩壊寸前だった僕らが、たった1ヶ月で笑顔を取り戻した実話【誰でもできる改善方法】】
あの頃の僕と同じように苦しんでいる人が、
少しでも早く家族の笑顔を
取り戻せることを願っています。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!
Taka
