袋田の滝と下仁田ネギ~ 遠く離れた「天気の隣人」
北関東って、なんか似た風景があるよね…
そんな疑問がきっかけでした。
今回の分析は、距離は離れていても気候が似ている「天気のお隣さん」を探す冒険の旅となります。本日の東京新聞に掲載されています。
冒険の地図は、茨城、栃木、群馬のアメダスデータ。気温やら風の強さやら、なんやらかんやら…
PCA分析とクラスタ分析という手法で「天気の距離」を計算してみると、驚きの結果が出ました。
たとえば、茨城県大子町と群馬県の下仁田町は、直線で約200㌔離れているのに、気候がよく似ているんです。
名前に惑わされていたこともありそうです。
「那須烏山」と「那須高原」「那須塩原(黒磯)」の「那須3兄弟」(?)は、地名は似ていても気候の特徴は全く異なることも分かりました。
データは気象庁のHPから10年分を取得し、Pythonで整理しました。ダウンロード操作は意外と骨が折れ、眠気と戦いながら太ももをつねる日々。おかげで、赤いポツポツが残りました(笑)。
「天気の距離」を出すために使ったのは「クラスタ分析」という手法です。似た気象条件の地域をグループに分け、それぞれの特徴を見て名前を付けました。
分類3グループは
・陽炎のまち
・峠の仲間たち
・やすらぎの谷間
少し恥ずかしかったけれど、直観的でわかりやすい名前になったと思います。
今回は、南関東を分析から外しました。平地が多く、地域差が見えにくいと判断したためです。
天気の距離、意外と応用の場は広そうです。遠く離れていても、似た気象条件なら、新品種の農作物を共同で開発する可能性もあるし、防災面で協力することができるかもしれません。
遠くて近い「お隣さん」。天気を通して、気持ちの距離も少し縮まる気がします。
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詳しいクラスタ分析の図や結果は、[東京新聞デジタル](https://www.tokyo-np.co.jp/article/463739)でご覧いただけます。
※この記事のように、気象データと現地取材を組み合わせて「天気のつながり」を探っています。
