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転職サイトの口コミの怪

 採用をしていて感じる見えない敵。それは噂です。その噂は何処から来るかと言うとSNSだったり転職サイトの口コミだったりします。経験からすると前者のSNSで悪評が回るのは無根拠で無い限りは割とキテいる状態で、業界内に悪評が出回る前に対策しないとマズいです。

 今回話題にしたいのは後者の転職サイトの口コミです。先立って下記のようなコメントにいくらかの反応を頂きまして詳しく残しておこうと思いました。特定のサービスを否定するものではありませんが、口コミは参考程度に留めておいてほしいというお話です。

転職サイトの口コミはいつ書くか?

 昨今の転職サイトにおいて口コミの詳細閲覧と引き換えに現職の口コミ入力を迫るというものが主流です。他社の口コミの詳細閲覧を求める段階で企業のブランディングに関わる人か、転職を考えている人です。退職エントリや入社エントリに対して現職エントリがほぼないように、在籍中に現職の感想を書くのは企業が戦略的に呼びかけないと自然発生的には起きにくいものです。

 2019年のアンケートですが退職理由は上からやりがい不足、低い給与、将来性、人間関係…とネガティブなものが続きポジティブな退職理由に見える「他にやりたい仕事ができた」は13位です。転じて転職を意識した人が書く現職の感想は基本的にはネガティブなものです。

転職サイトの口コミは企業側は反論できないので企業からするとフェアではない

 多くの他分野の口コミサイトもそうですが、一方的に言われっぱなしなんですよね。話題を提供する側としては非常に面白くない。何も必死の言い訳をしたいわけではなく「今はこんな制度が増えました」「給与体系を会社のフェーズに併せて変えました」「キーマンが入社しました」「その事業は辞めました」「その件は貴方が悪い」「その上司は居なくなりました」まぁ、最後の方は書くのが憚られますが何かディフェンスしたい。ただ転職サイトの口コミにはそういう機能は無いのが一般的ですね。

 口コミに対する返答の例として、都内某所に全てのGoogleマップの口コミに院長が回答している歯医者さんがあります。クチの悪い歯医者というパワーワードなのですが、星4.0をキープされていますが非常に荒れていますし、読み込むと問い合わせが怖い感じになっています。ただ、放っておけばよいのかも知れないが放っておけないという気持ちは分からなくはないです。

 まとめ:企業は変わるが不満口コミは貯まる、複数の同じ種の書き込みがあったら気にして確認するくらいが丁度よく、自分が納得するのが最善

 企業というものは外から見ると特に変わり映えがしないように思いがちですが、意外と変化するものです。事業内容や市場の変化に伴う粗利率の増減、オフィス移転のような固定費の増減、福利厚生や給与体制の変更などなど。

 企業名は同じでも、内容は異なることが多々あります。一番良いのは目視です。コロナ禍の今ではオンラインで一緒に働くことになる人達との接触機会を設けてもらい、様々な確度で質問することが重要です。「良い点、悪い点は何ですか?」ではなく「良い点、課題点は?」と質問すると引き出しやすいですよ。何にせよ、口コミに左右されずフラットな気持ちで自ら確認に行くことが面白いキャリアパスに出会える可能性がありますよ。 

おまけ:企業が注意すべき意外な口コミ

 転職サイト以外の口コミで注意が必要なのはGoogleマップの口コミです。意外とノーマークな会社さんは多いのですが、退職者のみならず顧客が不満を抱いて書くケースもあり、且つ長期間残りがちなので油断なりません。

 これまでの職場では風評をチェックするプログラムを運用していました。マーケターから要望されることもあれば、法務から要望されることもありました。参考にどうぞ。

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