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実家の親の食べこぼしが増えた…原因は指先の衰えかも|今日からできる対策と便利グッズ

実家に帰るたびに、親御さんが食事のときに箸を落としたり、食べこぼしが増えていたりして、ハラハラしていませんか。


こんにちは、作業療法士のマキです。


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当ブログでは、16年の経験を活かして「本当にご家族や患者さんに役立つ」と感じたものだけを、作業療法士の視点で厳選してご紹介しています。

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「気をつけて食べてよ」「よく見て持ったら?」

つい、そんな一言をかけてしまったことはありませんか。実はその食べこぼし、本人の不注意でも怠けでもなく、年齢とともに体の中で起きているごく自然な変化が関係しています。


訪問リハビリの現場で16年間、たくさんの高齢者やご家族と向き合ってきた立場から、箸が使いづらくなる本当の理由と、本人の気持ちを傷つけずに「自分で食べられる楽しさ」を取り戻すための工夫をお伝えします。


なぜ箸が使いにくくなるのか、知っておきたい3つの理由


普段何気なく使っている箸ですが、実は指先と脳をフル活用する、かなり高度な動きです。年齢を重ねると、この動きにいくつかブレーキがかかりやすくなります。


一つ目は、指先を細かく動かす力の低下です。

箸を動かすには、親指と人差し指、中指をそれぞれ別々に、繊細に動かす必要があります。

ところが年齢とともに指の中の小さな筋肉が痩せていくと、指を思い通りに一本ずつ動かすことが難しくなり、箸が交差したり、食べ物を落としやすくなります。


二つ目は、握る力を保ち続ける力の低下です。

箸を持ち続けるにはずっと支え続ける力が必要ですが、この力が弱くなると、食事の後半になるにつれて手が疲れてしまい、箸のコントロールが利かなくなっていきます。


三つ目は、目で見た位置と手の動きのずれです。

食べ物がある場所を見て、そこに正確に手を伸ばして挟む。

この一連の動きには、目と手の細かい連携が必要です。

視力の変化や、体の反応がゆっくりになることでこの連携にずれが出ると、箸の先が食べ物にうまく届かず、お皿の周りを滑ってしまう原因になります。


食べこぼしが引き起こす、心の負担という問題


箸がうまく使えないとき、実は一番傷ついているのは本人です。


「年寄り扱いされたくない」

「子どもにみっともない姿を見せたくない」


そんなプライドがあるからこそ、家族から「またこぼしてるよ」と言われると、恥ずかしさやいら立ちを感じ、食事の時間そのものが苦痛になってしまうことがあります。


その結果、外食や家族との食事を避けるようになったり、食べること自体が面倒になって食事の量が減ってしまったりすることがあります。

食事は栄養をとるためだけのものではなく、人生の大きな楽しみのひとつです。

この楽しみを守ることが、元気に暮らし続けるためにとても大切なポイントになります。


今日からできる、食卓のちょっとした工夫


親御さんのプライドを傷つけずに、さりげなく食事をしやすくするための工夫をご紹介します。


一つは、お皿の色を変えてみることです。
お皿とおかずが同じような色だと、輪郭がぼやけて見えづらくなります。

白いお皿に白い豆腐、といった組み合わせを避け、少し色のついた器に変えるだけで、食べ物の場所が分かりやすくなり、箸の狙いも定めやすくなります。


もう一つは、食事の前に手や指を軽く動かしておくことです。

グーとパーを大きく10回繰り返すだけでも、手の血の巡りがよくなります。

さらに、親指の先と小指の先をしっかりくっつけて丸をつくり、パッと開く動きを左右5回ずつ行うと、箸を支える指の力にじんわりと刺激が入ります。

ほんの1分ほどの準備体操ですが、その後の食事がぐっとスムーズになることがあります。


まとめ、道具の力を借りるという選択肢


体そのものを鍛えることも大切ですが、道具や環境を少し変えるだけで、今ある力のままでも「できた」をつくれることがあります。


「箸が難しいならスプーンに変えれば」と考えがちですが、日本の食卓において箸で食べるということ自体が、その人の誇りに深く関わっています。


そこで作業療法士の立場から特におすすめしたいのが「箸ノ助」という道具です。指先の力が弱くなった方でも、自然に、そして美しく食事ができるように工夫された箸です。


ピンセットのようにつまむだけで、箸先が自然によい位置に保たれる仕組みになっていて、親指と人差し指を別々に動かすのが難しくなった方でも、手のひら全体で軽く握るくらいの力で、しっかりおかずを挟むことができます。


見た目も介護用品らしさがなく、木の温かみのある上品なデザインなので、使うことで年齢を感じさせず、自分の手で最後まできれいに食べられたという達成感につながります。


「こぼすかもしれない」という不安が消えると、食事中の会話が増え、家族で囲む食卓に自然と笑顔が戻ってきます。

親御さんがこれからも食べる楽しみを持ち続けられるよう、こうした小さな工夫をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。


箸ノ助について詳しくはこちら


広島で訪問リハビリをしながら、妻と娘2人、そしてメス猫2匹と暮らしています。家の中で男は私だけという、完全アウェーな毎日です(笑)。

猫と暮らす現役の作業療法士という視点で、シニア世代のご両親や祖父母へのプレゼントに最適な「使いやすくて喜ばれる」便利グッズや、猫飼いならではのおすすめキャット用品・癒やしグッズを楽天ROOMで紹介しています。

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