#14 社内SEが味わう「板挟み地獄」のリアルな実態
「なんでそっちの味方をするんですか」
現場の担当者からそう言われたことがあります。
社内SEは、業務部門とベンダーの間に立つ仕事です。そのため、板挟みになる場面が驚くほど多くあります。
今回は、実際にあった板挟みのエピソードと、そこから学んだ対処法を紹介します。
結論から言うと、板挟みを減らす鍵は「事前の期待値調整」にあります。
板挟みが起きる典型的な場面
よくあるのが、業務部門が「すぐに直してほしい」と言い、ベンダーが「見積もりと期間が必要」と言うケースです。
間に立つ社内SEは、両方の言い分を聴きながら着地点を探すことになります。
正直、どちらの味方をしても角が立つ、という場面は少なくありません。
実際にあったトラブル
あるとき、業務部門から「システムが重い、今すぐ直して」と連絡がありました。
しかしベンダー側の調査では、原因の特定に1週間以上かかると言われました。
業務部門は納得せず、私が間に入って何度も説明を重ねることになりました。結果的に解決はしましたが、精神的に消耗した出来事でした。
板挟みを減らすためにやったこと
このトラブル以降、意識したのは事前の期待値調整です。
システム変更や障害対応にかかる時間を、あらかじめ業務部門に共有するようにしました。
「すぐ直る」という誤解を防ぐだけで、板挟みになる回数はかなり減りました。
ドキュメント化で自分を守る
もう一つ効果があったのは、やり取りをドキュメントに残すことです。
言った言わないのトラブルを防ぐだけでなく、自分の対応が正しかったことを証明する材料にもなります。
今回のポイント
社内SEは業務部門とベンダーの板挟みになりやすい
期待値のズレがトラブルの原因になる
事前の期待値調整で板挟みは減らせる
やり取りの記録を残すことで自分を守れる
板挟みは経験を積むことで対処法が見えてくる
次回予告
次回は有料記事として、社内SEとSIer、どちらを選ぶべきかを判断するための実践的なチェックリストと、キャリア選択の具体的な考え方を詳しく解説します。
