神戸北野で個展巡り ご縁が繋がる1日
アートを通して誰かと出会い、心に残る言葉や作品に触れると、日常が少しだけ豊かになる気がします。
今回は神戸北野で巡った二つの個展。
作家さんや編集者の方とのご縁が重なり、思いがけず深い気づきをいただいた一日になりました。
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作品展の搬出を終えて、ちょっと自分へのご褒美ランチ。
その後、お声をかけていただいていた個展へ向かいました。
舞台は、神戸北野にある「ギャラリー嶋田」。
きたむらさとしさんの個展が開催されています。
『ぼくがここに』との出会い
会場に入ると、すぐに編集者の松田さんが声をかけてくださいました。
『ぼくがここに』の朗読を聞いたあとに伺ったのは、まど・みちおさんが生涯をかけて伝えたかったメッセージ。
ひとつひとつが、かけがえのないもの。
長年まどさんと共に作品をつくり続けた松田さんの言葉からは、その想いを未来へ繋げたいという強い熱意が伝わってきました。
私が好きな絵本『せんねんまんねん』の話をすると、
「実は一番最初に取り組んだ絵本なんですよ」と、作品秘話を教えてくださいました。
ページをめくるとつながる挿絵。
繰り返しで描かれる生き物たちの楕円。
それが「銀河」を意味していたなんて!
絵本の奥深さに、改めて驚かされました。
大人も子どもも夢中になれる理由は、こういうところにあるのかもしれません。
『ぼくはおこった』が問いかけること
会場では、きたむらさとしさんの絵本『ぼくはおこった』にも出会いました。
ロンドンで書かれたデビュー作で、数々の賞を受賞した作品です。
主人公のアーサーが怒りをぶつける場面。
お母さんはそれを受け止め、「気が済むまでどうぞ」と寄り添います。
やがてアーサーは「なんで怒ってたんだっけ?」と笑顔に戻る――。
松田さん曰く、
「空想の中では怒ってもいいんだよ。我慢することない。」
今の子どもたちにこそ必要なメッセージだと感じました。
私自身も、感情を素直に表すことが難しい時代だなぁと感じることがあります。
絵本を通して、忘れていた大切な感覚を思い出しました。
もうひとつの出会い
さらにご紹介いただいたのが、スズキコージさんの作品展。
地下ギャラリーに足を運ぶと、ビタミンカラーの立体作品が出迎えてくれました。
圧倒的な個性。
そして、ご本人の明るさやユーモアから伝わるエネルギー。
見えにくさがある私にも「どうぞ触れてみてください」と作品に手を添えさせてくださり、
手のひらから伝わる感覚に、じんわり心が震えました。
ご縁が繋がる1日ま
きたむらさとしさんと、スズキコージさん。
まったく違う個性をもつ二人の作家さんに出会い、心に強く残る1日になりました。
帰り道、次の作品づくりに向けて毛糸を選びました。
触れるとワクワクする毛糸たち。
これから始まる試行錯誤の時間も、きっと私を成長させてくれる。
今日は朝から晩まで、まるごとアートな一日。
胸いっぱいの刺激と余韻を抱えて、また新しい歩みを続けていきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます♡
