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『プラチナファミリー』出演とその舞台裏!

※山田さん出演のプラチナファミリーが・11月9日(日)10時〜11時にリピート放送されます!

9月2日に山田さんがテレビ朝日系『プラチナファミリー』に出演され、ご自宅の現代アートコレクションについてご紹介されるとともに、祖父・志賀直哉との思い出や、もう一人の偉人である先祖・大久保利通についてもお話されました。
第七回目では、番組をご覧になれなかった方のために内容のあらましも含めて、番組公開までの舞台裏についてご紹介したいと思います!


趣味のコレクションに囲まれたご自宅を公開

プラチナファミリーは、偉人や有名人などの「華麗なる一家」をのぞき見する番組。偉人となる先祖や家族が誰なのかは明かされず、視聴者がワクワクしながら推理していきます。

山田さんの家系図に、司会の小泉孝太郎さん、高嶋ちさ子さんも驚愕!


山田さん登場回のスタートは東京・自由が丘にあるお宅の場面から。
暮らしの場である2LDKのご自宅は、打ち合わせにも対応できるという整ったリビングとワークスペースが印象的です。
玄関や寝室の棚には、さまざまなフィギュアや絵画などの現代アート作品が並んでいます。モスクワ五輪のマスコットや、十数万円で購入したという奈良美智さん作の犬型ラジオなど、山田さんの美意識が垣間見える品々が紹介されました。

玄関入っていきなりおしゃれです!


家族の記憶と土地の歴史

話題は荻窪にある山田さんの実家に移ります。元総理・近衛文麿の邸宅で国指定史跡「荻外荘」となっている場所の隣は、かつて山田さんの曽祖父・山田直矢(鉱山学者、三井鉱山取締役)が数千坪の土地を別荘として購入したもの。当時、親族で運動会を開いた大きなグラウンドや、当時は珍しかった2面のテニスコートについて語られました。

「荻外荘」については前回の記事でもご紹介しています。

子犬のフィギュアで、祖父に通じる美意識を実感

いよいよ、山田さんの母方の祖父が「小説の神様」と称された志賀直哉であることが明かされます。
志賀は山田さんが大学生の頃までご存命でした。山田さんの幼少期に渋谷パンテオンで一緒に映画を観に行った思い出や、入学祝いにランドセルや腕時計を贈られたエピソードなどが紹介されました。

「『祖父は志賀直哉』って言ってみたい(笑)!」と司会の高嶋ちさ子さん。

放送の中で特に印象的だったのが、山田さんが京都のセレクトショップ「三三屋(みみや)」で購入した子犬のフィギュアのくだりです。
のちに、このフィギュアは志賀直哉がかつて愛した京都・高山寺の木彫「子犬」のレプリカあることが判明したそうです。
「祖父と美意識が重なった」と山田さんが語ったくだりは、放送でも大きな見どころとなりました。

その子犬のフィギュア。
「祖父からの好みも遺伝したと思いたい」と山田さん。


もう一人の偉人先祖・大久保利通について

山田さんのもう一人の先祖は「維新の三傑」のひとりであり、大河ドラマの主人公にもなった大久保利通です。
毎年青山霊園に墓参りに行っていることや、縁者の集まりに参加した学生時代の体験も語られました。放送ではその話が結びの部分に置かれ、歴史的な縁を現代につなぐ姿勢が伝わりました。

大久保に関するコメントについて「失礼に聞こえないか」と放映まで気を揉んだという山田さん。「実際の編集では嫌な印象にならず、胸をなで下ろしました」。

祖父のプロモーションのために、出演を決意

テレビ朝日から「プラチナファミリー」出演の話が届いたのは取材の数か月前のこと。実は最初に山田さんの胸に浮かんだのは「出るべきだろうか」という迷いだったそうです。

しかし「祖父・志賀直哉のプロモーションに役立つのなら、いま取り組んでいる活動の延長になる」と考え、出演を決断されました。

収録はなんと、一発撮り。プロデューサーの方が勢い良く進行していき、山田さんが立ち止まって考える間もなくシーンは切り替わっていったといいます。予定になかった追加撮影もその場のアドリブで加えられ、山田さんはテレビ収録特有のスピード感に圧倒されたそうです。

現場の雰囲気は終始なごやかでした!

撮影を終えたあとも、番組はすぐに完成とはなりませんでした。
制作側からコンプライアンス確認や細部の解釈の調整を受けたり、山田さんからの要望調整も少しあり、制作会社とのやり取りはおよそ二か月にも及びました。

お気に入りのバービーコレクションも紹介。

その結果上がってきた最終版を見て、山田さんは「不要な部分が整理され、分かりやすく編集していただいた」と安堵されたそうです。

番組が「文化を未来へ伝える一つの記録」に

放送終了後、山田さんのスマートフォンには次々とメッセージが届いたとか。

「長年連絡を取っていなかった小学校や高校時代の友人たちからも声が寄せられ、思わぬ再会のきっかけとなりました。『志賀直哉や大久保利通ではなく、彼らを愛おしく語る貴兄のほのぼのした感じがよく出ていて、ディレクターもそれが一番の狙いだったのでは』とのコメントは嬉しかった」と山田さん。


また、子犬フィギュアを購入した京都の三三屋さんとは、この放送を縁に秋の京都訪問時に直接会えることに。さらに、普段マンションの清掃作業をしてくれている女性からも『テレビで見ました』と声をかけられ、日常の場でも放送の余波を実感したそうです。

志賀直哉と幼少期の山田さんのツーショットも公開されました。

今回の出演は、偉大な祖先を紹介する場であると同時に、山田さん自身の現在の活動や日常の延長にある出来事でした。

我孫子での対談「稲村雑談」の模様や‥
奈良・入江泰吉旧居での講演の模様も紹介されました。

撮影から編集、放送、そして反響までを通じて見えてきたのは、メディアを介して広がる人と人とのつながり。テレビ出演は単なる露出ではなく、「文化を未来へ伝える一つの記録」になったといえるでしょう。

編集協力:最華鷹市

<山田さんのほかの記事>
現代アートコレクター山田裕さん①
現代アートコレクター山田裕さん②
祖父・志賀直哉の足跡をたどる関西旅①
祖父・志賀直哉の足跡をたどる関西旅②
祖父・志賀直哉の足跡をたどる関西旅③
山田家と杉並区・荻外荘公園
『暗夜行路』が、再び我孫子で開かれた日

※山田さんのプロフィールや活動についてはこちらの動画でも詳しく解説されています。気になる方はぜひ!
「稲村雑談特別版②華麗なる一族!!山田家とは?!」
稲村雑談番外編山田裕・稲村隆「孫が語る志賀直哉像」(前編)
稲村雑談番外編山田裕・稲村隆「孫が語る志賀直哉像」(後編)
阿川佐和子 × 山田裕対談 MC 稲村隆

・山田裕(やまだゆう)さんプロフィール:1951年東京都杉並区生まれ、自由が丘在住。母方の祖父は志賀直哉、父方の曾祖父は大久保利通の甥で鉱山学者の山田直矢。学習院大学理学部物理学科卒業。総合エンジニアリング会社日揮を経て、日揮・実吉奨学会を退職後、志賀直哉についての発信をしながら、現代アートを収集。志賀家、山田家に関わる遺品を、志賀ゆかりの地である千葉県我孫子市の白樺文学館と杉並区立郷土博物館に寄贈している。

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