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20250511 東都大学野球春季1部リーグ戦 中央大×國學院大

第3試合は中央大×國學院大

この試合、まず驚かされたのはスタメン発表からだった。

中央大のオーダーには、なんと藤本陽毅と高橋徹平の“新1年生コンビ”が名を連ねる。

昨夏の甲子園決勝で真っ向勝負を繰り広げたふたりが、まさか数か月後には同じベンチに座っているとは――高校野球を追っていた人間からすれば、ちょっとした胸アツ展開だ。

一方の國學院大は、2年生ながら堂々と3番ショートを任される緒方漣がスタメン。

夏の甲子園で1年生にしてサヨナラ弾を放ったあの衝撃は、記憶に新しい。

U-18日本代表にも選ばれ、“高校野球界の顔”だった選手だ。

そんな“甲子園のスターたち”が、今は大学のグラウンドで再び集結。

対戦相手だったり、チームメイトだったり…野球って、ほんとドラマだらけ。

これだから大学野球はおもしろい。

そんな彼らの活躍はどうだったのか。
まずは試合結果から。

試合は終始、両チームが主導権を奪い合う展開となったが、最後は國學院大が接戦をものにし、意地を見せた。

勝利した國學院大学

前回観戦した際は、なかなか打線がつながらず、得点に結びつけることができなかった。

だが今日は一転、チームは10安打を放ち、本来の力を取り戻したように見えた。

中でも光ったのは、4番・渡辺嶺くんの2安打2打点。

先日の記事でも触れたが、彼は打席に立ったときの“雰囲気”がある。

長打力はもちろんのこと、バットコントロールにも優れている。

4/17(木)に行われた東洋大戦で、相手の好投手・島田舜也くんから放った当たりは、見事というほかない。

打撃面だけでなく、ファーストの守備でも腕の柔らかさが光る。

ショートバウンドも難なくさばくハンドリングの巧さは、まるで元ロッテの福浦和也を彷彿とさせる。

正直、いいところを挙げるとキリがない。

それだけ、見ていてワクワクさせてくれる選手だ。

注目していた緒方漣くんは、この日はノーヒットに終わった。

しかし、守備では鋭い反応と機敏なフットワークで、打球の弱い当たりを難なくアウトに。

バットでは振るわなくとも、違う形でしっかり結果を残せるのが彼の強みだ。

まだ2年生ながら、すでにチームの大黒柱。

こういう選手がいるだけで、チーム全体の安心感がまるで違う。

先発の藤本士生は、4回2/3を投げて2失点。

強力な中央大打線を相手に、凡打の山を築いて試合の流れを引き寄せた。

実は私が現地観戦した試合では、すべて彼がマウンドに立っている。

2年生とは思えない落ち着いたマウンド捌きは、見ていて本当に好感が持てる。

大きく崩れない安定感も彼の持ち味で、今日もストライク先行の攻めが光った。

その投球スタイルこそが、チームの勝利を呼び込んだと言っていいだろう。

一方、敗れた中央大学

負けはしたが、1年生が大活躍の試合だった。

まずは注目の1人高橋徹平

写真を見れば一目瞭然だろう。

下半身は異常なまでに太く、上半身もガッチリ。どう見ても1年生の体つきではない。

第1打席こそ凡退したものの、続く打席ではセンター前に鋭いヒット。

その打球スピードは「えげつない」の一言に尽きる。

さすがは関東一高で4番を張っていた男。風格がすでに漂っている。

現時点では、まだ確実性を求める段階ではないかもしれない。

それでも、今日の一打を見る限り――この東都の舞台に適応するのは時間の問題だ。

もう一人の注目選手、藤本陽毅くんも第3打席にレフト前ヒットを放った。

京都国際高校時代には4番を任されていた逸材で、その打撃の魅力はパンチ力とバットコントロールの両立にある。

さらに守備では、バネのある動きで投手を助ける好フィールディングを見せる。

柔らかさと鋭さを兼ね備えた動きは、まさにショート向き。

というか、1年生でこの東都の舞台でショートのレギュラーを張っている時点で、とんでもないことだ。

これからの成長がますます楽しみな選手である。

そしてもう一人が、若井勇輝くん。

5回に代打で登場すると、いきなり1点差に詰め寄るタイムリーツーベース。

さらに7回にもヒットを放ち、2安打の大活躍を見せた。

先日オープン戦を観戦した際にも出場しており、その時からパワーのある打者という印象は強かったが、

今日も外野の頭を悠々と越える打球でその力を証明してみせた。

甲子園で脚光を浴びた2人に対し、まだ全国的な知名度はそこまで高くない。

だからこそ、負けられないという気持ちは誰よりも強いはず。

藤本陽毅、高橋徹平、そして若井勇輝

この3人の1年生が中心となる数年後の中央大は――間違いなく、手がつけられない存在になる。

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