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#50 私の人生設計と、実際の人生との違い

私は学生の頃から早くに結婚して、
若いお母さんになって家族のために家事を頑張り、
自分の両親の様に幸せな家庭を作りたいと思って生きてきました。

途中まではその未来予想図通りに進みました。
職場で知り合った人と20代前半で婚約し、
お互いに子供も好きだったので前向きでした。

職場で他部署だった元婚約者は、
私の部署の人に仲介を依頼して話をする様になり、
2人でデートをする頃には他の人経由で
好かれていることを知っていたので、
自分の中でもある程度お付き合いや結婚も意識して過ごしていました。

なので、とんとん拍子に話もまとまり
住まいも決まって色々と準備も進んでいました。

ところが、その頃から彼と私の愛情が逆転したのです。
好き好きでスタートしたのに、いつのまにか私が顔色を伺い、気を使うことが増えました。

ある日沢山の不安をぶつけると彼が苛立ち始め、
浮気について触れた時に
『そんなに疑うなら携帯見せてやるから探してみろよ!そのかわり何もなかったら、ただで済むと思うなよ!!!』と携帯を自信満々に渡されました。

ちょっと意外な行動でしてたが、その携帯を注意深くみてみました。
まずはメッセージのやり取り一覧画面。
女性らしい名前はありませんでした。

『ない…』と思ったけど、何度か面識があって、とても女の子が好きで、遊んでいる雰囲気の彼の会社の先輩とのやり取りを、ふと開いたら奇跡的に見つけたのです。

彼『次のデートでは確実にやれそうです』
先輩『やるなぁ!まぁちゃんにはバレない様にしろよ』
彼『その辺りは大丈夫です』

そのやり取りの時期にやり取りのある人を見てみると、名前は男性でしたが中身が明らかに女の子とのやり取りがありました。

それを突きつけて、何度か話し合いをしましたが
全く認めないので、ある日私は彼の車の中で、『今この場でその相手に電話をかけて!』と伝えました。

頑なに拒むので『それが出来ないなら結婚はやめよう』そういうと、相手はまた怒り始めました。

『もう結婚式の招待状も挨拶のお願いもしてるんだぞ。今辞められるわけないだろ』
『やめるなら、かかった費用全部支払えよ』

そう言われても私は動じてないフリをして、
『そうなっても良いから別れたい。電話できる?出来ない?』と最後にゆっくり聞いてみました。

『しない』と即答したので車を降りて歩き始めると、物凄い勢いで走って追いかけてきて、歩いていた歩道の壁に私は叩きつけられる様に押さえつけられました。

その時、私は彼の実家に電話を掛けようとしていたような記憶があります。
彼は車が大好きだったので、車のエンジンをかけっぱなしで、鍵も入れたまま追いかけてきたのを気にして、こう言いました。

『車のエンジンを切って鍵をかけてくるから、絶対ココを動くなよ。逃げようとしたら殺すからな!!』

それに怯まなかった訳ではないですが、ほんの数秒悩んで、私は逃げることを選びました。いた場所が彼の車の駐車場で、そこから駅までは細い道を迂回しないといけないし、その後に走って追いかけてきてもその間に電車に乗って逃げられる可能性が高かったので、走って駅に行き、電車が来るまでは念のため、自動販売機2台の間にある隙間に身を潜めました。

電車に乗れたのでもう追いかけられる可能性は少ないと安堵して、念のため一駅手前で降りてタクシーで実家に帰りました。

そこで、家族に疑い始めたことから遡って報告をして結婚をやめたいと伝えました。

その後揉めに揉めましたが無事に婚約解消。慰謝料などはとりませんでした。

そこから20年くらい結婚のタイミングはなく、自分でも半分以上諦めかけていた時に、今の夫に出会いました。

もうすぐ結婚2年です。
今でも毎日『愛してるよ』『俺と結婚してくれてありがとう』と言ってくれる、唯一の血のつながっていない家族。

人生って何があるのか分からないなと本当に思います。

#創作大賞2026

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