あの日「消えたい」と思った私へ
えいここです。
心も体もいっぱいいっぱいのお母さん。
「とにかく一人になりたい」
「何もかも投げ出して自由になりたい」
こんなふうに思ったことはありませんか?
家出をする時、私はそう思っていました。
一人になればきっと楽になる。
一人になれば自由になれる。
その頃の私は、心も体も限界でした。
家事、育児、そして転職したばかりの仕事。
慣れない環境の中で、毎日を必死に回していました。
でも、いっぱいいっぱいだったのは
ここ最近の話ではありません。
何年もかけて積み重なってきたモヤモヤが、
もう抱えきれないところまで膨らんでいたんです。
以前、私は夫に泣きながら訴えたことがありました。
「もう無理。
子どもがかわいいと思えない…」
でも返ってきた言葉は、
「俺だって頑張っている。
えいここだけじゃない。みんな大変なんだから」
というものでした。
その言葉は、
まるで社会の声そのもののようでした。
子育てしている母親はみんな頑張っている。
みんな大変。
あなただけじゃない。
そんなこと、わかってる。
私だけが大変じゃないことくらい。
でも、
私はもうこれ以上頑張れなかった。
夫すらも頼れない。
そんな絶望的な孤独の中で、
私は毎日こう思うようになっていました。
「消えたい」
良い妻、良い母親を演じて燃え尽きた
私はきっと、
世間で言う「理想の妻」や「良い母親」を
演じ続けていたんだと思います。
ちゃんと家事をして
ちゃんと育児をして
ちゃんと仕事もして
「ちゃんと」を積み重ねて、
私は燃え尽きてしまいました。
そしてある日、
すべてを投げ出して家を出ました。
「とにかく一人になりたい。」
「全部投げ出せば、自由になれる。」
「楽になれる。」
そう思ったんです。
でも、違いました。
一人になって初めて感じたのは、
これこそが本当の絶望でした。
すべてを投げ出した私には、
本当に何もなくなってしまった。
大切なものも、
何もかも。
その時、ようやく気づきました。
「やっぱり私には、家族が必要なんだ」
家族がいらないわけじゃなかった
私は、家族がいらなかったわけじゃない。
子どもがかわいくないわけでもない。
ただ、
抱えているものが
あまりにも多すぎただけ。
余裕がなかっただけ。
でも、
「そんなこと思うなんて母親失格」
世間ではきっと
そう思われてしまうかもしれません。
それでも私は思いました。
家族を大切にし直すための準備時間が必要だと。
だから私は、
一人になって
自分を見つめ直す時間を作ることを
自分に許可しました。
世間がどう思うとしても。
だって私には、
やっぱり家族が必要だから。
そして、それと同じくらい
自分のことも大切にしたいと思ったから。
「自分の時間」を許してみた
家出から戻ってきてから、
私は意識的に自分の時間を
取るようになりました。
子どもにお留守番をしてもらって
1〜2時間カフェで読書をしたり。
疲れている日は
夕飯をレトルトにして
余った時間で少し横になったり。
最初は、少し罪悪感もありました。
「私だけこんなにゆっくりしていいのかな」って。
でも、その罪悪感は
すぐになくなりました。
だって私は普段、
家事も仕事も育児も頑張っている。
そして何より、
こうしてゆっくり
一人の時間を過ごすことで
自分が満たされていくのがわかったから。
自分が満たされると、
家族に優しくすることができる。
抱えているものを下ろすと
心に余白が生まれる。
その余白のおかげで、
こんなにも穏やかな気持ちで
毎日を過ごせるようになりました。
私はその時、初めて
「自分も家族も大切にする」って
こういうことなんだ
と感じることができたのです。
大切なものは、ちゃんと残る
もしかしたら今この瞬間も、
心も体もいっぱいいっぱいで
すべてを投げ出してしまいたい
そんなママがいるかもしれません。
もしそうなら、
私は伝えたい。
一度すべてを投げ出した私だから言えること。
一度立ち止まってもいい。
投げ出してもいい。
抱えているものを
全部下ろしてもいい。
まずは、
自分の心に余白を作ることが大切なんです。
そして私は知りました。
一度手放しても、
本当に大切なものは
ちゃんと手元に帰ってくる。
大切なものは、
ちゃんと残るようになっているんです。
もし今、
「もう無理かもしれない」
そんな気持ちを抱えているなら、
今日いきなり
何かを大きく変えなくても大丈夫です。
まずはほんの少しだけ、
自分のための時間を作ってみてください。
温かい飲み物をゆっくり飲む。
5分だけ外の空気を吸う。
スマホを閉じて深呼吸してみる。
それだけでも、
心の中にほんの少し余白が生まれます。
