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tarohanamana
なぜ「あんなに仲が良かった人」と会わなくなるのか
あの頃、あんなに毎日一緒にいたのに、
気づけば、最後に連絡を取った日も思い出せない。
特別なきっかけがあったわけではない。
喧嘩したわけでもないし、嫌いになったわけでもない。
ただ、少しずつ、静かに距離ができていった。
高校時代、毎日のように一緒にいた親友が数名いた。
特別な約束なんてしなくても、気づけば同じ場所に集まって、同じ時間を過ごしていた。
あの頃は、それがずっと続くものだと思っていた。
卒業してからも、しばらくは関係が続いていた。
予定を合わせて会って、お互いの近況を話して、また笑って。
少し距離ができても、どこかで繋がっている感覚があった。
でも、気づけば、今も連絡を取っているのは、そのうちの一人だけになっていた。
誰かと大きな喧嘩をしたわけでもないし、嫌いになったわけでもない。
ただ、時間が経つにつれて、少しずつ関係の濃さが変わっていっただけだった。
疎遠になった親友との人間関係は、壊れたわけではない。ただ、少しずつ「更新されなくなる」だけだったように思う。
人間関係は壊れるのではなく、むしろ「役割を終える」という表現のほうが、しっくりくるのかもしれない。
同じ時間を過ごしていたはずなのに、いつの間にか、見ている景色が少しずつ変わっていく。
その小さなズレが、気づかないうちに距離になっていく。
もしまた会えば、きっと普通に話せる。
きっと笑えるし、きっと昔みたいに過ごせる。
でも、もう「あの頃」と同じではないことも、なんとなく分かっている。
もし、ふと思い出した人がいるなら、その人との時間は、きっと自分にとって大切なものだったはずです。
無理に戻る必要はないけれど、「また話してみたい」と思える関係があることは、それだけで、その関係に意味があったと思える気がします。
