#117.1on1を「質問だけ」で進めると何が起きるか
こんにちは!人材開発コンサルタント・離職防止コーチのMAKOさんです。
今回は「1on1を“質問だけ”で進めると何が起きるか」というテーマでお話をしていこうと思います。
1. あえて「質問だけ」にしてみる
1on1の目的は、部下の成長を支援し、信頼関係を築くことにあります。多くのマネジャーはアドバイスやフィードバックを与えることに重きを置きがちですが、あえて“質問だけ”で進めるとどうなるのでしょうか。
例えば「最近どう?」「一番エネルギーを使っているのは何?」「困っていることは?」といった問いかけを続け、こちらから解決策を提示しない。すると、部下は「自分で考えて答える」時間を持つことになります。
最初は戸惑うかもしれません。しかし質問を繰り返されることで、部下自身が自分の考えや気持ちを整理し、「実はこう感じていた」と気づく瞬間が生まれます。これは、アドバイスを受けるよりも強力な成長体験になるのです。
2. 質問だけの1on1で見えてくること
実際に“質問だけ”の1on1を試してみると、いくつかの効果が見えてきます。
① 部下が主体的になる
答えをもらうのではなく、自分で考えたことを口にするため、当事者意識が高まります。「やらされている」感覚から「自分で選んだ」という感覚に変わるのです。
② 意外な本音が引き出せる
質問を重ねることで、普段の会話では出てこない感情や悩みが表に出てきます。上司が結論を急がないことで、部下は安心して心の内を語れるようになります。
③ 上司自身の思い込みに気づける
「きっと部下はこう考えているだろう」と思っていたことが、実際には全く違うこともあります。質問だけに徹すると、こちらの先入観を押し付けずに相手の視点を知ることができます。
ただし、この方法には注意点もあります。質問ばかりが連続すると、尋問のようになってしまい逆効果です。相手の表情や雰囲気を読み取りながら、余白を持って進めることが大切です。
3. 「答えを教える」から「気づきを促す」へ
1on1を質問だけで進めることは、万能ではありません。時には明確な指示やアドバイスも必要です。ただ、普段アドバイス中心になりがちなマネジャーにとって、“質問だけ”を試すことは大きな学びになります。
部下が自分の言葉で語り、自分の答えにたどり着いたとき、そこには高い納得感があります。これは外から与えられた答えでは決して得られない感覚です。そして、この納得感こそが、行動の変化や成長を加速させます。
つまり、質問だけの1on1は「部下の内側からエネルギーを引き出すトレーニング」でもあるのです。次の1on1では、ぜひ意識して“質問だけ”に挑戦してみてください。新しい発見が必ずあるはずです。
最後までお読み頂きまして、有難うございました!
毎週月・水・金曜日に更新予定です。お楽しみに!
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