令和の時代の終戦記念日
公認会計士の三浦真です。
次の世代に豊かな日本を継承するため、強く、賢い会社を増やせるよう日々、活動しています。
今日は、終戦記念日ですね。
80年という節目
1945年8月15日。
日本はポツダム宣言を受諾し、第二次世界大戦に敗北しました。
そこから数えて、今年で80年。
終戦の時、樺太で9歳だった私の父は、今年、89歳で他界しました。
80年という年月は、ひとりの人間の寿命とほぼ重なります。
つまり、敗戦を経験した世代がリレーのように語り継いできた歴史も、いまやほとんどが記録の中の出来事になりつつあります。
しかし、私たちは敗戦国という言葉を、いつまでも未来の子どもたちに背負わせるべきではないと考えます。
令和の時代を生きる私たちは、この節目を「過去を直視しつつも、新たな位置づけを持つ国」として迎えるべきなのです。
世界史を振り返る
この80年間、戦争の舞台は、日本だけでなく世界各地に広がりました。
歴史好きな公認会計士として、振り返ります。
朝鮮戦争(1950〜53年)では、アメリカを中心とした国連軍と、中国・ソ連の支援を受けた北朝鮮が衝突しましたが、結果は休戦であり、いまだに終結していません。
ベトナム戦争(1960年代〜1975年)では、圧倒的な軍事力を持つはずのアメリカが撤退を余儀なくされました。超大国でさえ「勝てない戦争」があることを示した象徴的な出来事です。
アフガニスタン紛争では、1979年にソ連が侵攻し消耗戦の末に撤退。その後、2001年以降はアメリカが同じ地で20年にわたり戦いましたが、結局はタリバンが復権しました。ここでも「勝者なき戦争」が繰り返されたのです。
湾岸戦争(1991年)は短期間で多国籍軍がイラクを圧倒しましたが、その後も中東問題は火種となり続けています。
こうして振り返ると、アメリカもソ連(ロシア)も常に勝ち続けてきたわけではなく、
むしろ勝敗は繰り返し、結果は揺れ動いてきました。
多くを学ぶ必要がありますが、歴史を長いスパンで見れば、日本の敗戦も多数ある勝敗の1つと考えます。
人類は歴史が始まってから戦争ばかりしています。いい加減、やめましょう。
植民地の現実と、香港の記憶
17世紀から20世紀前半にかけて、世界史の文脈では、事実、植民地の時代でした。
ヨーロッパ列強はアジアやアフリカを分割し、支配された国々では国名を変えられ、言語を奪われ、人々の名前まで変えざるを得ないこともありました。
そこに暮らす人々は、自分の文化やアイデンティティを否定される経験を強いられたのです。
私は2012年から2014年にかけて、デロイト香港で働きました。
香港は、アヘン戦争後に清からイギリスへ割譲され、1997年に中国へ返還された土地です。
ほんの数十年のうちに「国の主」が変わり続けた場所であり、その歴史の重みは街の風景や人々の心の中に色濃く残っていました。
西洋建築と中国文化が入り混じる街並みを歩きながら、複雑なアイデンティティを背負う人々の思いを感じました。
その経験を通じて、日本が、かつて植民地には絶対にならない、と選び取ったことの大きさを、改めて実感しました。
日本の戦争と、先人たちの決断
日本は近代化を急ぎ、日清戦争や日露戦争を戦いました。
特に1904〜05年の日露戦争では、当時最強の陸軍国といわれたロシアに勝利し、
植民地時代の国際社会に、日本は屈服しないという存在感を示しました。
しかし、第二次世界大戦では敗北し、国土は焦土と化し、広島・長崎には原子爆弾が投下されました。
それでも先人たちは、次世代に豊かな日本を残すという執念を失わず、
戦後復興、高度経済成長、そして経済先進国へと成長していきました。
令和の時代に求められるもの
現代の世界を見渡せば、ロシアによるウクライナ侵攻や台湾海峡の緊張、中東の混迷など、
不安定な要素が再び広がっています。
だからこそ、令和の時代に生きる私たちに必要なことは、二つの覚悟です。
ひとつは、戦争を絶対に避ける、という覚悟。
そのためには平和を願う心に加え、世界最高水準の国防力を備えることが最大の抑止力になります。
もうひとつは、経済大国としてあり続ける覚悟です。
国防力を支えるのは科学技術であり、科学技術を支えるのは経済力です。
もし日本が経済的に衰退すれば、国防も維持できません。
だからこそ、私たちは経済の基盤を絶対に崩してはならないのです。
経済大国を支える、強く賢い経営者
私は公認会計士として、経営者の教育に力を注いでいます。
経営とは、数字を理解し、戦略を描き、事業計画に落とし込み、成果を検証するプロセスの積み重ねです。
こうした経営のルールを学び、実践できる経営者が増えれば、会社はより強くなり、日本経済全体も強靭になります。
去年より今年、今年より来年、より稼げる経営者を増やす、
その積み重ねが、経済大国としての日本を未来へと引き継ぐ力になると信じています。
終戦から80年、未来への責任
私は、中学3年、小学5年の息子2人を育てる父親でもあります。
終戦から80年を迎えたいま、私たちに求められているのは、過去を悼みつつ、未来を築くことだと考えます。
日本はかつて、植民地化を拒み、次の世代に国を残そうとした先人の意思によって、生き延びてきました。
その意志を受け継ぐ私たちは、戦争を防ぐために国防力を整え、
国防力を支えるために経済大国であり続けなければなりません。
そして経済を支えるのは、一社一社の経営と、それを担う強い経営者です。
敗戦国としての記憶を忘れないことは大切ですが、それを未来永劫引きずる必要はありません。
むしろ、今の私たちに課せられた責任は、次の世代に、経済大国・日本としての姿を残すことです。
私はそのために、経営者の伴走者として教育と支援を続けていきます。
終戦記念日、
過去を振り返るだけでなく、未来への責任を改めて心に刻む日にしていきましょう。
お読み頂き、ありがとうございました。
