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【第12回】愛犬ティファニーの物語── ティファニーの今──食欲、興奮、そして揺れる日々

2025年7月28日(月)
ティファニー 4歳9ヶ月3日

今朝のティファニーは、午前4時ごろから強い興奮状態にありました。
「ごはんがほしい」という欲求から、リビングを落ち着きなくくるくると歩き回り、ずっと吠え続けていました。

予定より早く、5時半に朝ごはんとお薬を与えましたが、興奮はおさまらず、ハァハァと荒い呼吸も見られ、ただならぬ様子に心配が募ります。

ここ最近のティファニーは、食欲がとても旺盛になっており、食べる量・勢いともにこれまで以上。
それと同時に、怒りっぽくなる、吠える、噛むといった行動も増えてきました。

日中は、以前に比べて眠っている時間が増え、動きが少ない日もありますが、お散歩の時間にはよく歩いてくれます。
ただ、朝と夕方には1時間ほど不随意運動があり、特に左後肢に目立つようになってきました。

こうした様子を、主治医の先生にご報告しました。

【大学病院主治医の先生からのご連絡】

脳炎の影響で、大脳皮質(理性を司る部分)が半分近く失われており、怒りをおさえたり、食欲を我慢したりといった自己制御ができない状態になっているとのことでした。

このような状態では、「我が強い」というよりも、
赤ちゃんや認知症の方と接するように、その子に合った関わり方を心がけることが大切です。
怒らせない、落ち着かせる、そんな対応で少しずつ穏やかに過ごせることもあります。

また、不随意運動については以下のような可能性が考えられるそうです。
• ステロイドの副作用
• キロサイドや抗てんかん薬の影響
• 脳幹まで炎症が広がっている可能性

正確な判断には再度のMRI検査が必要とのことですが、投薬の変更が状態悪化につながる可能性もあるため、慎重な対応が求められています。

そして、今回、先生から初めてはっきりとした言葉を受け取りました

「脳炎は『進行を抑える治療』であって、『治す治療』ではありません」

「ティファニーちゃんの場合、脳炎の状態は重度でした。治療に反応していても、少しずつ進行していくことは防ぎきれません」

「治療反応が良くても、治療開始後生存期間は一般的に1〜2年です」


……この言葉を受け取ったとき、ショックで動揺を隠せませんでした。
わかっていたつもりだったのに、こうして言葉として向き合うと、現実の重さがのしかかってきます。

【今できることを、全力で】

この病気と向き合うなかで、先のことを考えると不安で押し潰されそうになります。

でも私は、今のティファニーの気持ちや状態を受け止めて、

「今日を穏やかに過ごすこと」

を何よりも大切にしたいと思っています。

怒りや興奮も、噛みつきも、不随意な足の動きも──
全部、ティファニーの「今」の一部。

たとえ言葉が通じなくても、ティファニーの心に寄り添いながら、
今日もそっと手を添えて、そばにいたいと思います。

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