【読書】10才は分岐点。『乳と卵』
私は、川上未映子さんのエッセイ『きみは赤ちゃん』が、すごく好きなんだけど、芥川賞受賞作品の『乳と卵』は、読んだことがなくて。
今さらながら読みました。
結論。
川上未映子さん、好き。

流れるような独特の文体が私は特に好きです。
内容は若干、重い部類に入るのだと思う。
重いけれど、この心の葛藤みたいなのは、絶対ある。
悩みの種類や範囲は人それぞれだけど、絶対誰もが通る道だと思う。
これは、多分、賛否両論わかれている小説なんだろうなと思い、chatGPTに聞いてみたところ、
『読み手のバックグラウンドや関心によって大きく印象が変わる作品なので、「文学としての力はあるが、好き嫌いが分かれる小説」といえるかも』
だそう。
私は、独特の文体、思春期の子の感情や、母娘関係など、すべてにおいて好きだった。
でも、
多分、単行本発売の2008年(当時大学3回生)に読んでいたら、好き。
と言えるかどうか、わからないかもです。
これは、私が今、40歳近くなって読んだから、響くのでは、と思った。
今、読んでみてよかった。
あらすじは、10歳くらいの女の子と、その母親(40歳)と母親の妹(女の子にとっては叔母)の3人がおりなす、ストーリー。
娘側の言葉にできない感情表現の仕方が、胸熱。
私は母親側の年齢なのに、ついつい娘側の視点に立ってばかりで物事を見てしまって、胸が苦しかった。
その娘が10歳くらいで、まさに思春期の入り口に立っている感じなのですが、10歳の息子が私にもいるもんで、このタイミングでこれを読んで良かったと、心から思いました。
10歳ってやっぱりいろいろと分岐点なんだな、と深く感じ入りました。
あと、もう一冊!
こちらは、川上未映子さんのエッセイ。『きみは赤ちゃん』

川上さんが、自身の妊娠〜出産~子どもが一歳になるまでをエッセイとしてつづっていて、
赤裸々かつ、的確。
そう。もう、本当にそう!
と思うことばかり。
共感の嵐。
とにかくおもしろくってずんずん読み進めてしまう。
何度も読み返したくなること間違いなしです。
例えば、
『産後、お母さんのからだは満身創痍(まんしんそうい)。まじで満身創痍。いっそそれをみてる夫側に、満身創痍ってタトゥー入れたいぐらい。』
こういう部分とか、私はすごく好きです。
私は、このエッセイがとても好き。
息子(現在10歳)の産後半年後に初めて読んだのがきっかけでした。
(図書館で単行本を借りて読んでから、文庫本を買い直した)
この本を読んだ時も、ものすごくタイムリーで、感銘を受けた。
本って内容もそうだけど、いつそれを自分が読むかで、その本の重要度が変わってくるなと、今回の『乳と卵』も含め、改めて思いました。
私は読書が好きで、Instagramでも本のアカウントを作っているのですが、Instagramでは書ききれない、本のことなんかもこれからはnoteに書きなぐっていく予定です。
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