最悪の欠航トラブルが、13万円のお小遣いに?【ヨーロッパ便の歩き方】
突然の欠航。
代替便は翌日。
急遽とったホテル代は20,000円。
「仕方ないよね...」そう諦めていませんか?
実は、EU圏内の便なら最大€600(約10万円)+ 実費の補償を受け取れる権利があります。
私は2025年8月、TAPポルトガル航空の欠航トラブルで予期せぬ出費を強いられましたが、
正しい手順で申請した結果、申請から1週間で€740.60(約12万円)の補償オファーを獲得できました。
「英語の申請は難しそう」
「どうせ返信なんて来ないでしょ」
そう思っている方へ、誰でもできる申請方法を徹底解説します。
第1章:TAPの評判と実態 ・・・ネットの噂は本当か?
インターネット上の評判
「TAPポルトガル航空」「欠航」「補償」について検索すると、こんな口コミが目立ちます。
「申請したけど3ヶ月経っても返信なし」
「メールを送っても自動返信だけ」
「電話が全く繋がらない」
「諦めて代行業者に頼んだ」
正直、私も申請前にこれらの口コミを見て、かなり不安でした。
しかし、実際は...
私の場合: 申請から1週間で正式なオファーメールが届きて、さらにその10日後には740.60€が着金!
第2章:実際に起きたトラブルの全貌
8月23日 朝7:30 - 欠航通知
出発前日の8月23日朝、突然のメール:
「TP573便(フランクフルト→リスボン, 8月24日)は欠航します」


通知が来たのは前日の朝。朝に羽田→フランクフルトまで飛んで、その日の夕方の便でリスボンまで乗り継ぐ予定だったのに、一気に旅程が崩壊しました。
のちのち知ったのですが、欠航の理由はヨーロッパあるある空港ストライキでした..!!
代替便の混乱 - 連絡手段が全て機能しない悪夢
8月23日 7:40 - 1回目の自動変更
欠航通知の1時間後、TAPポルトガル航空から自動リブッキングのメール:
「フランクフルト→リスボン:ルフトハンザ航空(24日夕方)に振替完了」

これなら同日乗り継ぎができるので、「これで解決した」と安心していました。
8月23日 夜19:00 - 事態急変
念のためチケット発券元のANAのウェブサイトで予約を確認すると...
「フランクフルト→リスボン:TAPポルトガル航空(25日夜便)に変更されている」
え!? 昨夜のメールと違う!? なぜ勝手に変更されているのか?
TAPのサイトは完全にアクセス不能
急いでTAPの「Manage Booking」にアクセスして自分で変更しようとしましたが...
「エラー:ページを表示できません」
何度リロードしても真っ白な画面。アプリも同様。完全にシステムダウン状態でした。
電話という絶望的な選択肢
次に考えたのが電話ですが、ここで複数の壁に直面…
壁1: 電話番号が見つからない
・TAPからのメールには電話番号の記載なし
・ウェブサイトは「Manage Booking」ページが開かない
・ネット検索しても国別の番号がバラバラで、どれが正しいのか不明
壁2: 国際電話のハードル
・日本からかけると1分100円以上
・しかも何分待たされるかわからない
・待ち時間も課金される
壁3: 英語対応の不安
・飛行機用語を英語で説明できるか不安
・聞き取れなかったらどうしよう
・予約番号やチケット番号を英語で伝える自信がない
結局、電話は諦めました。

頼みの綱はANA
「コードシェアだし、チケット発券元のANAなら日本語で対応してくれるはず!」
そう思ってANAに電話しました。
私: 「ANAで予約したTP573便が欠航になって、代替便に変更したいんですが」
ANAの回答: 「承知しました。少々お待ちください...」 (システムを確認する音)
「申し訳ございません。当日乗り継ぎできる24日の便は、当社のシステムから確認できる空席がございません」
「予約が変更になった25日の19:50発リスボン行き便が一番早い空席が取れる便になります。」
私: 「ネットから見ると、TAPポルトガル航空でもっと早い便にも空きがあるようですが、取れないのでしょうか?」
ANAの回答:
「実は、運航会社であるTAPポルトガル航空が持っている空席情報と、提携航空会社である当社に開放している空席は別なんです。当社のシステムで変更できる空席は、この25日19:50便のみとなっております」
私: 「ではTAPポルトガル航空に直接言えば、もっと早い便に変更できる可能性があるってことですか?」
ANAの回答: 「その可能性はございますが、TAPポルトガル航空運航便については当社からは変更できません。恐れ入りますが、TAPポルトガル航空に直接お問い合わせいただけますでしょうか」
私: 「でもTAPのサイトにアクセスできないんです。電話も番号がわからなくて...」
ANAの回答: 「申し訳ございませんが、TAPポルトガル航空運航便の詳細については当社では対応いたしかねます。フランクフルト到着後に、TAPポルトガル航空のカウンターでご相談いただくのが確実かと存じます」
結果:とりあえず翌日便は確保
ANAが手配してくれた便:
・TAPポルトガル航空
・8月25日 19:50発 フランクフルト→リスボン
・元の予定から約26時間遅れ
ANAは日本語で丁寧に対応してくれましたが、提携会社枠での対応が限界でした。

「もしかしたらTAPに直接言えば、もっと早い便に乗れるかも...」
その一縷の望みを持って、フランクフルト空港へ向かうことにしました。
航空業界の裏側:なぜ見える空席が違うのか
この時初めて知った衝撃の事実:
座席の割り当ては複雑
・TAPポルトガル航空自身が販売する座席: 100席
・ANAなどの提携会社に開放する座席: 限定数席
・他の提携会社に開放する座席: それぞれ別枠
つまり、TAPポルトガル航空のウェブサイトでは「空席あり」と表示されている便でも、ANA経由では「満席」に見えることがある。
だから、TAPポルトガル航空のサイトで直接変更しようとしたのに、サイトがアクセス不能で...電話も繋がらず...結果的に「ANA枠で残っている25日夕方便」しか選べなくなってしまった。
最悪の事態を予測:ホテル予約
ANAとの電話を終えた時点で悟りました。
「今日中に帰れない可能性が高い。でも、TAPカウンターで交渉すれば、もっと早い便に変更できるかもしれない」
万が一に備えて、その場でホテルを予約しておくことに。
選んだのはヒルトン ガーデン イン フランクフルト エアポート。
理由は明確でした。
✅ 空港直結 - ターミナルから徒歩5分
✅ ヒルトンアメックスカード保有 - ゴールド会員資格あり
✅ 朝食無料 - ゴールド特典
✅ レイトチェックアウト - 翌日ゆっくりできる
✅ ポイントが貯まる - 無駄な出費も将来の旅行費用に
✅ キャンセル無料 - 当日便に乗れたらキャンセルすればいい
予約金額: €115.60 / 泊(19,000円)
これが結果的に正解でした。
第3章:フランクフルト空港での絶望的な対応
TAPポルトガル航空カウンターへ - 最後の希望
フランクフルト空港に到着後、TAPポルトガル航空のカウンターを探しました。(必死!)

カウンターは開いていました。(全便欠航ではないので通常営業)
「ここで交渉すれば、ANAの枠では見えなかった空席が見つかるかもしれない!」
そんな期待を胸に、カウンターへ。
衝撃の対応
やっと順番が来て、状況を説明しました。
私: 「TP573が欠航になって、ANAで明日の夜便に変更してもらったんですが、もっと早い便はありませんか?今日中か、せめて明日の昼には...」
TAPスタッフ: (無言で電話番号が書かれたメモを差し出す)

私: 「え、これは...?」
TAPスタッフ: 「ここに電話してください。振替便の手配はこの番号でできます」
私: 「でも、今ここで確認していただけませんか?システムで空席を見て...」
TAPスタッフ: 「電話してください」
それだけ。
完全に取り付く島がありませんでした。
念のため、そのメモをスマホでスクショしました。(後で申請時の証拠になると思って)
なぜカウンターで対応してくれないのか?
後で調べてわかったことですが:
TAPの組織構造の問題
・空港カウンタースタッフ = チェックイン専門
・欠航・振替対応 = コールセンター担当
・カウンターには「権限がない」「システムが違う」
つまり、物理的にカウンターにいても、振替手配の詳細確認はできない仕組みになっている。
日本の航空会社との違い
・日本(JAL/ANA): カウンターで即座に対応
・ヨーロッパの一部航空会社: 「電話かWebで」が基本スタンス
電話という最後の手段
もう選択肢はありません。
空港のベンチに座って、スクショした電話番号にかけました。
1回目: プルル...プルル...プルル... 何の音もなく切れた。自動アナウンスすらない。
2回目: プルル...プルル...プルル...プルル...プルル... 誰も出ない。5分待って諦めて切った。
3回目: プルル...プルル...プルル... また無音のまま。
4回目、5回目... 同じことの繰り返し。
幸い、接続されないので通話料はかかっていませんでしたが、それでも時間だけが無駄に過ぎていきます。
「この番号、本当に正しいのか?」 「そもそも機能しているのか?」
疑念が湧いてきましたが、TAPスタッフが渡したメモの番号なので、これ以外に手がかりはありません。
完全に詰んだ

この時点で:
✅ ANAカウンター: 翌日19:50便には変更してくれた(これが限界)
✅ TAPカウンター: 「電話しろ」の一点張り
✅ 電話: そもそも繋がらない(自動アナウンスすらない)
時刻は既に夕方18時過ぎ。
当日中の便に乗るのは完全に不可能。 明日の昼便も絶望的。
ANAが手配してくれた25日19:50便で帰るしかない。
諦めました。
フランクフルトで1泊確定です。
第4章:ヒルトンゴールド会員が救世主に
空港直結ホテルという最善の選択
幸い、朝の時点で予約していたヒルトン ガーデン インがあります。

もし市内のホテルを選んでいたら:
❌ 空港⇄市内の往復交通費(€20〜30)
❌ 移動時間(片道30〜45分)
❌ スーツケースを持って移動する疲労
一方、空港直結なら:
✅ ホテルまで徒歩5分
✅ 翌朝はゆっくり朝食を食べてから徒歩でターミナルへ
✅ スーツケースを部屋に置いて身軽に空港内を移動できた
✅ 何かあればすぐホテルに戻れる安心感
ヒルトンゴールド特典が最大限に活きた
通常料金: ・宿泊費: €115.60 ・朝食: €16.96 ・合計: €132.56
ゴールド特典適用後:
・宿泊費: €115.60 ・朝食: 無料
・レイトチェックアウト: 14時まで延長(通常11時or12時)
・ヒルトンポイント: 約550ポイント獲得
・実質負担: €115.60
ホテルで一息
TAPカウンターで「電話しろ」と言われ、電話をかけても誰も出ない...
そんな絶望的な状況の中、
「少なくともホテルは確保してある」
この事実が、どれだけ心の支えになったか。
ホテルに戻ると:
・清潔で快適なベッド
・温かいシャワー
・無料Wi-Fi(翌日の便の再確認ができる)
・空港内のレストラン(夕食 €24.86)
疲れた体を癒すには、空港直結で本当に便利でした。
夕食は空港内のドイツ料理のレストランで、ビールとドイツ料理を注文。
「明日は絶対に乗る!」と自分に言い聞かせながら。

25日:レイトチェックアウトが救世主に
私の振替便: TP1331 19:50発(リスボン行き)
通常のホテルだと:
・12時チェックアウト
・19時50分の便まで7時間
・どこで時間を潰せばいいのか?
しかし、ゴールド会員特典のレイトチェックアウトで14時まで延長してもらえました。
これが本当に助かった!
実際のスケジュール:
07:00 - ゴールド特典の無料朝食をゆっくり堪能

08:00〜13:00 - 部屋でシャワー、仮眠、動画鑑賞、メール対応
14:00 - レイトチェックアウト
14:00〜16:00 - 1階の広々としたロビースペースで待機
→ ソファ席でNetflixを鑑賞
→ 無料Wi-Fiで翌日の予定を再調整
→ 疲れた体をさらに休める
16:00 - 空港ターミナルへ移動(徒歩5分)
16:30 - チェックイン完了 17:00〜19:30 - TAPポルトガル航空ラウンジで待機 19:50 - 出発
ヒルトンのロビースペースが快適すぎた
チェックアウト後も、ホテルのロビーで過ごせたのが予想以上に良かった。
ロビーの環境:
・広々としたソファスペース
・無料Wi-Fi(高速)
・静か(空港の喧騒から離れている)
・トイレも近い
「空港で7時間も待つのか...」と憂鬱だったのが、実質的には空港で過ごしたのは2時間半だけ。
これがなかったら地獄でした。
TAPポルトガル航空ラウンジでの待機
チェックイン後は、TAPのラウンジへ。
ラウンジに入れた理由(2つ):
ビジネスクラス搭乗 - 今回の旅程がビジネスクラスだったため
スターアライアンスゴールドメンバー - この資格だけでもラウンジ利用可能
ラウンジ内容:
・ビュッフェ式の軽食(サンドイッチ、パスタ、サラダ)
・アルコール飲料含むドリンクバー
・Wi-Fi完備
・シャワー室
・静かで快適な座席
昨日の疲れを癒しながら、ワインを楽しみました。
実際の支出まとめ
◆ ホテル代:€115.60(ヒルトン ガーデン イン)
◆ 夕食:€24.86(ホテルレストラン)
◆ 朝食:€0(本来€16.96、ゴールド特典で無料) ━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 実質支出:€140.46
TAPへの請求額は€140.46
第5章: EU261規則とは? - 知らないと損する補償制度
翌朝、ホテルでEU261規則について調べたところ...
「これ、全額補償してもらえるのでは?」
そう気づいたのが、申請を決意したきっかけでした。
EU261規則の基本
EU規則261/2004は、EU圏内での航空便トラブルから乗客を守るための法律です。
補償対象となる条件:
✅ EU加盟国発着便(EUキャリア)
✅ EU加盟国発便(全キャリア)
✅ 3時間以上の遅延、または欠航
✅ 航空会社側の責任によるトラブル(機材故障、オーバーブッキングなど)
補償対象外:
❌ 悪天候による遅延・欠航
❌ 政治的不安定(ストライキ、テロなど)
❌ 医療上の緊急事態
補償金額の目安
距離によって金額が変わります:
◆ 1,500km未満 → €250
◆ 1,500km〜3,500km → €400
◆ 3,500km超 → €600
私の場合、フランクフルト→リスボンは約1,800kmなので€400が基準額。
ただし、状況によって€600まで引き上げられるケースもあります(今回がまさにそれでした)。
実費補償も別途請求可能
EU261規則とは別に、実際にかかった費用の払い戻しも請求できます。
・ホテル代 ・食事代
・空港までの交通費
・緊急で購入した衣類や日用品
重要: 領収書は必ず保管してください!
ANAとの比較で見えた日本の航空会社の課題
今回、コードシェア便だったためANAにも問い合わせましたが...
ANAからの補償:
・特になし
・「到着地のANAスタッフに聞いて」→ 到着地では「ルフトハンザに聞いて」の無限ループ
なぜこんな差が?
実は、ANAはEU籍のキャリアではないため、EU着便ではEU261規則の対象外。つまり、EU発でない限り、ANAは返金義務がありません。
一方、TAPはEUキャリアなので、法的義務として補償しなければならないのです。
代行業者という選択肢 - 使うべき?
申請を調べていると、補償申請代行サービスがたくさん出てきます。
メリット:
・面倒な手続きを丸投げできる
・法的知識が豊富
・成功報酬制(補償が降りなければ無料)
デメリット:
・手数料が20〜35%かかる(€600なら€120〜210が手数料)
・振込まで時間がかかる
・自分でやれば全額もらえる
私の結論: 時間と引き換えに€150〜250を失うのはもったいない!自分でやることに。(意外に簡単でした)
第6章: 申請準備 - 揃えるべき書類と証拠
申請期限は国によって異なりますが、TAPの場合は欠航から3年以内です。私は帰国して1か月以内に申請しました。
必須書類チェックリスト
✅ 搭乗券・Eチケット
・予約番号
・チケット番号
・便名
・座席番号
✅ 欠航通知メール
・TAPからの公式通知
・代替便の案内メール
・スクリーンショットでも可
✅ ホテル領収書
・宿泊日
・金額
・ホテル名と住所
・宿泊者名
✅ 食事レシート
・日付と時間
・店名
・金額
✅ 旅程変更の証拠
・ANAサイトのスクリーンショット
・TAPアプリの画面
・時系列がわかるもの
✅ 空港での対応記録
・TAPカウンターでもらった電話番号のメモ(スクショ)
・タイムスタンプ入り証拠があれば
ファイルサイズの罠
重要: TAPのフォームは2MB以下しかアップロードできません。
スマホで撮影した領収書は4〜8MBになることが多いので、必ず圧縮してください。
簡単な圧縮方法:
ChatGPT Plus(有料版)にアップロード → 「2MB以下に圧縮して」
私は領収書5枚を1つのPDFにまとめて圧縮しました。
第7章: 実践! 申請手順の完全ガイド
Step 1: TAP公式申請フォームへアクセス
まず、TAP公式の補償申請ページへ
TAP Compensation Form
もしくは、こちらのページから直接アクセスできます。
https://www.flytap.com/en-ch/help/requests-complaints/complaints
「Make a new complaint」を選択すると、フォームがでてきます。
Step 2: 基本情報の入力
フォームの必須項目:
1. Flight Information(フライト情報)
・Flight number: フライトNo.
・Date: 日付
・Origin:出発地
・Destinetion:目的地
・Class:座席クラス
2. Booking Reference(予約番号)
・6桁の英数字コード
・Eチケットに記載
3. Ticket Number(チケット番号)
・13桁の数字
・例: 047-1234567890
4. Personal Information(個人情報)
・Full name(パスポート表記通り)
・Email address
・Phone number(+81から始まる日本の番号でOK)
Step 3: コメント欄の記入 - ここが最重要!
フォームのコメント欄は250文字程度しか入力できません。
ここでは要点だけを簡潔に:
ポイント:
・金額を明示
・法的根拠(EU261)に言及
・「詳細は別添」で補足資料につなげる
Step 4: 補足説明PDF - 成功の鍵はこれ!
フォームだけでは情報不足。別途PDFで詳細を作成するのが、申請成功の最大のコツです。
Step 5: ファイルのアップロード
添付の優先順位:
1. 補足説明PDF(「氏名/便・日程情報/事実経過/請求内容」をまとめたドキュメント)
2. 領収書をまとめたPDF(ホテル+食事)
3. 欠航通知のスクリーンショット
4. 予約変更の証拠
5. TAPカウンターの電話番号メモ(スクショ)
全て2MB以下に収めること。
1回では送信できなかったので私は2回に分けて申請しました:
・1回目: 補足PDF + 領収書
・2回目: 約変更画面 + 空港対応の証拠
(本来は1回でまとめるべきですが、ファイルサイズの関係で分割。結果的に問題ありませんでした)
Step 6: 送信前の最終チェック
✅ メールアドレスに間違いがないか?(返信が届かないと意味なし!)
✅ 予約番号は正しいか?
✅ 金額計算は合っているか?
✅ 全ての日付は正確か?
確認したら、Submitボタンをクリック!

第8章: 申請後の展開 - 1週間の記録
Day 1 (申請日)
フォーム送信後、すぐに自動返信メールが届きました:
件名: "We have received your claim"
内容: ケース番号が発行され、処理中であることの通知
ここで焦って追加のメールを送ったりしないこと。待つのみです。
Day 3
何も音沙汰なし。不安になりますが、我慢。
ネットでは「3ヶ月待った」という口コミもあるので、覚悟はしていました。
Day 7
TAPから正式オファーのメールが届きました!
件名: "Compensation Offer - Booking [予約番号]"
内容:
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Dear [Name],
Thank you for contacting TAP Air Portugal.
After reviewing your claim regarding flight TP573 on 24 August 2025, we would like to offer you the following compensation:
EU261/2004 Compensation: €600.00
Expense Reimbursement: €140.60
Total: €740.60
To process this payment, please provide:
Bank account details (IBAN)
SWIFT/BIC code
Account holder name
Bank name and address
Copy of bank statement or screenshot showing account details
Please reply to this email with the above information within 30 days.
Best regards, TAP Customer Relations Team ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
€600!?
当初€400を想定していたのに、€600になっていました。
これは恐らく、複数回の予約変更と26時間以上の遅延、さらに適切なカスタマーサービスが提供されなかったことが考慮されたためと思われます。
第9章: 受け取り準備 - Wise口座がおすすめ
なぜ日本の銀行では損をするのか?
日本の銀行で€740を受け取ろうとすると:
・受取手数料: 2,500〜4,000円
・為替手数料: 1〜3%(€740なら1,000〜3,000円)
・中継銀行手数料: 1,000〜3,000円(経由する銀行によって変動)
合計で5,000〜10,000円も目減りする可能性があります。
€740(約12万円)受け取るのに、1万円も手数料で持っていかれるなんて...
Wise口座という解決策
Wiseは、国際送金専門のサービスです。
メリット:
・EURのIBANを無料で取得可能
・受取手数料が格安(数百円程度)
・為替レートが銀行より有利
・日本円への両替も安い
Wise口座の開設方法
Wise公式サイト(https://wise.com/)にアクセス
メールアドレスで無料登録
本人確認(マイナンバーカードor運転免許証)
EUR残高を追加
IBANとSWIFTコードをメモ
詳しい開設方法はYouTubeに無料ガイドがたくさんあります。
TAPへの銀行情報送信
オファーメールに対して、返信:
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Dear TAP Customer Relations Team,
Thank you for your offer of €740.60. I accept this compensation and would like to provide my banking details:
Account Holder Name: [Your Name in English]
IBAN: BE04 XXXX XXXX XXXX
SWIFT/BIC:
Bank Name:
Address:
I have attached a screenshot of my Wise account details for verification.
Thank you for your prompt resolution.
Best regards, [Your Name] ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ポイント:
・Wiseアプリの口座情報画面をスクリーンショット添付
・IBANとSWIFTは絶対に間違えないこと!
振込までの期間
私の場合:
・銀行情報送信: 9月27日
・Wise口座着金: 10月12日
申請から約2週間で現金が手元に!
第10章: まとめ - この経験から学んだ全て
今回の最終成果
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【実費】 ・ホテル代: €115.60
・食事代(夕食): €24.86
・実費合計: €140.46
【補償】
・EU261補償: €600.00+実費分140.46
・受取総額: €740.60
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
純利益: 約€600(約100,000円) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
予期せぬ出費€140が、最終的に€600のプラスに転じました。
空港でのトラブル対応:学んだ教訓
✅ 「電話しろ」と言われても、諦めずに食い下がる
・「電話が繋がらない場合はどうすればいいですか?」
・「今この場で電話してもらえませんか?」
・その場で電話して、繋がらないことを証明
✅ その場で上司や責任者を呼ぶ
・カウンタースタッフは権限が限られている
・スーパーバイザーなら対応できることもある
✅ 全てのやり取りを記録する
・誰が何を言ったか、時間とともにメモ
・スタッフの名前(ネームタグ)も記録
・後で証拠として使える
✅ コードシェア便は「運航会社」と「予約会社」の両方に相談
・ANAで予約していても、TAPが運航ならTAPにも連絡
・提携会社経由だと「見える空席」が限られる
・ただし、ANAも最低限の対応はしてくれる
✅ 欠航の可能性を感じたら、即座にホテル予約
・空港で慌てて探すと選択肢が限られる
・当日予約は高額になりがち
・空港直結ホテルは高く見えて実はコスパ良し
申請時の成功ポイント
✅ 公式フォーム + 補足PDF が鉄則
・フォームだけでは情報不足
・PDFで詳細な時系列を説明
✅ 証拠を徹底的に集める
・領収書、スクリーンショット、メモ全て保管
・「言った言わない」を防ぐ
✅ 早めの行動
・期限ギリギリではなく、1ヶ月以内に申請
✅ Wise口座で手数料を最小化
・日本の銀行より5,000〜10,000円お得
代行業者に20〜30%の手数料を払わなくても、自分で申請すれば全額受け取れます。
ヨーロッパでは航空会社の欠航や遅延がわりと頻繁にあるので、皆さんも、もし旅行中に遭遇したら、ぜひ申請してみてくださいね。
