5|大学病院への不信感
「無理ですね」
その一言で、私たちの希望は閉ざされました。
なぜ無理なのか?
旦那の体の状態が具体的にどうだったから、次がないのか。
そんな、素人でも納得できるような説明は一切ありませんでした。
「ダメだったから、次はない。はい、養子か精子提供ね」
まるでマニュアルを読み上げるような冷たい対応。
私たちは「症例」を増やしに行ったんじゃない。
自分たちの子供に会いたくて、必死の思いで門を叩いたんです。
【正直な想い】
「少子化対策」なんて言葉をニュースで聞くたびに、乾いた笑いが出ます。
国がどれだけ旗を振ったところで、現場の医療がこんなに冷たく、心折れるような場所である限り、子供を望むこと自体が「恐怖」でしかありません。
寄り添いもせず、説明も省き、ただ「無理」だと突き放す。
こんな環境で、誰が「もう一度頑張ろう」「他の道を考えよう」と思えるのでしょうか。
不妊治療の闇は、技術の限界だけではなく、
こうした「心の通わない医療」にもあるのだと痛感しました。
この病院では「無理」かもしれない。
でも、この広い世界に、私たちの「3分」をもっと大切に扱ってくれる場所が、一人一人の背景を汲み取ってくれる先生が、どこかにいるはずだ。
「少子化」なんて大きな言葉で片付けられたくない。
私は私の、夫は夫の人生を、納得いくまで足掻き抜いてやろうと心に誓いたい。
もし、この記事を読んでくださった方の中で、
• 「同じように一度は『無理』と言われたけれど、別の道を見つけた」という方
• 「この先生なら、もっと親身になって話を聞いてくれるよ」という情報をお持ちの方
• 「無精子症(AZFc欠損)でも、こんな選択肢があるよ」と知っている方
どんなに小さなことでも構いません。
今の私たちにとって、皆さんの経験や知識が、
暗闇を照らす唯一の光や励みになります。
「少子化」という冷たい言葉に飲み込まれそうな私たちに、どうか知恵を貸してください。
そんな想いでこの記事を書いています。
