「逆にいうと」
豆本デザイナーと久しぶりに火の国熊本で再会した。広報印刷物での文字校正の話になり、共同通信社の「記者ハンドブック」を紹介してあげたりした。
突如、彼女は「逆にいうと」という言い回しが気になる、と話してくれた。
いろんなことを1人で抱え込む人だから、まあ、なんかあったのだろう。
驚きながらも、確かにあるある、か。
落日斜陽のニッポンを見渡すと、様々な場面で「逆にいうと」が増殖する一方だ。
前の文脈、誌面展開、よい流れを全面否定する逆説で、その後に強固な持論が展開されるだけに、嫌な気持ちになるときもある。
「逆にいうと」の後から出てくる言葉はよいはずがない。
私が忌み嫌う言い回し。
特に、東京のメディア人(きっと賢い人々)がよく使う。
「つまり」
「すなわち」
「変な話」
「逆にいえば」
「その通りです」
「によると」
「外国では」
追記
「とはいえ」
全くもって、やをいかん。
※ ※ ※
わが身はどうか。
相手を嫌な気持ちにさせる言葉、言い回し
言葉遣い。若いときから、思い当たる節がありすぎて、きつくなる。
今日もまた、きっと。だろう。

大雨の午後7時。
まったく成長しない自分がいる。
