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ほんとの思い出を大事にしてたら正直村に引越しできた話。

こないだのドラマ談義でも少し話したけど、NHKのドラマ「舟を編む」がとても好きです。

映画では松田龍平さんが演じていた「まじめさん」をRADWIMPSの野田洋次郎さんがやっていて、池田エライザちゃん演じるみどりさんがファッション誌編集部から辞書編集部に来るっていう、現代版です。

そのなかでエライザちゃんが、たまに新鮮な視点で質問や発言をするんだけどね(例えば、生きてるって変わるってことなんですね、、みたいな)。
上手く言えないんですけど、って言うエライザちゃんに、「上手くなくていいです。言葉にしてください。」ってまじめさんが言うんですよ。とてもまっすぐな真剣な目で。
そのシーンがすごく好きで、なんか胸がいっぱいになる。


わたしが、皆さんに言ったら絶対ひかれてしまうくらいの回数、ライブに行っていて、その全部の感想をSNSに書いているって話は前に書いたんですが、自分の気持ちを言葉にするってとても難しいと毎回思います。

感想を書き残しているのは、こんなに毎回感動しているのに、それを忘れてしまうのがもったいなさすぎるから。だからなるべく、帰り道とか次の日とかに書く。

いちばん忘れたくないことは、自分がどう思ったかってこと。曲を聴いてなにを思い出したか、とか、いつもは穏やかな気持ちで聴いてるところで謎の涙が出た、、とか。変に美化したきれいな言葉ではなく、自分のボキャブラリーの範囲内で、なるべく自分らしい言い回しで書く。とても難しくて「語彙力、、」とか書いてごまかしたくなるけど、がんばる。

前は、感想を書くことにこだわりすぎて、ライブを観てる最中に言葉が思い浮かんでしまい、感想を書くために観てるみたいな、本末転倒になることもあったりした。

次の日になっても、事細かに思い出せるライブもあるし、なんにも覚えてないこともある。それは、どっちがよかったとかでもなくて、なんにも覚えてないくらいに発散できてスカッとした気持ちにさせてくれる素敵なライブだった!ってことだったりね。

もちろん、絶対言葉には変換できない感情もあるし、気持ちの100%を書き残せるわけはないんだけど、思わなかったことは書かないようにしてる。
残した言葉は怖い面もあって、思ってないことを書いてしまうとそれがいつのまにかほんとの思い出みたいになってしまったりするから。嘘の思い出なんて意味がないもんね。



こないだね、大好きなポッドキャスト「となりの雑談」でスーさんとさくちゃんが言ってたんです。
「正直村」で暮らしましょうって。
それは、誰かと会話する時に相手が喜びそうな返事や質問をしてしまうことがよくあるけど、それはだいたい相手にはバレてるって。ほんとに思うことを言わずに、相手に合わせてばかりいると、まわりがそれに気づかない鈍感な人ばっかりになっちゃうって。だけど正直って言っても、なんでも思った通りに話さなくてよくて、思ってないことを言わないようにするだけでいいって。
うわーほんとそれ!いろいろ思い当たる!って思ったわけです。

わたしもそういうタイプです。言われたら嬉しくなるかなって言葉を選んで話したりメッセージを書いたりする。それは気遣いができるとか優しいとかではなく、自己防衛なのかもなんだけどね。
だけど前よりは、思ってないことは言わないし書かないようになったなーって思います。
正直になるって、自分を全部さらけ出すとか、隠しごとを全くしないとか、本音をぶつけるとかではなく、嘘だけはつかないってことなんだな。それならわたしも正直村で暮らしてるなーって思ったんです。

そのチカラは、自分が感じた気持ちを嘘のないように自分の言葉で書くことを続けてきた結果、身に付いたものなんだろうな。知らないうちに、正直村で暮らすための練習を積んでたみたい。すごい!

思いを言葉に変換して残すことは、たまに辛かったりして自分で自分を傷つけちゃったりもするけど、でも、やめたくないと思います。


✳︎

いろんな方向から刺激をくれたりチカラをくれたり、光だったりたまには闇にもなったりして、わたしの人生をおもしろくしてくれてる、大好きなアーティストが、今秋に弾き語りワンマンツアーを開催します!

一緒にライブ観てほんとの正直な感想を話し合えたら素敵だな( ´ ▽ ` )

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