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No.583 【昔も今も変わらない】『変わる技術、変わらない心』

No.583『変わる技術、変わらない心』
 スポーツのやり方や技術は、時代とともにどんどん変わっています。
 昔の走り幅跳びでは、空中で足をバタバタさせたり、スキーのジャンプでは足をぴったりそろえて飛んだりしていました。でも今は違います。研究が進んで、「もっといいやり方」が見つかってきたからです。
 けれども、どんなに時代が進んでも**「変わらないこと」**があります。
 それは、努力すること、人を思いやること、何かをうまくなるために考え続けること。
 これは昔の人も、今の私たちも同じです。
 先生が昔使っていた授業の計画書をパソコンで打ち直してみたことがあります。みんなに見せたら「10年前くらい?」と答えましたが、実は昭和35年、つまり60年以上前のものでした。
 そこには「授業のねらい」「工夫した教材」「つまずいた子への配慮」など、びっしりと書かれていました。今読んでも立派な内容です。
 人を育てるという考え方は、時代が変わっても変わらないんだなと思いました。
 だからこそ、私たちも「未来を生きる自分たちの考え方」をちゃんと作っていくことが大切です。
 それが、昔も今も変わらない“本当の学び”なのだと思います。


※ここまでが【選手向けリライト版】です。
※ここから下は【オリジナルテキスト】になります。


No.583【昔も今も変わらない】
 技術論は大きく変化を成してきたものがあります。昔の幅跳びは空中でたくさん足を回したり頭から突っ込んだりしていた。スキーのジャンプは閉脚で腕を背伸びのように伸ばしていた。陸上のトラック競技では外側の腕をぐるぐる回していた。専門家が考えてその結果です。今の常識も、科学的な研究が進化すれば、「非」になるものもあるでしょう。でも、その中から普遍的なものを探し出さす作業は、「是」→「是」の作業。根拠を明らかにしなければなりません。
 探し方の観点は大きく二つ。どちらも根拠を明らかにする今でいう「エビデンスベースの・・・」という観点は同じ。一つは昔も今も変わらないこと。もう一つは立場や国や同じ時代のどこにいても変わらないこと。縦軸と横軸の交点にあるものは、おおむね真実。
 以前、職場で新任の先生たち向けの研修の際、PCで打ち直した古い指導案(授業を行う上での計画書のようなものです)を提示したところ、ほとんどの先生がせいぜい10年前?という回答でした。実際は昭和35年のモノです。ガリ版で丁寧に書かれたそこには、ねらい、重点、系統性、他の分野との関連性、つけたい力、つまずいた子への配慮、示唆の仕方、板書、工夫された教材などとともに、作成者の熱意がびっしり盛り込まれていました。人を育成する観点については、本来、根本的なところは大きく変わってしまうようなものは真理ではないのかもしれません。それゆえに、普遍的な理念はちゃんと未来を見据えて創っておくべきだと考えます。これは、子どもから学ぶ大人の仕事。こんなでいいですか?ちょいバレだから。


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