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なぜうちの子は勉強しないのか?「できそうにない」と動けない理由

「うちの子、勉強に対するやる気が低くて・・・」そんなお悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?
確かに、こういうことってよくありますよね?
いくら言っても机に向かわない
テストが目前に迫っているのにゲームばかりしている
いつでもスマホが傍らにあり、動画ばかり見ている
そんなお子さんの姿を見ると、「やる気」に原因があると思ってしまいますよね。

ただ、少し考えてみましょう。
私たち大人は、いつでも仕事や家事(やらなければならないもの)に対して「やる気満々」の状態でしょうか?
私を含めて、いつでも「やる気満々!」という人は少ないと思います。

では、「やる気」っていったい何なんでしょうか?
このことについて、今日は少し考えてみたいと思います。

「やる気」を構成する要素のひとつは、「できそうかできなさそうか」というものです。
これは、自分自身に対する「見積もり」です。
時間的・量的な見積もり、そして能力的な見積もり。

例えば、シンクにたまった膨大な量の食器。
ただ、仕事で疲れて早く寝たい…。
30分後にはベッドに入りたい。
さて、この状態であなたは?

がんばって食器洗いを片づける!
見なかったふりをしてベットに飛び込む!
どちらの行動をとりそうですか?

ちゃっちゃと仕事を進める能力があったとしましょう。
それでも、「30分」という時間で終わらせるのは無理そうな量…。
そう思えば「やる気」は出ません。

逆に「30分」で終えられる分量だったとしましょう。
ただ、手際が悪くいつも時間がかかってしまうので、自分にできるとは思えない…。
これでも「やる気」は出ません。

子どもたちの「勉強に対するやる気」においても同様のことが言えます。
一言で言えば「やれそうという見積もりを持てること」が、やる気につながる大きな一つの要素です。

膨大な量のワークブックを目の前にして、やれそうという見積もりを持てるか。
自分にとっては手に負えなさそうな課題を目の前にして、やれそうという見積もりを持てるか。

なかなか勉強に対する「やる気」を出せないというケースでは、この見積もりを持てていそうかどうか、という視点でお子さんを見てあげてください。

そして、勉強に対して「見積もりを持てるかどうか」ということ。
これは、実は能力によって決まるものではありません。
では、何によって決まっているのか。
それは知識です。
ここでいう知識とは、英単語や数学(算数)の公式ではありません。
勉強の進め方に対する知識です。

多くの場合、子どもたちはこの勉強の進め方に対する知識が十分に備わっているわけではありません。
それなのに、たくさんの課題を課しても、見積もりを持つことはできません。
やる気を出しなさい!と言っても、どう進めればいいのか分からないものにやる気を出すことはできません。

勉強に一生懸命に取り組めるかどうかを「やる気」が左右している。
この見立て自体は間違っていません。
ただ、「やる気」を出せないのは気持ちの問題ではありません。
勉強の進め方に関する知識が少ないからです。
知識がないから、勉強を進めるためのスキルも持ち合わせていません。
スキルがないから見積もることができないのです。

だからこそ、勉強の進め方に関する知識をしっかりと伝えて、どの場面でどのような進め方を使っていけばいいのかを考えられる力を身につけていくことが大事なのです。

最後に、大きな声では言えませんが…。
学校で、この「勉強の進め方」を教えてくれる先生は実はそれほど多くありません。(残念ながら、多くの学校を見てきてそう実感しています)
そして、中学校や高校では、子どもたちはとてもたくさんの科目の勉強をしています。
先生方は「良かれと思って」それぞれにたくさんの課題や宿題を出します。
英語、国語、数学、歴史、物理・・・・・。

想像しただけでぞっとしますね。

この記事を読んでくださっている大人のみなさんも、そういえば自分の昔を思い起こすとそうだったなーと思われるのではないでしょうか。
子どもが置かれている状況に少し目を向けると、ちょっとだけ見え方は変わってきませんか?

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