謎の小包
こんにちは、学です。
このノートでは、タロットカードの絵柄を、
ひとつずつ専門家の視点で丁寧に読み解いていきます。
一般のタロット解説書や、ネット上の無料情報では、たいてい
カードのキーワードが数行で済まされます。
でも実際のカードの絵柄って、よくよく見つめると、もっと
多くのことを語ってくれているんです。
このシリーズでお届けしたいのは、私、千葉学が鑑定の現場で
繰り返し確かめてきた絵柄からの独自の読み解きです。
本やネットでは語られてないタロットの物語を、ここで
ゆっくり積み上げていきますね。
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ある日のちいさな出来事

先日、奥さんとちょっとした用事で出かけて帰ったら、ポストに見覚えのない「謎の小包」が突っ込まれていました。
宛名はぜんぶ英語。
差出人もよく分からないスペル。
住所だけは、間違いなくうちのもの。
二人でビクビクしながら家の中に持ち込んで、開けるのをためらっていた、数分後・・・
あ。。。あの時のアレだわっ!!
一ヶ月前に自分で注文した荷物が、忘れた頃にやっと届いただけでした(笑)
そのあとのほっとした感じ、肩の力が抜けた感じといったら、もう。
さて、この出来事は、私に<とある気付き>を与えてくれました。
それは荷物の中身だけではなく、
「中身が見えないこと」・・・たったそれだけのことから、
人間の脳はものすごい速さで「あらぬ妄想」を組み立ててしまう、という性質についてでした。
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ペンタクルのペイジを観察してみる

ペンタクルのペイジの絵柄を、ゆっくり見つめてみてください。
若い人物がひとり立っています。
両手で、一枚の金貨を、大切に持ち上げて、じっと見つめている。
足元は緑の野原。
遠くには山が見える。
・・・このカード、世間のタロット解説書では大抵
「学びの始まり」
「新しい興味」
「素直な好奇心」
といったキーワードで語られています。
これらのキーワードは間違ってはいません。
ですが私には、これらのキーワードたちがもっと根っこの一つの動作から、それぞれ枝分かれして生まれてきているように見えるんですよね。
そして、その根っこの動作こそが、現代を生きる私たちにとっても、
大切なメッセージだったりするんですよ。
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巷では語られない、タロットの見つめ方
私が繰り返し確かめてきた、タロットの本質を読み解くための視点。
それは、
カードの見つめ方
にあると思っています。
ペンタクルのペイジは、金貨をポケットにしまっていません。
手のひらの中に、ぎゅっと握り込んでもいません。
ぱっと頭上に放り投げて、誰かに勢いよく見せびらかしてもいません。
両手でそっと持ち上げて、ペンタクルを目の前に据えて、夢中に見つめている。
私にはこのまなざしが、ペンタクルの底のほうをのぞき込んでいるように見えるんですよね。
正面だけではなく、裏側や奥行きまで確かめようとしている角度。
このまなざしの角度こそが、このカードの本質だと読み解きます。
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茶道で、茶器を愛でるように

この状態は、ある場面に似ていると思います。
このペイジの所作、よく観察してみると、
じつは 茶道の世界で茶器を愛でる動作 と、どこか重なって見えるのです。
茶席では、お茶を点ててもらった器をいきなり口に運んだりしません。
両手でそっと受け取って、
正面を避けるために、時計回りに二度ほど回して、
それからゆっくり、いただく。
そして飲み終えたあと、飲み口をそっと指で清めて、
反時計回りに回し戻して、正面を自分側に向け直す。
器を改めて両手にとって、正面、側面、底のほうまで、
いろんな角度から、ゆっくりゆっくりと見つめる。
・・・これが「お茶碗を拝見する」という所作です。
一つの器を、ひとつの角度の愛で方では済ませないわけです。
ペンタクルのペイジが伝えたいことも、私にはこれと重なっているように思えるんですよね。
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中身が見えないと、頭は勝手にあらぬ妄想を組み立てる

ここで、冒頭の「謎の小包」のエピソードに戻ります。
中身が見えない・・・というだけで、人間の脳は驚くほどの速さで、勝手にあらぬ妄想を組み立てはじめます。
「なにかの請求かも」
「もしかして怖いやつかも」
「いや、あの人が怒って送ってきたのでは」
と勝手に物語がどんどんと膨らんでしまう(笑)
そしてフタを開けてみたら、自分がオーダーした荷物だったりする。
これって、外から届く小包だけの話じゃないんですよね。
じつは、人間関係でも、自分の人生の出来事でも、まったく同じことが起こっています。
「あの人、私のこと嫌いなのかも」
「この仕事、向いてないかも」
「この想い、きっと叶わないやつだ」
中身がよく見えないまま、ひとつの角度だけで「もう答えはこう」と決めつけてしまう。
ペンタクルのペイジは、その逆をやっているんですよね。
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ものごとを、いろんな角度から見てみる
ペンタクルのペイジが見せてくれているのは、
<<< ものごとを一部の角度から決めつけずに、いろんな角度から検証してみよう >>>
という姿勢です。
底のほうから見たら、どう見えるだろう。
横から見たら?
光の当たり方を変えたら?
ひとつの出来事、ひとつの言葉、ひとつのカードを、ぐるぐると、ゆっくり、いろんな面から見つめ直してみる。
そうすると、最初に頭が組み立てた物語が、
「あれ、もしかしてぜんぜん違う話だったかも」
って、ふっと崩れる瞬間がきたりするんですよね。
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すべてのものごとは、内面から出発している

そしてもう一つ、このカードは大切なことを思い出させてくれます。
私たちの住むこの世界では、
<<< すべてのものごとは、内面から出発している >>>
ペンタクルのペイジが手にしている金貨は、外から降ってきたものじゃなく、このペイジ自身が、自分の内側から取り出して、両手で持ち上げて、見つめているもの。
外で起きている出来事も、
人間関係のすれ違いも、
仕事のうまくいかなさも、
・・・じつは自分の 内側のどこか に、似た芽がぽつんと芽吹いた結果だったりするんですよね。
「全部私のせい」と背負い込む話ではなくて、外側のことだと思っていたものを、
ぐるっと角度を変えて、自分の内側からも一度、のぞいてみるきっかけにする。
「あ、ここに小さな種があったのかも」
そう気づける瞬間が、ペンタクルのペイジのまなざしなんです。
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この世界の見つめ方から始めよう
世間で語られる「学びの始まり」「新しい興味」「素直な好奇心」
これらのキーワードたちは、じつは
<<< ものごとの見つめ方 >>>
という、たった一つの動作から、それぞれ枝分かれして生まれていたんですよね。
ぐるりと角度を変えて見つめるからこそ、新しい発見の芽が出る。
底の方から覗き込むとどう見える?
そこから本当の真実が見えてくる。
たったそれだけで、見えてくる景色は、ぜんぜん違うものになるんです。
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次回予告
次のタロット絵柄解読では、また別の一枚を取り上げます。
次回は、大アルカナの中でも特に誤解されやすい一枚。
「そのカード」が持つ本当のまなざしを、絵柄ごと丁寧に読み解きます。
日常のなかで気づかされた小さな瞬間とあわせて、お届けする予定です。
このシリーズでお届けするのは、一般のタロット解説書や無料情報では語られない、私が20年のあいだ鑑定の現場で繰り返し確かめてきた「絵柄からの本質の読み解き」です。
タロットを学んでいる方にとっても、これからカードに触れてみたい方にとっても、新しい視点になれたら嬉しいです。
シリーズの続きが気になった方は、よろしければスキやフォローでつながっておいてくださいね。
更新のたびに、また新しい一枚をお届けします。
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すべてのタロット初心者へ ──たったひとつのキー
タロットを学び始めたとき、多くの人がまず手にするのは、
「カードのキーワード一覧」
だったりします。
正位置の意味、逆位置の意味、相性、組み合わせ・・・
本もネット記事も、たくさん読んできた。
それなのに、いざカードを前にすると、
「あれ、なぜか自分の言葉が出てこない」
「暗記したはずなのに、しっくりこない」
そんな経験はありませんか?
じつは、ここに タロット初心者がほぼ全員つまずくポイント があるんです。
そして、それを乗り越える鍵は、
世間で言われていることと、ちょっと意外な方向にありました。
今日のノートで読み解いた「ペンタクルの見つめ方」は、じつはペンタクルのペイジ一枚だけの話じゃなくて、
・・・78枚すべてのカードに通じる、ある一つの鍵と、地続きになっています。
この一枚の記事では、すべてのタロット初心者が押さえておくべき、
<<< たったひとつの鍵 >>>
を、私が鑑定の現場で繰り返し確かめてきた言葉で、お渡ししています。
キーワードの暗記から、もう一段先へ進みたい方へ⇩⇩⇩
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千葉 学
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