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【暁のヨナ完結記念】四龍完全考察。宿命という呪いを『愛』に変えた、16年間の全記録 ネタバレあり

16年という歳月を共にした旅が終わる。

その事実に、まだ心の整理が追いついていないファンも多いのではないでしょうか。

草凪みずほ先生が描き続けた『暁のヨナ』。

その中心には、常に「四龍」という、あまりにも個性的で、あまりにも重い宿命を背負った男たちがいました。

でも、ちょっと待ってください。

今でこそ「絆」だの「家族」だのと涙していますが、彼らの登場シーン、冷静に振り返ると、結構ツッコミどころ満載でしたよね?

「伝説の四龍」という神々しい響きに期待していた私たちの前に現れたのは、重すぎる愛を抱えた箱入り息子に。

一言も喋らない仮面男、ナンパなストーカー(失礼!)、そして神出鬼没な食いしん坊。

今回は、そんな彼らとの出会いを少しコメディチックに振り返りつつ、完結した今だからこそ見えてくる「彼らが神話を脱ぎ捨てて、ただの人間として幸せを掴むまでの奇跡」を、語り尽くしたいと思います!



1. 「待機期間2000年」の重すぎる愛:白龍・キジャ

最初に出会った白龍、キジャ。

里を挙げての熱烈な歓迎ぶり、覚えていますか?

「この右腕を捧げるために生まれてきた!」と、キラキラしたエフェクトが飛んできそうな勢いで現れた彼。

しかし蓋を開けてみれば、ヨナ以上にお城育ちの「超・箱入り息子」。

野宿をすれば、「地べたで寝るなどありえん!」と騒ぎ、虫一匹に悲鳴を上げる。

あの優雅な容姿で、中身が一番の「沸点の低いお坊ちゃん」というギャップに、どれだけの読者が「本当に伝説の龍?」と心の中で突っ込んだことか。

でも、そんな彼が「義務」ではなく、自分の意志でヨナに惚れ込み、泥にまみれて戦うようになっていく姿は、この旅の最初の「熱」でした。

これは龍の血なのか、己の感情なのかと葛藤する場面は、ニヤニヤしてしまいますよね。

2. 「目は口ほどに……喋りすぎる」:青龍・シンア

二番目の青龍、シンア。

初対面は暗い洞窟、怪しい仮面、そして沈黙。

伝説の青龍が「目を見た者を石にする」なんて噂を聞かされていた私たちは、どんな恐ろしい男が出てくるかと思ってみたら?

そこにいたのは、リスのプッキューを乗せた、あまりにもシャイで純粋な青年でした。

仮面の下にある、世界で一番優しい瞳。

彼がヨナに「シンア(青い月)」という名前を貰った瞬間の、あの静かな感動は、何度も読み返したくなります。

3. 「ストーカーか、はたまた運命か」:緑龍・ジェハ

三番目に現れたのは、これまでの二人とは別の意味で強烈な、自称・愛の狩人、緑の龍ジェハでした。

阿波の港でハクに目をつけ、「いい男だね、僕の船に乗らないかい?」としつこく勧誘する姿は、正直に言って「ただの変質的なナンパ師」にしか見えませんでしたよね。

龍の血の呼び声に抗い、自由を求めて逃げ回っていた彼が、ヨナという「火の塊」のような少女に出会い、逆に追いかける側になってしまう。

美意識が高く、キザなセリフを連発しながらも、四龍の中では一番の常識人(苦労人)として、年下組に振り回されるようになる。

そんな「自称・自由人」が、結局ヨナという一番強い絆に縛られていく過程は、コメディとしても人間ドラマとしても最高にニヤニヤさせられました。

4. 「空から降ってきた、ごはん係」:黄龍・ゼノ

そして四龍の最後、黄色い龍、ゼノ。

誰もが「どんな強敵が、どんな過酷な試練と共に現れるのか」と身構えていたところに、空から(というか茂みから)フラリと現れたのがゼノでした。

「お腹空いた〜、お肉食べたい〜」

伝説の黄龍、あまりにも緊張感がなさすぎる。

特別な修行も、ドラマチックな出会いもなく、ただ「ごはんを恵んでくれたから」という理由で一行に加わったこの少年。

まさか物語のすべての鍵を握る「数千年の孤独」の体現者だったとは、当時の誰が予想できたでしょうか。

ちゃっかりヨナの隣を陣取り、キジャやジェハを適当なアダ名で呼び、へらへらと笑っている。

その「日常感」の中に隠されていた、彼がたった一人で耐えてきた絶望の深さ。

それを知った時、私たちは初めて、この物語の本当の恐ろしさと温かさを知ることになります。


【四龍の「深淵」と、完結した今だから言えること】

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このマガジンでは、『暁のヨナ』という壮大な物語の真髄を読み解きます。 恋愛という枠には収まりきらない、仲間との絆、信頼。 そして、「自…

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