エッセイの賞味期限
noteへの投稿を再開してから、文章を書くという行為が日常の中に戻ってきた。それに伴って何か文章になりそうな題材を探しながら生活をする、という日常も戻ってきたのだが、今日はその中で生まれた最近の悩みそのものを題材にしてみようと思う。
最近の悩み、それは「エッセイの賞味期限」についてだ。
これまでに、ノイズキャンセルヘッドホン、めがねと、身近にあるものについて書いてきた。1本を書くのにかかった時間は、だいたい3日から1週間くらい。ざっと大まかに書いてみて、少しずつ直しを入れていくのだけれど、直しにかかる時間の方が圧倒的に長い。
実は最近まで、仕事を題材にしたエッセイを書いていた。私は現在会社員。28歳という年齢もあってか、仕事に関しては日々色々な思いを抱えている。それに、会社員をしながらものを書く、という現在の方針によって新たに生まれた葛藤なんかも最近はあって、何とかこれを昇華したい!昇華してこそエッセイストだ!と思い詰めた私は、2,000字超えの超大作に挑んでいたのだ。
けれど、いくら直しても直してもその超大作に納得がいかない。自分の気持ちを正直に書いただけに、読みやすくするためのつなぎの文章を少し加えただけで、すべてが嘘くさく感じられてしまう。また、直しに時間をかけている間に自分の考えが変わってしまうこともあり、今も寝かせている原稿は初稿とは全く違うものになった。悔しいけれど、もう賞味期限切れだろう。結果、悩みに悩み、今の正直な気持ちを書いたこの「エッセイの賞味期限」を先に投稿することにした。仕事に関する方をバーン!と先に出せていたら、どんなにかっこよかっただろうかと思いながら。ちなみにこの「エッセイの賞味期限」は、約1日で完成している。
まだ賞味期限内であろう最近の私のトピックといえば、はじめてお祭りでフルーツ飴を食べたことだ。提灯に照らされて、手の中でキラキラと輝く苺とマスカットがとても可愛くて、ずっと眺めていたかった。その瞬間、仕事のことなんか頭に無かった。あんなに一生懸命悩んで、あんなに一生懸命書いていたのに。あんなに毎日、一生懸命向き合っているのに。
嘘を書かない。それだけは守っていきたいと思っている。だからどうか、私の人生がちゃんとここに残りますように。あわよくば誰かに届いて、少しでも意味を持ちますように。
