ジャンヌ・ダルクの身に着けていた鎧について
今回はジャンヌが身に着けていたとされる鎧について書いてみます。
ジャンヌ・ダルクの鎧というものは複数あります。
まず有名なのがシャルル7世がオルレアンの戦い以前にジャンヌの為にあつらえた鎧です。
当時の王室主計官の記録に1429年4月に武具の支払金額が計上されています。他にも戦に必要な装備一揃いが贈られています。
真っ白で体にぴったりの甲冑であったそうです。
兜はありましたが、戦場では被っていなかったことも多かったようです。
以下の写真はジャンヌのものではありませんが、百年戦争の同時期の物です。イメージとしては近いかもしれません。

ジャンヌはここで用意された鎧以外の物も装着していたようです。
オリエント起原の鎧で、長方形の薄板で出来た鎖帷子だそうです。
イメージとしてはこんな感じでしょうか?

ブリガンティーヌというチョッキの裏に小さな薄板を張り付けた工夫も持っていたそうです。チョッキの裏側に金属の板を固定して強度を高める工夫がされています。
ジャンヌはこれらの鎧を使い分けていたようです。
フランスでは20年に一度「あのジャンヌ・ダルクの鎧が発見された。」と軍事博物館に持ち込まれるそうです。しかし、今の所間違いない、と確証を持てる品は存在しません。
ニューヨークのメトロポリタン美術館に、ジャンヌの兜、と伝えられる一品が展示されています。しかし、その来歴は私の知る範囲では解りませんでした。
しかし複数の鎧を着ていたという事は、現代まで残った物がある可能性が否定できないということです。いつか、本当にジャンヌの着た一品があれば見てみたいものです。
最後に、ご紹介するのはこちらです。

ミラ・ジョボヴィッチ主演の映画『ジャンヌ・ダルク』の撮影で使用された鎧がオルレアンのジャンヌ・ダルク研究センターに現存しています。
アルミ製ですが、ずっしりと重量があります。
これを着て激しく動けるのはとてもすごい事だと思いました。
本物はもっと重たかったんでしょうね。
