日本人メジャーリーガー・歴代ベストナイン
今回は日本人メジャーリーガー・歴代ベストナインを考察しました
1995年の野茂英雄投手以降60人を超える日本人がメジャー挑戦をしているので、ここで投手や控えも含めて日本人のベストオーダーを作ってみようと思います
メンバー選出にあたってはメジャー時代でキャリアハイの単年成績や通算成績を参考にしつつ独断と偏見で決定
選手の能力値査定
これはチャットGPTにピックアップした単年成績や通算成績を入力してSABCDEFGの8段階でパワプロ風に評価してもらい、それに少し手心を加えることにしました
評価基準
S:超一流、A:一流、B:良好、C:平均、D:やや物足りない、E:低め、F:かなり厳しい、G:問題外
日本人・歴代ベストナイン

日本人メジャーリーガー・打順
選手名が太字はアメリカ野球殿堂入り
・1番(中) イチロー/SEA・04
打率.372 本8 打点60 盗塁36 OPS.869
・2番(指) 大谷翔平/LAD・24
打率.310 本54 打点130 盗塁59 OPS1.036
・3番(右) 鈴木誠也/CHC・24
打率.283 本21 打点73 盗塁16 OPS.848
・4番(左) 松井秀喜/NYY・04
打率.298 本31 打点108 盗塁3 OPS.912
・5番(捕) 城島健司/SEA・06
打率.291 本18 打点76 盗塁3 OPS.783
・6番(二) 井口資仁/CWS・05
打率.278 本15 打点71 盗塁15 OPS.780
・7番(三) 岩村明憲/TB・07
打率.285 本7 打点34 盗塁12 OPS.770
・8番(一) 筒香嘉智/TB・21
打率.217 本8 打点32 盗塁0 OPS.689
・9番(遊) 松井稼頭央/NYM・04
打率.272 本7 打点44 盗塁14 OPS.727
控えメンバー
UT 川崎宗則/TOR・13
OF 新庄剛志/NYM・01
OF 田口壮/STL・05
OF 青木宣親/MIL・12
1番(CF) イチロー #51 180cm/79kg
通算fWAR 57.5 通算rWAR 60.0
01-12/SEA 12-14/NYY 15-17/MIA 18-19/SEA 27-45歳 右投左打 外野手
MLB通算成績(19年)
試合2653 安打3089 打率.311 本117 打点780 盗塁509 OPS.757
獲得タイトル
シーズンMVP1回、首位打者2回、盗塁王1回、シルバースラッガー賞3回、ゴールドグラブ賞10回、フィールディング・バイブル・アワード3回、新人王
#51 イチロー
2004/SEA 30歳 右投左打 右翼手


アメリカ野球殿堂入りした日本のヒットメーカー
10年連続200安打、3割、GG賞
10年連続オールスター選出
日本人初の通算3000安打
MLBシーズン最多安打「262」
先頭バッターとして四球の少なさを指摘する人もいますが、2001-10の平均出塁率は「.376」と高く、一番打者として10年単位のディケイド成績では同時期に活躍していた選手たちと比べても
G.サイズモア 04-15 .349、J.デイモン 99-08 .362、アルトゥーベ 14-23 .375、ムーキー・ベッツ 15-24 .373、このメンバーより上の出塁率を記録しています。04年も四球率は低いですが、高打率により出塁率「.414」はリーグ2位
セイバーメトリクスの観点からも04年のfWAR7.1、rWAR9.2はともにリーグトップを記録。24年に50-50を達成した大谷選手のrWARも9.2
本塁打の少ないイチロー選手のWARが高い理由は、走攻守すべてで高いレベルを残していたから、04年のDRS30は全体1位、UZR20.4もリーグ外野手1位
今回のベストナインでは鈴木誠也をライトにしたいので、センターでの選出。06-08には263試合でセンターを守っており、07年にはフルでセンターを守ってGG賞も受賞しています
松井秀喜氏との対談でもデータ重視になりすぎて、感性を殺してしまう現在のMLBに苦言を呈していましたが、そのデータの象徴であるセイバーメトリクスにより全盛期のイチロー選手はメジャートップレベルの選手であったことがよりデータ面からも証明されています
イチロー 2001-10年のディケイド平均成績
試合159 安打224 打率.331 本塁打9 打点56 盗塁38 OPS.806 rWAR5.5
2番(DH) 大谷翔平 #17 193cm/95kg
通算fWAR 28.6 通算rWAR 28.8
18-23/LAA 24-現在/LAD 23-30歳 右投左打 DH/先発
MLB通算成績(7年)
試合860 安打878 打率.282 本225 打点567 盗塁145 OPS.946
獲得タイトル
シーズンMVP3回、本塁打王2回、打点王1回、シルバースラッガー賞3回、エドガーマルティネス賞4回、ハンクアーロン賞2回、新人王
#17 大谷翔平
2024/LAD 29歳 右投左打 指名打者


イチローを超えるほどの存在感を示す奇跡の二刀流
日本人初のホームラン王
5シーズンで3度のMVP
史上初の50-50達成
史上最速で250本塁打&150盗塁
野手に専念した途端にいきなり「54-59」を達成した現役最強のメジャーリーガー
2025年シーズンは二刀流での復活が期待されていますが、イチローの後を大谷選手が打つというまさに日本人にとっては夢のような1番2番
イチローが古きよき時代の理想的な1番打者なら、大谷選手は現代のフライボール革命を代表する最強の2番打者
イチローがヒットで出て、大谷選手のホームランで先制。イチローが打ち取られても、次は大谷選手が最強の1番打者として打席に向かう。こんなことを想像しただけで気分が上げる1番2番コンビ
パワー面に関しても日本人トップどころか、現役メジャー全体でもジャッジに次ぐ存在。今シーズンは50本ホームラン打つ打者が、先発投手もやるんですから漫画以上に漫画ですよ
大谷翔平 2018-24年の平均成績(野手)
試合123 安打125 打率.282 本塁打32 打点81 盗塁21 OPS.945 rWAR4.1
3番(RF) 鈴木誠也 #27 182cm/106kg
通算fWAR 8.7 通算rWAR 8.2
22-現在/CHC 27-29歳 右投右打 外野手
MLB通算成績(3年)
試合381 安打396 打率.278 本55 打点193 盗塁31 OPS.824
獲得タイトル
特になし
#27 鈴木誠也
2024/CHC 29歳 右投右打 右翼手/DH


日本人右打者として歴代No.1の成績
日本人右打者初のシーズン20本塁打
鈴木選手を3番に選出。年々少しずつではありますが打撃成績や勝利貢献度(WAR)を上げてきている鈴木選手。最も過小評価されている選手の一人ではないでしょうか
24年は打率はリーグ9位、OPS.848はリーグ8位と上位の打撃力を誇り、25年シーズンは打点王の可能性があるくらい勝負強い打撃を見せています
守備面は打撃に反して課題面が露出。肩は強肩を披露している部分もありますが、24年に大事な局面でのエラーがあり監督の信頼を失います。現在はDH専門になってしまい、なんとか守備面でもチャンスをつかみたい所です
鈴木誠也 2022-24年の平均成績
試合127 安打132 打率.278 本塁打18 打点64 盗塁10 OPS.824 rWAR2.7
4番(LF) 松井秀喜 #55 188cm/104kg
通算fWAR 13.2 通算rWAR 21.2
03-09/NYY 10/LAA 11/OAK 12/TB 29-38歳 右投左打 外野手
MLB通算成績(10年)
試合1236 安打1253 打率.282 本175 打点760 盗塁13 OPS.822
獲得タイトル
ワールドシリーズMVP1回
#55 松井秀喜
2004/NYY 30歳 右投左打 左翼手


平成最強のホームラン打者
3年連続100打点、通算4度
日本人初の30本塁打
日本人唯一のワールドシリーズMVP
昭和が王・長島なら、平成はイチロー・松井の時代でした。先にイチローが2001年に渡米、それを追いかけるように松井選手も2003年に海を渡ります
2年目には日本人初のホームラン30本超え。メジャー移籍後はヤンキース時代のチーム事情や生き残りのために中距離打者に適応
イチロー氏との対談でも当時のヤンキースにはアレックス・ロドリゲスやジアンビーなどホームラン打者がいる中で、自分が「どうゆう打撃を目指すべきか」の葛藤がずっとあったと発言されていました
イチローを除くとシーズン打率3割を記録した日本人打者は、大谷と松井選手のみです。メジャーレベルで確実性と長打力を兼ね備えていた松井選手以上の4番打者は現段階ではいないでしょう
松井秀喜 2003-12年のディケイド平均成績
試合124 安打125 打率.282 本塁打18 打点76 盗塁1 OPS.822 rWAR2.1
5番(C) 城島健司 #2 182cm/89kg
通算fWAR 3.4 通算rWAR 5.3
06-09/SEA 30-33歳 右投右打 捕手
MLB通算成績(4年)
試合462 安打431 打率.268 本48 打点198 盗塁7 OPS.721
獲得タイトル
特になし
#2 城島健司
2006/SEA 30歳 右投右打 捕手


第2回WBC優勝時の正捕手
日本人唯一の捕手でメジャー挑戦
2年目までは「打てる捕手」として活躍。1年目は打率.291、18本塁打と打つ方ではメジャーに適応。18本塁打は当時のマリナーズ捕手による最多タイ記録。ア・リーグ新人捕手シーズン最多安打記録146を44年ぶりに更新する147安打
2年目の盗塁阻止率「.465」は両リーグ1位を記録したが、捕手防御率(CERA) 5.08は両リーグワースト2位と守備面での課題が出てくると、3年目から導入されたフレーミング(FRM)では「-16.0」、4年目は「-15.6」とかなり問題のある数字に
特に痛かったのは当時のマリナーズのエースであるフェリックス・ヘルナンデスとの相性が悪かった点だ。城島と組んだ時の防御率は「7.22」と壊滅的で信頼を失ってしまいました
城島のメジャー挑戦は日本人捕手の可能性を示すとともに言葉でのコミニケーションも含めて捕手がいかに適応することが難しいかも同時に示す形になった。いつか新たな日本人捕手のメジャー挑戦者が現れることを願います
城島健司 2006-09年の平均成績
試合116 安打108 打率.268 本12 打点50 盗塁2 OPS.721 CS%.400 rWAR1.3
6番(2B) 井口資仁 #15 178cm/91kg
通算fWAR 6.6 通算rWAR 6.4
05-07/CWS 07/PHI 08/SD・PHI 30-33歳 右投右打 二塁手
MLB通算成績(4年)
試合493 安打494 打率.268 本44 打点205 盗塁48 OPS.
獲得タイトル
特になし
#15 井口資仁
2005/CWS 30歳 右投右打 二塁手


最も成功した日本人内野手の一人
一年目に二塁手に定着するとギーエン監督のスモールボールを支える2番打者としてホワイトソックスのワールドシリーズ制覇に貢献。新人ベストナインの二塁手部門にも選ばれる
05-06年の2シーズンは勝負強い打撃と堅実な守備で結果を残しましたが、07年以降は精彩を欠き09年からは日本球界に復帰。5年以上レギュラーで活躍することがどれだけ難しいか
井口資仁 2005-08年の平均成績
試合123 安打124 打率.268 本11 打点51 盗塁12 OPS.739 rWAR1.6
7番(3B) 岩村明憲 #1 175cm/92kg
通算fWAR 5.1 通算rWAR 4.5
07-09/TB 10/PIT・OAK 28-31歳 右投左打 三塁手/二塁手
MLB通算成績(4年)
試合408 安打413 打率.267 本16 打点117 盗塁32 OPS.720
獲得タイトル
特になし
#1 岩村明憲
2007/TB 29歳 右投左打 三塁打/二塁手


日本時代のような長打力は発揮できませんでしたが、四球率10.4%と球を選んで出塁率は「.359」通算でも「.345」と出塁を意識したスタイルを披露します。一番打者として打率.285、出塁率.359、BsR3.3は及第点の成績
守備ではリーグ1位の守備率.975をマークしましたが、DRSは「-6」とマイナス指標でした。翌シーズンからはチーム事情もあり二塁手に転向
しかしメジャー3年目に左膝前十字靱帯を断裂する重傷を負い、このケガが岩村選手の野球人生に狂いを生じさせます。2010年は打率.173と精彩を欠き、11年に日本球界に復帰しますがかつてのような打棒は戻りませんでした
三塁手は中村紀洋選手も挑戦しましたが結果は残せず、やはり一塁手、三塁手、そして遊撃手はいまだに日本人内野手の課題が多いポジションです
岩村明憲 2007-10年の平均成績
試合102 安打103 打率.267 本4 打点29 盗塁8 OPS.720 rWAR1.1
8番(1B) 筒香嘉智 #32 185cm/97kg
通算fWAR -1.5 通算rWAR -2.3
20-21/TB 21/TB・LAD・PIT 22/PIT 28-30歳 右投左打 一塁手/外野手
MLB通算成績(3年)
試合182 安打110 打率.197 本18 打点75 盗塁0 OPS.630
獲得タイトル
特になし
#32 筒香嘉智
2021/TB・LAD・PIT 29歳 右投左打 一塁手/外野手


渡米前の2017-19年のNPB3シーズンの成績
打率.284 本95 打点262 OPS.932
渡米後の2020-22年のMLB3シーズンの成績
打率.197 本18 打点75 OPS.630
筒香選手がここまでメジャーで成績を下げた原因は「速球への対応に苦しんだから」。日本より平均球速が5キロ近く上がったこともあり、特に高めの速球に苦戦
95マイル(約153キロ)以上の速球に対する打率・コンタクト率は致命的に低く、21年も三振率は27.5%、速球への弱さはMLBでは致命的でした
プラス打撃の人なので走塁や守備での貢献度がそこまで高くなかった点も大きかったでしょう。他にも2020年はコロナ過でのデビューだったことも適応をより難しくしました
大谷や鈴木誠也がウエートトレーニングを効果的に取り入れているのに対し、筒香選手は感覚が狂うということから余り積極的にウエトレは導入しなかった点も長距離砲としてパワー勝負のMLBでは不利に働いたかもしれません
今後はこの一塁手の部門にヤクルトの村上宗隆選手が入ってくることがあるのかないのか
筒香嘉智 2020-22年の平均成績
試合61 安打37 打率.197 本6 打点25 盗塁0 OPS.630 rWAR-0.8
9番(SS) 松井稼頭央 #25 177cm/85kg
通算fWAR 5.3 通算rWAR 5.3
04-06/NYM 06-07/COL 08-10/HOU 28-34歳 右投両打 二塁手/遊撃手
MLB通算成績(7年)
試合630 安打615 打率.267 本32 打点211 盗塁102 OPS.701
獲得タイトル
特になし
#25 松井稼頭央
2004/NYM 28歳 右投両打 遊撃手/二塁手


NPB時代は歴代最高レベルの遊撃手
MLB開幕戦新人初球初打席初本塁打
MLB3年連続シーズン初打席初本塁打
キャリアハイのシーズンはロッキーズ時代の2007年かもしれませんが、このシーズンは二塁手だったので、遊撃手として守備についていた2004年を選出
デビュー戦で初打席でホームランを放ち、最高のMLBデビューを飾りましたが、シーズンを通してはケガに苦しみます。特にショートの守備面ではエラーが多く、DRS「-6」、UZR「-12.4」とかなり悲惨な数字に
のちにショートで首位打者も取るホセ・レイエスがいたこともあり、その後は二塁手に転向
あまりに期待が大きかったこともあり、物足りなさを感じるかもしれませんが、後にメジャー挑戦した日本人内野手の結果を考えると松井稼頭央選手の残した結果がいまは一定数評価されています
松井稼選手以降は西岡剛(ロッテ)、中島宏之(西武)、川崎宗則(ソフト)と遊撃手がメジャー挑戦しましたが松井稼選手以上の成績を残すものは現れず(中島選手に至ってはMLBでは未出場)
松井稼頭央 2004-10年の平均成績
試合90 安打88 打率.267 本5 打点30 盗塁15 OPS.701 rWAR0.8
野手陣
イチローと大谷翔平のMVPコンビが1,2番。この二人の実績はメジャーリーグでもトップレベル。その後は鈴木誠也と松井秀喜の長打も打てる勝負強い主砲が得点を生み出します。松井は大谷を除くと唯一のOPS.900超え
捕手は城島健司しか選択肢がなかったですが、井口との5,6番は意外性のある打撃に期待。メジャーリーグの実績だけだとやや5番以降は得点力は落ちるかも
今後は一塁手や三塁手、遊撃手にイチローや大谷クラスの選手が出てきてくれたらさらに層が厚くなるでしょう。守備固めはセンターに新庄を入れて、イチローがライトに戻りレフトには田口壮が入ります
日本人・歴代投手陣
先発投手陣
・1番手(右) 野茂英雄/LAD・95
勝13 敗6 投球回191.1 奪三振236 防2.54
・2番手(右) ダルビッシュ有/TEX・13
勝13 敗9 投球回209.2 奪三振277 防2.83
・3番手(右) 大谷翔平/LAA・22
勝15 敗9 投球回166.0 奪三振219 防2.33
・4番手(右) 岩隈久志/SEA・13
勝14 敗6 投球回219.2 奪三振185 防2.66
・5番手(右) 黒田博樹/NYY・12
勝16 敗11 投球回219.2 奪三振167 防3.32
先発・候補
(右) 松坂大輔/BOS・08
(右) 田中将大/NYY・16
(右) 千賀滉大/NYM・23
(左) 今永昇太/CHC・24
先発(右) 野茂英雄 #16 188cm/99kg
通算fWAR 27.3 通算rWAR 21.8
95-98/LAD 98/NYM 99/MIL 00/DET 01/BOS 02-04/LAD 05/TB 08/KC 26-39歳 右投右打 先発
MLB通算成績(12年)
先発318 勝利123 敗戦109 投球回1976.1 奪三振1918 防4.24
獲得タイトル
最多奪三振2回、新人王
#16 野茂英雄
1995/LAD 26歳 右投右打 先発


日本人メジャーリーガーのパイオニア
ノーヒットノーラン 2回
当時史上3番目のスピード記録で通算1000奪三振
オールスターゲーム先発
1995年の野茂英雄投手の活躍は歴史を大きく変える伝説的なシーズンでした。代名詞となる「トルネード投法」で野茂ブームを巻き起こします
打者にとってはタイミングが取りづらく、ボールの出どころが見えずらい所に150キロ近いストレートと大きく落ちるフォークボールを武器にバッタバッタと三振を取り236個で最多奪三振と奪三振率1位の「11.10」を記録し、MLBでも三振が取れる投手であることを証明
やや四球が多いですが三振が取れるピッチングスタイルと両リーグ1位の被打率「.178」によりWHIPは「1.06」と優秀。四球でランナーは出してもキッリチ打ち取っていたので大崩れがありませんでした
日本人の歴代オーダーを作るのに先発1番手は野茂投手が実績と功績の両面からも相応しいと思い選出
野茂英雄 1995-04年のディケイド平均成績
先発30 勝利12 敗戦10 投球回187 奪三振186 防4.05 rWAR2.4
先発(右) ダルビッシュ有 #11 195cm/100kg
通算fWAR 35.6 通算rWAR 33.6
12-17/TEX 17/LAD 18-20/CHC 21-現在/SD 25-38歳 右投右打 先発
MLB通算成績(12年)
先発282 勝利110 敗戦88 投球回1706.0 奪三振2007 防3.54
獲得タイトル
最多勝1回、最多奪三振1回
#11 ダルビッシュ有
2013/TEX 26歳 右投右打 先発


2度日本のWBC優勝に貢献した偉大な投手
日本人初の通算2000奪三振
野茂以来日本人2人目の通算100勝
日本人初の最多勝(2020年)
最多勝を獲得した2020年も素晴らしい成績ですが短縮シーズンということもあり2013年で選出。この年はサイヤング賞投票でも2位、277個で最多奪三振、奪三振率「11.89」は両リーグ1位と圧巻のピッチング内容
野球に対するストイックな姿勢は大谷翔平など後輩に大きな影響を与えた。個人的には平成の先発投手ではNo.1
ダルビッシュ有 2012-22年のディケイド成績
先発24 勝利10 敗戦8 投球回149 奪三振179 防3.50 rWAR3.1
先発(右) 大谷翔平 #17 193cm/95kg
通算fWAR 11.9 通算rWAR 15.0
18-23/LAA 24-現在/LAD 23-30歳 右投左打 DH/先発
MLB通算成績(5年)
先発86 勝利38 敗戦19 投球回481.2 奪三振608 防3.01
獲得タイトル
シーズンMVP3回、本塁打王2回、打点王1回、シルバースラッガー賞3回、エドガーマルティネス賞4回、ハンクアーロン賞2回、新人王
#17 大谷翔平
2022/LAA 27歳 右投右打 先発/DH


22年は打者としても34本塁打打ちましたが、本領が発揮されたのは投手の方でした。ベーブルース以来の史上2人目の二桁勝利&二桁本塁打(15勝&34本塁打)を達成
決め球スイーパーを武器に219奪三振、奪三振率「11.87」はリーグ1位。自身初の規定投球回にも達して「MLB史上初となる投打“ダブル規定到達”」の快挙
2025年6月16日には663日ぶりの復活登板を果たしました
大谷翔平 2018-23年の平均成績(投手)
先発17 勝利8 敗戦4 投球回96 奪三振122 防3.01
先発(右) 岩隈久志 #18 191cm/95kg
通算fWAR 12.0 通算rWAR 17.0
12-17/SEA 31-36歳 右投右打 先発
MLB通算成績(6年)
先発136 勝利63 敗戦39 投球回883.2 奪三振714 防3.42
獲得タイトル
ア・リーグ 週間MVP1回
#18 岩隈久志
2013/SEA 32歳 右投右打 先発


日米170勝のミスターコントロール
ノーヒットノーラン(2015年)
イチロー氏いわく「膝より上に(球が)こないという意味で、ティム・ハドソンに近い」と絶賛。通算222勝のレジェンド投手と比較されるほどの投手
13年はエースのF.ヘルナンデス以上の活躍でサイヤング賞投票でも3位。rWAR「7.0」はリーグ1位、この数字は日本人投手歴代1位。メジャー通算の四球率は「1.88」、14年はシーズン「1.06」と抜群の制球力と緩急が持ち味
岩隈久志 2012-17年の平均成績
先発23 勝利11 敗戦7 投球回147 奪三振119 防3.42 rWAR2.8
先発(右) 黒田博樹 #18 185cm/93kg
通算fWAR 22.4 通算rWAR 21.6
08-11/LAD 12-14/NYY 33-39歳 右投右打 先発
MLB通算成績(7年)
先発211 勝利79 敗戦79 投球回1319.0 奪三振986 防3.45
獲得タイトル
特になし
#18 黒田博樹
2012/NYY 37歳 右投右打 先発


野茂以来の日米200勝を達成(日本124、MLB79)
制球力とコーナーワークを巧みに使い、打者に的を絞らせないグラウンドボールピッチャー。メジャー7年で6度も180イニング以上を投げているタフネスと安定感も黒田投手の魅力のひとつ
ストイックな姿勢はドジャース時代の同僚カーショウにも影響を与え、ヤンキースとの大型契約を蹴って古巣である広島東洋カープに復帰した粋な男でもある
黒田博樹 2008-14年の平均成績
先発30 勝利11 敗戦11 投球回188 奪三振141 防3.45 rWAR3.1
リリーフ投手陣
・中継ぎ(右) 大塚晶文/SD・04
登73 S2 H34 投球回77.1 奪三振87 防1.75
・抑え(右) 佐々木主浩/SEA・02
登61 S37 H0 投球回60.2 奪三振73 防2.52
・抑え(右) 斎藤隆/LAD・07
登63 S39 H1 投球回64.1 奪三振78 防1.40
・抑え(右) 上原浩治/BOS・13
登73 S21 H13 投球回74.1 奪三振101 防1.09
リリーフ・候補
(右) 長谷川滋利/SEA・03
(左) 岡島秀樹/BOS・07
(右) 田澤純一/BOS・14
(左)松井裕樹/SD・24
中継ぎ(右) 大塚晶文 #16 182cm/88kg
通算fWAR 5.2 通算rWAR 6.6
04-05/SD 06-07/TEX 32-35歳 右投右打 中継ぎ/抑え
MLB通算成績(4年)
登板236 セーブ39 H74 投球回232.0 奪三振217 防2.44
獲得タイトル
最多ホールド1回
#16 大塚晶文
2004/SD 32歳 右投右打 中継ぎ


04年は抑えのホフマンの前でセットアッパーとしてシーズン最多ホールドの活躍。縦に落ちるVスライダーを武器に高い奪三振率を誇った
06年にはレンジャーズで抑えとして32セーブ。その後はトミージョン手術もあり、活躍期間はわずか4シーズンながらインパクトは十分に残しました。第一回WBC優勝時の胴上げ投手
大塚晶文 2004-07年の平均成績
登板59 セーブ10 H19 投球回58 奪三振54 防2.44 rWAR1.7
抑え(右) 佐々木主浩 #22 cm/kg
通算fWAR 4.1 通算rWAR 3.7
00-03/SEA 32-35歳 右投右打 抑え
MLB通算成績(4年)
登板228 セーブ129 投球回223.1 奪三振242 防3.14
獲得タイトル
新人王
#22 佐々木主浩
2002/SEA 34歳 右投右打 抑え


日米通算381セーブの大魔神
通算129セーブはマリナーズの球団記録
MLBタイ記録116勝チームの抑え
00年に新人王を獲得すると、01年にはイチローと共にマリナーズの116勝に貢献。02年も37セーブを記録して、3年連続で35セーブ以上をマーク
ストレートを見せ球にしつつ、フォークボールを決め球にメジャーでも高い奪三振率(通算9.75)を記録。緩急と抑えとしての経験値で勝負していたタイプ
佐々木主浩 2000-03年の平均成績
登板57 セーブ32 投球回56 奪三振61 防3.14 rWAR0.9
抑え(右)斎藤隆 #44 188cm/90kg
通算fWAR 8.2 通算rWAR 10.5
06-08/LAD 09/BOS 10/ATL 11/MIL 12/ARI 36-42歳 右投右打 抑え/中継ぎ
MLB通算成績(7年)
登板338 セーブ84 H39 投球回338.0 奪三振400 防2.34
獲得タイトル
月間最優秀救援1回
#44 斎藤隆
2007/LAD 37歳 右投右打 抑え


日本から遅れて来た剛腕
06年にガニエと入れ替わる形でメジャー昇格して、リリーフ登板のみで107奪三振、ドジャース新人記録の24セーブを挙げる。07年は抑えに定着して39セーブ、防御率1.40、ERA+319と申し分のない成績
日本時代より10キロ近く球速がアップしたこともあり、斎藤投手は高めのストレートで勝負できた数少ない日本人のひとり。40歳を超えても中継ぎとして成績を残しました
斎藤隆 2006-12年の平均成績
登板48 セーブ12 H6 投球回48 奪三振57 防2.34 rWAR1.5
抑え(右) 上原浩治 #19 187cm/87kg
通算fWAR 11.9 通算rWAR 13.5
09-11/BAL 11-12/TEX 13-16/BOS 17/CHC 34-42歳 右投右打 抑え/中継ぎ
MLB通算成績(9年)
登板436 セーブ95 H81 投球回480.2 奪三振572 防2.66
獲得タイトル
リーグチャンピオンシップシリーズ1回
#19 上原浩治
2013/BOS 38歳 右投右打 抑え/中継ぎ


技巧派の奪三振マシーン
日本人初のワールドシリーズ胴上げ投手
日米100勝・100セーブ・100ホールド
メジャー2年目にリリーフに転向すると精密機械のような制球力と緩急を武器に一気にメジャートップレベルのリリーフ投手に
球速で押すピッチングではなく、ほぼ140キロ台のストレートにスプリットという組み合わせで圧倒的な成績を残した技巧派の完成形
13年にはレッドソックスの守護神としてワールドシリーズ制覇に導きました。この年に記録したWHIP「0.57」は救援投手のメジャー記録。上原投手は球速だけ見たらとてもメジャーリーグで結果を残せるように思えないが、スプリットの落とし方3種類を使い分け、テンポよく投球することで支配力を発揮
高い奪三振率と抜群の制球力からK/BBが1000イニング以上投げたプロ野球投手ではぶっちぎりの1位「6.68」
上原浩治 2009-17年の平均成績
登板48 セーブ11 H9 投球回53 奪三振64 防2.66 rWAR1.5
投手陣
速球とスプリット派の野茂・大谷、技巧派の岩隈・黒田、変化球マスターのダルビッシュとスタイルの違うローテーション
左を一枚入れたい場合は菊池雄星や今永昇太が候補になります。安定感ならヤンキースの田中将大も迷いました。松坂大輔は18勝した年もありますが、日本時代ほどの支配力は発揮できませんでした
2013年の上原投手の成績はリリーフでは、過去日本人最高のスタッツではないでしょうか
