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【今夜の厨房から】山芋の磯辺揚げとだし巻き卵で、平日に乾杯!

なんだかこう、カレンダーのど真ん中で「まだ半分かぁ」なんて、小さくため息をつきたくなる夜。
ガッツリした夕飯を作る気力は、オフィスのロッカーに置いてきちゃったみたい。でも、お腹は空くし、何より「ちょっと一杯」の相棒が欲しい。

(そう、今夜は「お家居酒屋・わたし」を開店するのだ!)

冷蔵庫の野菜室を覗くと、片隅で静かに鎮座していた立派な山芋くんと目が合いました。「お、俺の出番か?」と、その無骨な姿が語りかけてくるよう。そして、卵ケースにはいつもの優等生、つやつやの卵たち。うん、今夜の主役は君たちに決めた!

まずは、優しい甘さのだし巻き卵から。ボウルに卵を3つ、パカッ、パカッ、パカッ。
そこへ、とっておきのかつおだし、お砂糖をひとつまみ、香りづけの薄口醤油をほんの数滴。白身を「切る」ように、でも「泡立てない」ように、お箸でそっとかき混ぜます。

熱した四角いフライパンに、卵液をじゅわ〜っ。甘くて香ばしい匂いが、キッチンの空気を一瞬で「ごちそう」の色に変えていく。1回目、2回目、3回目…。ぷるぷると震える黄金色の布団を畳んでいくような、この作業がたまらなく好き。(よし、完璧なフォルム!)

さて、お次は真打ち、山芋の磯辺揚げ。山芋くんのゴツゴツした上着(皮)をむいてあげれば、まぶしいほどの真っ白な肌。これをシャクシャクと小気味よい音を立てながら、食べやすい短冊切りに。

ボウルの中で、片栗粉と青のりをたっぷりまぶして、緑色のおめかし。170度の油に、そっと彼らを送り出します。しゅわわわわ〜…っという、耳に心地よい協奏曲! 表面がきつね色に色づき、カリッと固まったら、すかさず救出。

(あぁ、この磯の香り、反則だ!)

ほかほかの湯気が立つだし巻き卵を切り分けて、揚げたての磯辺揚げにはパラリと塩をひと振り。お皿に盛り付けたら、準備万端。プシュッと缶ビールの蓋を開けて、さあ、お疲れさまの乾杯です!

まずは、だし巻き卵。はふっ、じゅわ〜…! おだしが口いっぱいに溢れて、優しい甘さが全身に染み渡る…。

そして、磯辺揚げ。サクッ!からの、シャクッ!ホクッ! この食感のグラデーション! 青のりの風味と山芋のほのかな甘み、そこに塩気がキリッと効いて。(あ、これ、ビールが止まらないやつだ…)

特別な材料なんてなくても、ほんのひと手間かけるだけで、いつもの平日の夜が、こんなにも愛おしくなる。熱々のおつまみがあれば、今週の残り半分も、きっとご機嫌で乗り切れるはず。

ごちそうさまでした!

簡単おつまみレシピ
【ぷるぷるだし巻き卵】
* 卵(3個)、だし汁(大さじ3)、砂糖(小さじ1)、薄口醤油(小さじ1/2)をボウルで混ぜ合わせる。
* 卵焼き器を中火で熱し、油を薄く引く。
* 卵液の1/4量を流し入れ、半熟状になったら奥から手前に巻く。
* 巻いた卵を奥に寄せ、空いたスペースに油を引き、再び卵液の1/4量を流し入れる。卵の下にも流し込む。
* 半熟になったら手前に巻く。これを卵液がなくなるまで繰り返す。
* 巻きす(あれば)で形を整え、食べやすく切り分ける。

【山芋のサクサク磯辺揚げ】
* 山芋(150g程度)の皮をむき、1cm角×5cm長さの短冊切りにする。
* ボウルに山芋を入れ、片栗粉(大さじ2)、青のり(大さじ1)、塩(少々)を加え、全体にまぶす。
* 170℃に熱した揚げ油で、表面がカリッときつね色になるまで2〜3分揚げる。
* 油をよく切り、お好みで塩を振る。

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